はなこのアンテナ@無知の知

たびたび映画、ときどき美術館、たまに旅行の私的記録

今日のランチ~友人達との定例ランチ

2015年09月16日 | 「食」についての話題
 今日は、友人2人といつものイタリアン・レストランで、定例のランチでした。

 3人は、息子が通った横浜の中高一貫校で保護者として出会い、かれこれ12年の付き合いですが、それぞれ自宅が東京都大田区、神奈川県川崎市、藤沢市と離れている上に、私以外の二人は普段働いているので、半年に一度の割合でランチを共にする仲です。大田区の友人とは、たまに一緒に映画を見に行ったりもします。

 頻繁に会えるわけではないので、毎回、互いの近況報告で盛り上がります。

 今年はMさんの一番上のお嬢さんが春に結婚。「花嫁の母」ってどんな気分なの?等と聞きながら、結婚式の時の写真を見せて貰いました。私なんていつ「花婿の母」になれるのか皆目見当もつかないので、嬉しさ半分、やっかみ半分(笑)で、彼女の話に聞き入りました。

 また、2番目のお嬢さんの学校の交換留学生制度で、今夏、カナダ(内陸部)から二人の女子高校生をホームステイに受け入れたらしいのですが、朝食のサラダで二人が野菜を殆ど食べないことにまず驚き(生のトマトを出したら、「トマトは生で食べない。炒めて食べるもの」と言われたそうな)、その後、自宅で何を振舞っても、たまに外食に連れ出しても、殆ど何も食べようとしない彼女達にかなり戸惑ったとのこと。「私の料理がよほど口に合わなかったのか?私の方がカルチャー・ショックだったわ」と苦笑いでした。

 一方、Kさんは、ご主人が途中2年間の帰任を挟んで総計6年間の単身赴任を終えて、漸く今年の4月に東京の自宅に戻って来られたとのこと。久しぶりに夫婦水入らずの生活はどう?と尋ねると、「やっぱり、料理作りに張り合いが出るわ。身体のことを考えて何を作ろうか考えたり…」とのこと。それから6年に及ぶ単身赴任の成果として、ご主人がアイロン掛けが上手くなり、ご自身のワイシャツのアイロン掛けもしてくれるので、肘の腱鞘炎に悩む彼女は大助かりなのだとか。

 さらに、これはお気の毒なことですが、今年の6月にお父さんが突然逝去され、それに係る様々な出来事~葬儀から墓探しまで~に、いろいろと考えさせられたそうです。特に、それまで何度も親類や友人知人の葬儀に立ち会っているのに、実の父親の死によって改めて「死」がより現実のものとして胸に迫って来たのだそう。彼女の話に、私も亡き父のことを思い出しました。

 暫く会わないうちに、それぞれの身にも様々なことが起きているのだなあと、改めて思いました。

 さて、行きつけの店は横浜駅東口を出てすぐの崎陽軒本店2階にある「イル・サッジオ("Il Saggio"は「賢人」?)」。南イタリア料理の店です。いつも私が一月前に電話で予約して、1日50食限定の「ボンジョルノ・セット("Buongiorno"は、イタリア語で通常「こんにちは」のことですが…)」を頼みます。これは月替わりで季節の料理を出してくれるので、毎回「今日はどんな料理が出るのか?」と楽しみです。

 今回は以下のようなメニューでした。様々な料理を少しずつ。いろいろ味わいたい欲張りな女性にはピッタリなメニューでしょうか?

 まずは"前菜"。その名も「秋の訪れ アンティパストの盛り合わせ」
 Antipasto misto

 食前の飲み物は3人共、アイス・ピーチティーをオーダー。



 小海老と麦と豆のサラダ

 お酢(バルサミコ酢?)の酸味が程よく効いて、小海老や麦や豆のほんのりとした甘みが引き立つ味でした。






 全粒パンとマッシュルームのクロスティーニ(Crostini)

 イタリアのカナッペ(canape仏)ですね。前菜によく登場する料理のひとつで、一般にはパンの上にレバーペースト等を載せたりするようですが、今回はマッシュルームのペーストが載っていました。ほんのりレバーかウニのような風味もありました。





 ハムとジャガイモとパスタのサラダ

 ごく普通のマヨネーズ味のサラダです。












 自家製のパンとフォカッチャ(Focaccia、Pizza型のパン)。おかわりOK。

 自家製だからいつも焼きたて!3人共、平たいピッツァ型のフォカッチャのパリパリとした食感が大好きで、お腹の膨らみ具合が気になりながらも、ついついおかわりしてしまいます。オリーブオイルを適宜つけて、いただきます。



 (イタリアン・ソーセージ)サルシッチャと秋の味覚のオーブン焼き
Salsiccia al forno con funghi


 程よくスパイスの効いたソーセージに秋の味覚きのこ(しめじ)を添えて…。ソーセージは長さ7~8cm程、直径2cm程で、表面はプリプリ、ザックリ切った断面は挽肉がジューシイで、しっかりと肉の味がしました。



 (温かい)サツマイモのクリームスープ
Zuppa di patate dolce


 濃厚な甘みのサツマイモのスープ。芋ならではの舌触りが後を引きます。



 本日のメインディッシュは魚と肉から、3人共、「イタリア産長期飼育豚」のフレーズに惹かれて肉をチョイス。

 イタリア産長期飼育豚"ドルチェポルコ"の柔らか煮込み
 モッツァレッラチーズのせ

Maiale "Dolceporco" in umido con mozzarella
 
 生ハム用に飼育された豚のバラ肉を、ビールやトマトでじっくり煮込んだ料理とのこと。ソースが程よく絡んだ肉は舌の上でとろけるような柔らかさ。その上に載ったモッツァレッラチーズの風味でさらにおいしく。肉料理に定番のマッシュポテトに、苦味の効いた小松菜を添えて。





秋鮭のトマトクリームソース・スパゲティ
Spaghetti al pompdoro con crema e salmone
 
 秋鮭のほぐし身がたっぷりのトマトソース。少量ながら食べ応えあり。



季節のおすすめデザートとお飲み物
Dolce e caffe

 満腹に近い状態でいただくデザート。これぐらい小ぶりのものを3種いただけるのが良いです。真ん中のプチチューが想像以上に濃厚な甘みでした。



 ベリーソースかけヨーグルトムース?













 プチシュー?















 ぶどうのシャーベット















 私が代表でこの店のポイントカードを持っており、今回はある程度溜まっていたポイントで代金から割引された上に、先日封書で届いたクーポンで飲み物も無料だったので、これだけの料理なのにサービス料込みで、ひとり2,500円弱の出費で済みました。店内の雰囲気、スタッフの細やかな心遣いのサービスも併せて考えれば、かなりリーズナブルだと思います。

 前回と同じく、屋内の吹き抜け空間に突き出た形のテラス席でいただいたのですが、開放感があって心地良かったです。開店して最初にテラス席に通されたのは、早々に予約した賜物なのかもしれません。また、店内には、品良くジャケットを着こなした年配の男性が奥様を伴ってゆったりとランチを楽しんでいる姿もあり、将来自分達もそうありたいねと3人で頷いたのでした。

 こうして半年に一度ランチを共に出来るのも、それぞれの家族が平穏無事だからこそ。そのことに感謝して、次回のランチでの再会を約束し、それぞれに家路についたのでした。

 私は帰りに横浜そごうの地下に寄り、長崎銘菓、福砂屋のカステラをお土産に買って帰りました。夫婦共に大好きなこのカステラ。卵や小麦粉の値上がりで、以前と比べるとかなり高価(←もちろん我が家的にですase)になってしまったのが残念horori


 これだけ食べたのに(夕食も特に量を減らすこともなく普通に食べて)、翌朝恐る恐る体重を量ってみると、増えるどころか減っていました。さまざまな品目を使った料理を少量ずつ食べたのが良かったのかもしれませんね。


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