【1月の指針】目標を定めて計画を立てしっかりとしたスタートを切るべし

【12月の指針】で予告したように、
この冬は日本海側を中心に非常に雪の多い冬らしい冬になっています。

それは12月が「壬子」の月であり、今年が「癸卯」の年であり、
今月が「癸丑」の年だからです。

壬水、癸水は水性の月、季節は冬、方角は北を意味し、
とりわけ癸水は雨や雪、霧など小さな水のことを示しているからです。
だから雪が多いのです。だから冬らしいのです。
60年前の1963年、昭和38年、「癸う」の年は”三八豪雪”といって
日本海側の地域を中心に大きな被害が及んだ年となりました。

そんな今月「癸丑」の十干の「癸」は陰の水性で、
雨、霧、雪、氷、小さな川のせせらぎなど小さい水の意味。
「癸」には水路を測るという意味があり、
ここから測るもととなる基準、
さらには原理原則に基づいて企画や計画を立てるという意味が出てきます。

十二支の「丑」は陰の土性。
「丑」には曲がりくねりながら伸びるということで、
そこから「始める」とか「養う」という意味があります。

すなわち、１年のスタートの時期である今月は、
‟目標を定めて計画を立てしっかりとしたスタートを切るべし”と読みます。

雨だれ石を穿つの例えではありませんが、
たとえ一滴の小さな水でも、
それも長い年月をかけて落ちることで大きな石に穴が開くように、
小さな努力の積み重ねが大きな結果にむすびつきます。
３６５日、日々目立たなくとも着実な努力精進をしましょう！

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