TBS『ウルルン滞在記』の温かみのあるナレーションなどで知られた
俳優の下條アトムさんが1月29日に都内の病院で亡くなられていたことがわかりました。
78歳でした。
下條さんは映画『男はつらいよ』シリーズのおいちゃん役、
俳優の下條正巳さんと女優の田上嘉子さんの長男として生まれ、
玉川学園高等部を卒業後役者の道を志し、
以後60年にわたり芸能界の第一線で俳優、声優として活躍してきました。
私は、下條さんが『ウルルン滞在記』のナレーションを担当する前年の
1994年10月から文化放送で放送された
『下條アトムのいい朝BAOBAB』という毎週土曜朝の番組の構成を担当し、
1998年の4月まで4年半にわたって親しくおつきあいをさせていただきました。
一緒に箱根や那須にも遊びに行きましたし、食事に行ったり飲みに行ったり、
時にはその流れで新宿二丁目のオカマバーに連れて行ってもらったのも
今となっては楽しい想い出です。
出会ったのが30年前で、4年半ほど一緒に仕事し、
その後番組が終了後もしばらく年賀状のやりとりなどを続けていましたが、
お父様の正巳さんのご逝去などがあって年賀状が途絶え、
それから20年、今回の訃報が届きました。
下條アトムさんといえば、ほのぼのとした語り口をされる
おだやかであたたかい親しみのある人柄の方でしたが、
いま改めて下條さんの宿命を見ると
下條さんの起伏に富んだ人生を垣間見ることができます。
そのへんも含め追悼の意味を込めて下條さんの宿命を掘り下げてみたいと思います。
◇下條アトム(1946年11月26日生まれ/78歳)
甲 己 丙 鳳閣星 天印星
寅 辰 亥 戌 禄存星 龍高星 禄存星
卯 ――――― 天堂星 司禄星 天貴星
天 戊 壬 戊
中 乙 甲 辛
殺 癸 丁
下條アトムさんの宿命の概要は以下のようなものです。
※寅卯天冲殺(跡継ぎ運)
※陽占の中央の十大主星は龍高星。
発想も動きもユニークで面白いおしゃれでスマートな人。
禄存星が2つもありものすごく人に対して気を使ってくれる人。
北方に鳳閣星があり天印星、天貴星がある非常に無邪気で子供っぽさを残した人。
禄存星+司禄星+鳳閣星で一生お金には困らない人。
※禄存星が左右にあるので恋多き人で二度婚タイプ。
※日支の「辰」と年支の「戌」は東西対冲で人生は波乱が多い。
※「甲辰」の日居天中殺がある
下條さんは跡継ぎ運の寅卯天中殺らしく
お父さんの下條正巳さんと同じく役者の道を進み、
プライベートでもご両親と二世帯住宅で暮らしていました。
下條さんは陽占の東方に禄存星があるので
女性に優しい惚れっぽいタイプ、たしかにモテました。
その禄存星が西方にもある〈左右同星〉、
昔でいう〈妻妾同宮〉の型通りで、二度の結婚・離婚歴があります。
私が仕事をご一緒している当時は
二度目のご結婚をされている時でしたが、
一度目の結婚の話は一切聞いたことはありません。
ですから以前に離婚歴があるということは知りませんでした。
それでいてご両親と二世帯住宅で住んでいるというのですから、
下條さんって親孝行だし愛妻家で家庭的な方なんだ思っていたので、
その後、ある女優さんとの不倫愛の噂が出たり離婚をされたと聞いて、
ああ実は見かけよりも宿命通りに近い人なのかもしれない思ったものです。
そんな下條さんが宿命に持っていたのが〈日居中殺〉です。
命式の日干支が「甲辰」か「乙巳」の場合、
つまり「甲辰」の日と「乙巳」の日に生まれた人の宿命には
〈日居中殺〉という宿命天中殺があります。
下條さんの日干支は上記のように「甲辰」ですから〈日居中殺〉があるのです。
〈日居中殺〉を持つ人は精神の持ち方と実際の行動がバランスが悪く、
しかもそのギャップが大きいといわれます。
たとえていうと、
ひとりの人間の中に大人と子供が同居しているようなものというか、
非常にしっかりしたもっともらしいことをいうかと思ったら、
その一方で非常に子供っぽい行動をしてしまうのです。
時間や約束を守るのは社会人としての基本だと言いながら、
自分がちょくちょく遅刻をしたり約束を守れなかったりするというような具合です。
このようなことから〈日居中殺〉を持つ者は外見と内見のギャップが激しく、
見た目は大人なのに中身は子供のままの部分があるといった不思議な要素を持つわけです。
そのため、子供の頃はお年寄りに可愛がられ年上の友達とのつきあいが増える一方、
自分が年寄りになると若い人たちとつきあうというケースが出てくるので、
その結果、同世代の友達があまりいないという状態になるわけです。
下條さんもそんな”おとな・こども”の側面を持っていたように思います。
シビアで理屈っぽいことをいう反面、
非常にむじゃきで子供っぽい要素も持っておられました。
私より8つも年上でしたが、とても憎めないステキな先輩でした。
少しだけ大運にふれておきましょう。
【大運】
(初旬) 4歳~庚子 車騎星・天恍星
(2旬)14歳~辛丑 牽牛星・天南星
(3旬)24歳~壬寅 龍高星・天禄星※大運天中殺
(4旬)34歳~癸卯 玉堂星・天将星※大運天中殺
(5旬)44歳~甲辰 貫索星・天堂星※大運天中殺、西方律音
(6旬)54歳~乙巳 石門星・天胡星※大運天中殺
(7旬)64歳~丙午 鳳閣星・天極星
(8旬)74歳~丁未 調舒星・天庫星
4歳からの(初旬)は車騎星大運。
けっこうやんちゃで勝気、活発な子供だったのかもしれません。
14歳からの(2旬)は牽牛星大運。
下條さんは高校卒業後父・正巳さんと同じ役者の道を志し
民藝の俳優教室に通い始めますが、
その時の態度が少し生意気だったようでクビになってしまい、
しばらくはバイトで食いつなぐ苦しい時代が続いたようです。
しかし、この時期の苦労が(3旬)からの〈大運天中殺〉の稼働につながります。
1969年、NHKの朝ドラ『信子とおばあちゃん』でドラマデビュー。
その後は順調に俳優としての実績を積み上げてきました。
ちなみに(5旬)(6旬)の大運干支は「甲辰」「乙巳」の日居中殺干支なので、
この20年間も〈大運天中殺〉となり、
下條さんの場合は40年間が〈大運天中殺〉となります。
そして、『ウルルン滞在記』の仕事の終了と大運天中殺が抜けるのがほぼ同じころでした。
近年は74歳からの(8旬)調舒星大運がまわっていました。
孤独に徹し、芸を極めていく10年です。
そんな大運の中での年運を見てみましょう。
2023年癸卯 玉堂星・天将星 害 半会 支合
2024年甲辰 貫索星・天堂星 律音 △ 対冲
今年(旧暦ではまだ2024年)1月29日に亡くなられた下條さんですが、
実は2023年に「急性硬膜下血腫」で入院、以後、闘病生活を送られていたそうです。
その2023年は癸巳年で寅卯の年運天中殺、しかも西方に〈害〉=病気が出ていました。
下條さんの78歳で天に召されました。
おそらくお父様の正巳さんも88歳まで長生きされたはずだし、
まだまだお元気で頑張れたのになぁと思わずにはいられません。
下條アトムさん、どうぞ安らかに。謹んでご冥福をお祈りいたします。合掌。
◎本日の教訓:晩年の天中殺の中に害がまわっていた時は健康に気をつけよう!
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俳優の下條アトムさんが1月29日に都内の病院で亡くなられていたことがわかりました。
78歳でした。
下條さんは映画『男はつらいよ』シリーズのおいちゃん役、
俳優の下條正巳さんと女優の田上嘉子さんの長男として生まれ、
玉川学園高等部を卒業後役者の道を志し、
以後60年にわたり芸能界の第一線で俳優、声優として活躍してきました。
私は、下條さんが『ウルルン滞在記』のナレーションを担当する前年の
1994年10月から文化放送で放送された
『下條アトムのいい朝BAOBAB』という毎週土曜朝の番組の構成を担当し、
1998年の4月まで4年半にわたって親しくおつきあいをさせていただきました。
一緒に箱根や那須にも遊びに行きましたし、食事に行ったり飲みに行ったり、
時にはその流れで新宿二丁目のオカマバーに連れて行ってもらったのも
今となっては楽しい想い出です。
出会ったのが30年前で、4年半ほど一緒に仕事し、
その後番組が終了後もしばらく年賀状のやりとりなどを続けていましたが、
お父様の正巳さんのご逝去などがあって年賀状が途絶え、
それから20年、今回の訃報が届きました。
下條アトムさんといえば、ほのぼのとした語り口をされる
おだやかであたたかい親しみのある人柄の方でしたが、
いま改めて下條さんの宿命を見ると
下條さんの起伏に富んだ人生を垣間見ることができます。
そのへんも含め追悼の意味を込めて下條さんの宿命を掘り下げてみたいと思います。
◇下條アトム(1946年11月26日生まれ/78歳)
甲 己 丙 鳳閣星 天印星
寅 辰 亥 戌 禄存星 龍高星 禄存星
卯 ――――― 天堂星 司禄星 天貴星
天 戊 壬 戊
中 乙 甲 辛
殺 癸 丁
下條アトムさんの宿命の概要は以下のようなものです。
※寅卯天冲殺(跡継ぎ運)
※陽占の中央の十大主星は龍高星。
発想も動きもユニークで面白いおしゃれでスマートな人。
禄存星が2つもありものすごく人に対して気を使ってくれる人。
北方に鳳閣星があり天印星、天貴星がある非常に無邪気で子供っぽさを残した人。
禄存星+司禄星+鳳閣星で一生お金には困らない人。
※禄存星が左右にあるので恋多き人で二度婚タイプ。
※日支の「辰」と年支の「戌」は東西対冲で人生は波乱が多い。
※「甲辰」の日居天中殺がある
下條さんは跡継ぎ運の寅卯天中殺らしく
お父さんの下條正巳さんと同じく役者の道を進み、
プライベートでもご両親と二世帯住宅で暮らしていました。
下條さんは陽占の東方に禄存星があるので
女性に優しい惚れっぽいタイプ、たしかにモテました。
その禄存星が西方にもある〈左右同星〉、
昔でいう〈妻妾同宮〉の型通りで、二度の結婚・離婚歴があります。
私が仕事をご一緒している当時は
二度目のご結婚をされている時でしたが、
一度目の結婚の話は一切聞いたことはありません。
ですから以前に離婚歴があるということは知りませんでした。
それでいてご両親と二世帯住宅で住んでいるというのですから、
下條さんって親孝行だし愛妻家で家庭的な方なんだ思っていたので、
その後、ある女優さんとの不倫愛の噂が出たり離婚をされたと聞いて、
ああ実は見かけよりも宿命通りに近い人なのかもしれない思ったものです。
そんな下條さんが宿命に持っていたのが〈日居中殺〉です。
命式の日干支が「甲辰」か「乙巳」の場合、
つまり「甲辰」の日と「乙巳」の日に生まれた人の宿命には
〈日居中殺〉という宿命天中殺があります。
下條さんの日干支は上記のように「甲辰」ですから〈日居中殺〉があるのです。
〈日居中殺〉を持つ人は精神の持ち方と実際の行動がバランスが悪く、
しかもそのギャップが大きいといわれます。
たとえていうと、
ひとりの人間の中に大人と子供が同居しているようなものというか、
非常にしっかりしたもっともらしいことをいうかと思ったら、
その一方で非常に子供っぽい行動をしてしまうのです。
時間や約束を守るのは社会人としての基本だと言いながら、
自分がちょくちょく遅刻をしたり約束を守れなかったりするというような具合です。
このようなことから〈日居中殺〉を持つ者は外見と内見のギャップが激しく、
見た目は大人なのに中身は子供のままの部分があるといった不思議な要素を持つわけです。
そのため、子供の頃はお年寄りに可愛がられ年上の友達とのつきあいが増える一方、
自分が年寄りになると若い人たちとつきあうというケースが出てくるので、
その結果、同世代の友達があまりいないという状態になるわけです。
下條さんもそんな”おとな・こども”の側面を持っていたように思います。
シビアで理屈っぽいことをいう反面、
非常にむじゃきで子供っぽい要素も持っておられました。
私より8つも年上でしたが、とても憎めないステキな先輩でした。
少しだけ大運にふれておきましょう。
【大運】
(初旬) 4歳~庚子 車騎星・天恍星
(2旬)14歳~辛丑 牽牛星・天南星
(3旬)24歳~壬寅 龍高星・天禄星※大運天中殺
(4旬)34歳~癸卯 玉堂星・天将星※大運天中殺
(5旬)44歳~甲辰 貫索星・天堂星※大運天中殺、西方律音
(6旬)54歳~乙巳 石門星・天胡星※大運天中殺
(7旬)64歳~丙午 鳳閣星・天極星
(8旬)74歳~丁未 調舒星・天庫星
4歳からの(初旬)は車騎星大運。
けっこうやんちゃで勝気、活発な子供だったのかもしれません。
14歳からの(2旬)は牽牛星大運。
下條さんは高校卒業後父・正巳さんと同じ役者の道を志し
民藝の俳優教室に通い始めますが、
その時の態度が少し生意気だったようでクビになってしまい、
しばらくはバイトで食いつなぐ苦しい時代が続いたようです。
しかし、この時期の苦労が(3旬)からの〈大運天中殺〉の稼働につながります。
1969年、NHKの朝ドラ『信子とおばあちゃん』でドラマデビュー。
その後は順調に俳優としての実績を積み上げてきました。
ちなみに(5旬)(6旬)の大運干支は「甲辰」「乙巳」の日居中殺干支なので、
この20年間も〈大運天中殺〉となり、
下條さんの場合は40年間が〈大運天中殺〉となります。
そして、『ウルルン滞在記』の仕事の終了と大運天中殺が抜けるのがほぼ同じころでした。
近年は74歳からの(8旬)調舒星大運がまわっていました。
孤独に徹し、芸を極めていく10年です。
そんな大運の中での年運を見てみましょう。
2023年癸卯 玉堂星・天将星 害 半会 支合
2024年甲辰 貫索星・天堂星 律音 △ 対冲
今年(旧暦ではまだ2024年)1月29日に亡くなられた下條さんですが、
実は2023年に「急性硬膜下血腫」で入院、以後、闘病生活を送られていたそうです。
その2023年は癸巳年で寅卯の年運天中殺、しかも西方に〈害〉=病気が出ていました。
下條さんの78歳で天に召されました。
おそらくお父様の正巳さんも88歳まで長生きされたはずだし、
まだまだお元気で頑張れたのになぁと思わずにはいられません。
下條アトムさん、どうぞ安らかに。謹んでご冥福をお祈りいたします。合掌。
◎本日の教訓:晩年の天中殺の中に害がまわっていた時は健康に気をつけよう!
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