こころの文庫(つねじいさんのエッ!日記)

家族を愛してやまぬ平凡な「おじいちゃん」が味わう日々の幸せライフを綴ってみました。

因果だなあ

2016年04月08日 01時18分01秒 | 文芸
スーパーでパート勤めをして、

食品に

賞味期限や消費期限のあることを知った。

毎日の品出し業務以上に、

賞味期限や消費期限のチェックは

欠かせない重要な仕事だった。

かなり期限があっても、

次々値引きシールを貼っていく。

それでも売るのだから

納得できた。

 ところが期限切れを迎えると、

即廃棄処分にする。

ドリンクなどビン物は

中身を流し捨てるなど

徹底していた。

食品をごみ袋に放り込みながら、

(勿体ない。

こんなん罰当たりや)と

慙愧の念に堪えながらの作業となった。

 前に働いていた弁当製造工場では、

食品や食材の廃棄量が

あまりに多くて、

いつの間にかマヒ状態に。

平気で

ポイポイ捨てたものだ。

 それがスーパーで

小口の食品廃棄を目の当たりに、

昔人間の勿体ない意識が

頭をもたげた。

それでも、

捨てなければ

仕事にならない。

食品を扱う仕事は

実に因果な商売だった。

 
コメント
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