こころの文庫(つねじいさんのエッ!日記)

家族を愛してやまぬ平凡な「おじいちゃん」が味わう日々の幸せライフを綴ってみました。

若き演奏家たち

2017年07月10日 01時06分38秒 | Weblog
いま深夜1時半。
ひとつ部屋をはさんだ別室から、
バイオリンとピアノの音が
ひっきりなしに聞こえる。
来週16日に実施予定のハチドリ祭りで、
演奏する娘の練習である。
ピアノ伴奏は娘の高校時代の同窓生。
いまは京都芸術大学ピアノ専科生。
コンクールで優勝もしている
ピアニストである。
音大に進まなかった娘が、
片田舎のイベントで演奏するのに、
進んで伴奏をやってくれているらしい。
考えてみれば、
娘は音高で
素晴らしい仲間たちと
知り合ったものだ。
春には、
同窓生が集まって演奏会をやっている。
娘は演奏する側ではなく、
ピアノ演奏の、
楽譜捲りと事務局を担当している。
同窓生全員の結集で開かれた、
コンサートは、
感動の渦だったらしい。
音大の現役生が持てる力を、
フルに発揮したのだ。
そんじょそこらの演奏会で
終わるはずがない。
娘は自分の立ち位置を
ちゃんと把握している。
音楽の世界にかけようとする仲間たちを
生かすための黒子役も、
そう考える娘の意志だったらしい。
そして、
今度は自分がソリストとして演奏するのに、
一流への道を突き進むピアニストが、
手弁当で支援してくれている。
セミプロどまりの娘に、
付き合っても、
彼女には得にならないと思うが……?

ピアノの音は、さすがにランクが違う。
その伴奏に生かされて
娘のバイオリンも、
いつもを超越する、
いい音色を出している。
相乗効果という奴だろう。

娘と仲間の練習はまだ激しく続いている。
(?)
よく知っているメロディーが流れてきた。
情熱大陸のテーマー曲である。
葉加瀬太郎が、
私たちの心に響かせ届けてくれた情熱を、
いま娘たちが演奏している。

しばし、ワード打ちの手が止まり、
聞きほれてしまった。

年頃になって父親と距離を取り始めた娘だが、
その演奏が耳に届く距離にいられる幸せに、
いまわたしは酔い痴れている。

ちなみに、
今回のイベントは、
震災復興支援にエールと支援金を託す
ボランティアイベントです。

福岡・大分のみなさん。
負けないで頑張ってください!
そういうことしかできない現実が空し過ぎます……!
コメント
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