こころの文庫(つねじいさんのエッ!日記)

家族を愛してやまぬ平凡な「おじいちゃん」が味わう日々の幸せライフを綴ってみました。

火の用心

2021年02月04日 02時24分45秒 | 日記
静まり返った深夜。
一段と寒さが増している。
また一枚重ね着をした。
寒いときはこの手に限る。
一昨年ようやく付けた暖房機は、
この冬殆ど動いていない。
上等な毛布と重ね着で何とかなるものだ。
しかし重ね着もダルマ状態になると、
もうひと前には出られない。
12月生まれの沽券にかかわる。(我ながら情けない言い分である。笑)

そういえば小学生だった頃、
凍えるような夜、
隣保の子供たちが集って夜回りをしたっけ。
当時は書く隣保に子供会があり、
四季を通じたいろんな行事を子供会単位でやったものだ。
冬は「火の用心」と連呼して隣保内を回った。
年長者が拍子木を叩き、
他の子供たちは「火の用心」と呼びかけた。
考えてみれば、
夜中に騒がれるのは迷惑だったろうなあ。
それでも、子供会がやれば感謝されるのだ。
しかし凍える冬の夜、
街灯などない昔の夜は真っ暗闇だった。
子供会のメンバーの一人が提灯役で、
みんなを誘導していたのを、うろ覚えしている。
終わった後は、
世話係の親からおやつを貰えた。
夜回りに参加する楽しみの一つ。
当時は毎日おやつを貰えるような裕福な時代ではなかった。
子供に何かをさせるためには、
おやつは馬の鼻先に人参を突き付けるようなものだった。(笑)
コメント
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