こころの文庫(つねじいさんのエッ!日記)

家族を愛してやまぬ平凡な「おじいちゃん」が味わう日々の幸せライフを綴ってみました。

釘倒し

2021年02月08日 04時34分55秒 | 日記
「いたい!」
久しぶりの日曜大工。
釘を打つより指を叩く方が多い。
叩いた指をくわえて痛みを紛らわすのは、
今も昔も同じ。
五寸釘を眺めていると、(そういや、釘で遊んでたっけ)
今のようにおもちゃ屋ゲームなどが日常ではなかった
むかしの子供は身近にあるものを使って遊んだものだ。
男の子と女の子の遊びはまるっきり違っていたなあ。
「釘倒しすっか」「かえしすんど」
誰かが言い出すと始まった。
僕らはぺったんのことを「かえし(かいし)」と言っていた。
一番手っ取り早かったのは釘倒しだった。
釘刺しと一般的に呼ばれていたらしく、
陣地取り遊びの一種らしかった。
僕らがやったのは正真正銘の釘倒し。
釘を刺し合ってた倒し合いを競った。
倒せば自分のものになった。
年齢の上下は関係なく釘しだいだから、
みんな懸命になったものだ。
それでも僕は勝ったためしはなかった。
倒した釘をせしめた仲間はひとときヒーローになる。
その仲間が自慢顔するのを、
羨ましく指をくわえてみるのが常だった。
あの頃に負け犬根性が身についてしまったのかなあ。(苦笑)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする