こころの文庫(つねじいさんのエッ!日記)

家族を愛してやまぬ平凡な「おじいちゃん」が味わう日々の幸せライフを綴ってみました。

わが結婚は奇跡だった

2022年03月22日 02時26分45秒 | 日記
ここ数日天候不順続き。
強い雨も降る始末。
雨の上がった畑に出てみると、
冬場は草一本なかったのが、
にょきにょきと頭を出した雑草が、
あちこちで一人前に育っている。
雑草は春の本格化を、
教えてくれているかのようだ。
休日の妻も畑に姿を見せて、
私は引き抜き、妻はカマを振るった。
周囲を駆け回る源ちゃんは、
時々そっと覗きこむ。
何かと競い合う
夫婦の仲介役を務めてくれる彼に感謝だ。
しかし夫婦になって、
40年を越そうという今が奇跡だと思える。
「お前が結婚できたん奇跡以外の何物でもない!」
と友人に言われたほど、
結婚とは無縁の性格だった私。
人見知り、無口、自己アピールのできない優柔不断……、
どう考えても結婚に結びつかない日々を送るしかなかったのだ。
ただ唯一の趣味というか、
生きがいになりつつあったアマ劇団活動を、
懸命に取り組む私の姿が、
妻の目に留まったのが運命、
運命は結婚生活を与えてくれた。
当時33歳、妻は20歳、
外野から見れば、
不釣り合いそのものだったに違いない。
それが結ばれたというのは、やはり運命というしかない。

じつは実生活で結婚どころか、
女性と恋愛する機会もなかった私が、
なんと5回結婚式を上げていた。もちろん舞台で演じた役柄である。
お芝居の役、時には皮肉極まるキャスティングになるものだ。
それが5回も!
よく芝居の競演で恋愛が始まり、
結婚へなんて話は聞くが、
私の場合は一切なかった。
芝居に打ち込む私の生真面目さが、
女性を近よせなかったのだろう。
芝居バカだったわたしを理解できた相手が、
唯一妻だったのだ。
ただ、今や妻は現実の生活を重視するようになり、
定年後の私は男のロマン(?)一筋。
いやはや、いつまで妻は我慢を貫いてくれるだろうか。定かではない。(苦笑)
コメント
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