こころの文庫(つねじいさんのエッ!日記)

家族を愛してやまぬ平凡な「おじいちゃん」が味わう日々の幸せライフを綴ってみました。

老いてはまりこむ

2022年03月20日 11時17分15秒 | 日記
紙芝居のプランを練っていると、
30代の頃の記憶が蘇る。
それまでは大人や青年をターゲットの、
芝居つくりだった。
お菊皿屋敷伝説、キャッスルロードなど、
姫路を舞台にしたオリジナル芝居も。
芝居の基本稽古の一つに取り上げて、
姫路の各地域の公園を巡演に回ったのをきっかけに、
依頼されたのが子供劇。
それまで興味もなかったジャンルだったが、
頼まれて断るのは嫌で取り組んだ。
絵本児童書などを読み漁り、
舞台化した第1弾が「おむすびころりん」
架空の惣太少年を主役に、
おじいさん、ネズミさんたちとの触れ合いを、
劇的(?)に仕上げたものだった。
それが結構評判だったのに味をしめて、
「メルヘン劇場」と銘打ち、
「オズの魔法使い」「大泥棒ホッツェンプロッツ」
「フランケンシュタイン」「モモと時間泥棒」などなど。
いつしか子供の世界を描くことが楽しくてたまらなくなった。
芝居を引退し老人となってしまった今も、
子供劇への愛着は尽きない。
その思いを少しでも実現したくて、
紙芝居にはまり込んだのが60代後半。
若い頃と違い、体が動かない、
声が出にくいなどなど、
老いと向き合いながらの挑戦である。
精一杯の表現で子供たちと共有する、
メルヘンファンタジー世界を、
すこしでも長く求め続けたいと、
思いは強まる一方なのだ。(苦笑)

さあ春が来た。
つねじいさんの紙芝居、開幕の季節である。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする