こころの文庫(つねじいさんのエッ!日記)

家族を愛してやまぬ平凡な「おじいちゃん」が味わう日々の幸せライフを綴ってみました。

もう夢中

2015年11月20日 09時07分35秒 | 文芸
小学校高学年になると、各クラスに月刊の少年誌と少女誌が一冊づつ配本された。

家で雑誌を買うゆとりのない貧しい世の中だった。

 私のクラスは『少年』と『なかよし』。

毎月配達されると回し読みする。終わると隣のクラスと取り換えた。

隣のクラスは『ぼくら』『リボン』。

とにかくむさぼるように読んだ。

『鉄腕アトム』『鉄人28号』『矢車剣之助』など連載漫画にドキドキワクワクしっ放し。

 少年誌を読み終わると、少女誌も読みたい。

ただ、(男が女の子の漫画を読むなんて恥ずかしい!)時代。こっそり読んだ。

どちらも面白いのは同じ。『リボンの騎士』『マキの口笛』『おてんば天使』みな面白かった。

 別冊付録は読み、組み立て付録はクラスでくじ引き。

当たると嬉しくて堪らなかった。 

月刊誌の発売日が近づくと、勉強どころではなかったのを懐かしく思い出す。

 
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わぁ~

2015年11月19日 00時21分01秒 | Weblog


17日に加西市の『ふく蔵』を会場に“手作り11人展”へ足を運びました。

酒造会社の酒蔵を活用したスペースは、いい雰囲気です。

イラストレーターの村山ゆかりさんにもらった案内状を手に、会場へ。

レストランと酒造会社の製造直売所を併設したスペースの奥に展示会場が。

ひと通りまず見て回りました。

みなさん素晴らしい作品ばかりです。

値札がついてるので、みなさんプロなんでしょうね。

村山さんのイラストは、ホッと心を癒してくれます。

兎のイラストが素敵だ。

娘が兎をペットにしているので、やはり身近に感じます。

実物も、目の前のイラスト画も、癒しを与えてくれます。

ただ、懐が貧しくて、皆さんの素晴らしい作品を購入できません。

死ぬまで甲斐性なしを思い知らされそうです。

でも、まだ生きています。

今日拝見した作品群の魅力で、また生きる張り合いを得られたようです。

私にとって芸術は、いつもそうなんですよ。

また、いい作品展、見に行きたいですね。


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お仕事

2015年11月18日 00時12分56秒 | 文芸
雪が積もるとの天気予報。通勤のため、それなりの覚悟を決めて二時間も早く起きた。

 自宅から県道まで細い農道が通じる。

雪が積もれば、スリップして車は県道までとてもたどり着けない。

県道まで出れば、車の通行もあり、車は走れるが、そこまで行けない。

 朝ごはんを済ませて早速重ね着、カッパと長靴で用意万端。

家を出ると、雪を踏みしめて慎重に進む。

溝が雪に覆われて見えなくなっているから、探り探り歩くのだ。県道に出ると、時々「ギュルギュル」とチェーンを鳴らし脇を通過する車にビクッとしながらも、黙々と歩くしかない。

責任を感じながら。

 いつもの二倍近くかかり勤務時間に間に合う。

ホッとする暇もない。ちゃんと仕事は待っている。

制服に着替えて、職場に入る。

 台風や大雨でも、そう簡単に遅れたり休んだり出来ないのが仕事なのだ。

通勤に悪戦苦闘しながら、それをこなして定年を迎えた自分を、いま誇らしく思っている
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やったー1

2015年11月17日 02時07分52秒 | 文芸
十時開館。

シャッターが開くと五分前から並んでいた数人が、アセアセと急ぎ足で図書館に入る。

抜きつ抜かれつで、新聞閲覧コーナーへ。

到着順にお目当ての朝刊を手にする。

まさに競争社会、図書館も例外ではないのだ。

これぞ本物の図書館戦争である。

 新聞を読み終わると、次は雑誌コーナーで週刊誌、月刊誌が待っている。

とはいえ、ここもまた奪いっこの場である。

本日発行の雑誌はなかなか読めやしない。

自分で購入しているから家でゆっくり読めばいいのに、なぜか図書館戦争に一度参加すると、その虜になってしまう。

緊張感を絶やさず誰かが返却するのをすかさずゲット。(やったー!)と、とにかく嬉しい。

 さて新聞にしろ雑誌にしろ、読みたいのが誰かの手にあると、読みたくもない新聞雑誌を読むふりをしながら、周囲にアンテナを張り巡らす。

この努力が、日々の図書館戦争に勝利する心得だと最近知ったばかりである。
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もう止まらない

2015年11月16日 00時29分51秒 | 文芸
 胸を轟かせながら新宿御苑駅に。原稿資料を詰め込んだケースを抱えて出版社へ。
「本を出そう!」そう思ったのは、定年退職を機に入院生活を余儀なくされてから。(老い先が短い!)を初めて実感したのだ。
 焦りが生まれた。自分が生きた証しを何か残したい!若い頃は演劇に没頭、結婚してからは仕事、家庭を守るための平凡な人生。振り返って気付いた。文章を書く。投稿と公募に挑戦。他の何よりも長く続けている。これこそわたしの生きた証しなのだ。見つけた!
 公募や投稿で活字になったものを読み直すうちに、夢見る少年に戻った。歳を経て見なくなった夢。それをいま見始めた。
 出版社の相談会。説明で知った総費用!ひるみかけたが、人生最後の夢。グッと足を踏ん張る。夢は思いもしない勇気をくれる。
世界でただ一冊の本を出そう!余生は夢の実現のため。段ボールに詰めた自作の再推敲だ。そして資金を稼ごう!もう止まらない。
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運の悪さを自慢するぞ!

2015年11月15日 00時05分49秒 | 文芸
14日。前から予定していたウォーキングに参加すべく北条鉄道の法華口駅へ向かった。

ところが雨天中止だとか。昨日の雨が嘘みたいに上がっていたのに、「なんぜ?」。

仕方ないので北条駅目指して歩いて帰途に着く。

播磨下里、長駅と通過したころに、ポツポツ。(嘘だろ)

播磨横田駅手前で雨脚が激しくなった。

結局家に辿りついたときにはグッショリだ!

なんとまあ。。運が悪い。

そう、私のこれまでの人生は運の悪さとの共存だった。

12日の旅行で、観光バスの車内でのビンゴゲーム。

その結果が、私の運の悪さを証明していた。

いち早いリーチが、結果的にビンゴならず。

実はこれまでの人生を通じてビンゴや懸賞で当選した経験が皆無なのだ。

そして、わが人生の歩みも、口にしたくないほど挫折挫折の連続だったのだ。

風痛なら絶望して人生を捨ててしまうところ。

しかし、わたしはしぶとく生き残った。

妻を得て、4人の子供に恵まれたのだ。

運の悪い男が、どう生きたのか、ちょっと回帰してみようかな。
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旅行記・3

2015年11月14日 02時17分41秒 | 文芸
12日朝8時。三谷温泉・松風園を出発。

20分ほどで蒲郡海鮮市場に。いやあ、すごい人です。

焼きイワシが目玉らしく、店頭で山盛りに陳列されている。

ここもいろいろ試食。佃煮系と煮魚が多い。

アサリうどんなんてのもあるぞ。ちなみにガマゴリうどんと命名されている。

ほかにアカザエビが名物らしいが、見た目はザリガニの赤いやつだ。美味いんかな?

結局試食だけで何も買わず。年金暮らしはこんなものだ。

市場のみなさん、ごめんね。

続くは大樹寺。徳川家康公の墓があるとか。

境内から岡崎城が見えるとガイドがあった。

確かに見えるが、遠くて小さくぼーっとかすむ。老眼で白内障一歩手前じゃ仕方ない。

そして一番の見もの。八丁味噌の郷に到着だ。

みそ造りの老舗とあって、蔵の中は豪快なたるの展示場だ。

みそのにおいに包まれた工場見学は、実に癒される。

日本人でよかった!

またまたちなみに、中国の方のツアー客も、かなり多かったっけ。

最後は信楽焼きの窯元。

すごいすごい!狸が所狭しと鎮座してオムカエである。

そんな中でで異彩を放つカエルとフクロウの像。

狸には悪いが、フクロウに心を奪われた。ただ15万円。

とても手も足も出やしない。

貧乏を思い知らされて、一路帰途についたのだった。

ああ、お土産物は、途中の赤松サービスエリアで買うという顛末。

結局想定通りの旅となったのです。





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旅行記2

2015年11月13日 12時29分11秒 | 文芸
なばなの里。翡翠でお昼です。アサリの釜めしがメイン。

食後は園内を散策。平日昼間のはばなの里は静かで、どちらかと言えば私好み。

鏡池のとてつもない鯉ににた大きな魚が3匹悠然と泳いでいる姿に驚かされた。

花はシーズンオフなのか華やかさに欠けている。そのままバスにとっとこと。

熱田神宮を回り、美浜えびせんべいの里へ。

かなり大きな製造直販工場。コーヒーが無料なのは、最近どこの直販所と同じだ。

しかしせんべいの種類が多い。全部試食して回ったっが、腹いっぱい。

食傷気味で結局買う気にならなかったのは皮肉だ。

泊りは三谷温泉松風園。ついたロビーが6階になる摩訶不思議な建物。

おりておりて一階の増築された感の強い奥まった部屋の4人部屋があてがわれた。

しかしまあ、宴会場も大浴場もたどり着くまでが大変。迷路なのだ。






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またまた旅なのだ

2015年11月12日 03時37分42秒 | Weblog
やっと帰り着いた。今月は旅行づいている。今回はR会の慰安旅行で、愛知の蒲郡近辺。朝7時30分に近くの空き地に集合した一行は大型観光バスに乗車。ワイワイと騒がしくスタート!2号車で、後部に座る。市R連合会100数名の参加者が5台のバスに分乗と、かなり大がかりである。とはいえ、メンバーは老人。さてどうなりますやら。向かったのは、よくテレビで拝見する“なばなの里”そこで昼食だ。イルミネーションで有名だが、昼間の平日、閑散としている。高速道でのトイレ休憩に地夜サービスエリアも静かなものである。こんな時間に旅を楽しめるのも、歳を取ったおあかげかなと、ちょっぴろ複雑な思い。眠いので続きは明日また。



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ふるさと

2015年11月10日 00時59分39秒 | 文芸
播州歌舞伎発祥の地、わが町加西市。播磨風土記に記された歴史を彩るヒロイン根日女。古墳に眠る美女伝説を芝居にしたのは、四十代後半。市外で三十年近くアマチュア劇団活動に没頭した私は、故郷に錦を飾ったのだ。
 声をかけたのは、地元の活性化に励む青年会議所のメンバー。「ぜひ、あなたの故郷に演劇文化を根付かせて頂きたい」と懇願された。
 実は生まれ育って四十数年の故郷だが、播磨風土記や歴史ある古墳群など郷土の知識は皆無だった。あろうことか、演劇に打ち込みながら、播州歌舞伎発祥の地に住んでいることすら知らずにいた。情けない限りである。
 一念発起、加西の地を自分の五感で確かめ、その魅力を発掘することから芝居作りをスタートさせた。文献をあさり、古跡を巡る。昔をよく知る古老を訪ね歩き、話を聞いた。
 驚きの連続である。わが故郷に、これほど豊かで素晴らしい歴史と伝承があった!
「わしらの王女さまを、お願いしますわ」
 ある古老の言葉。古代の美しきヒロイン『根日女』へ地元民の素朴な慕情。熱く強い。
 半年近く『根日女』と向き合った。脚本を書き、演出に全精力を注ぐ。集った市民メンバーは二十数人。他に「何でもいいから、ぜひ手伝いたい」と五十人近い参加者。その熱気の凄さ。溢れる郷土愛に呑みこまれた。
 知れば知るほど、やればやるほど、加西の魅力は無限に思えた。故郷を愛する熱い自我が、ようやく芽生えはじめるのを悟った。
「……この賀茂(大和朝廷時代の加西市)の大地を、豊かな山里を、住む民人を愛することから、すべてを始めましょう!」
 大和の皇子に向ける愛より、身近にある故郷のすべてを愛する大事さを、『根日女』に語らせた瞬間、加西は私の『故郷』となった。
 万雷の拍手の中、降りた幕の向こう。演じた者、裏方に徹したもの、誰も彼も、新たに得た郷土愛の感動を共有する最高の日だ。
古里は近くにありて、つかむものだった!
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