こころの文庫(つねじいさんのエッ!日記)

家族を愛してやまぬ平凡な「おじいちゃん」が味わう日々の幸せライフを綴ってみました。

期待いっぱい

2016年02月19日 01時01分58秒 | 文芸
20日に、

久々の遠出が待っている。

西尾市吉良町がその目的地。

生まれてこの方、

足を踏み入れたことがない。

つまり

未知の土地だ。

実は、

公募「尾崎士郎賞」の表彰式がある。

佳作に入ったのだ。

こんなきっかけがないと、

とても行けない。

まして、

いい年になってしまうと、

出不精になってしまいがちだ。

これは、

行くっきゃないってわけ。

いい刺激を得られそうだ。



昨年は

東京、岐阜、福島と、

やはり

表彰式に出向いた。

文章を書く楽しみが、

旅行につながる。

土地の人との出会い、

そして

心弾む旅情……!

ただ、

一人旅は、

ちょっと寂しい。

といって、

もう妻は置いた亭主に同行する気は、

さらさらないのだから仕方がない。



さて、

今回の旅は片道5時間程度。

ラクラクだ。

それでも、

パソコンに向かって、

路線を検索し、

周囲の地図を引っ張り出す。

旅程を考えるのは、

いい頭の体操でもある。

用意は万端だ。

子供のころ、

遠足を前にした夜に

寝られなかったように、

高齢者になっても、

やはり

眠れそうにない。

それも2日も3日も前からである。



いい旅になるように、

願ってやまない。

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はぁ~~!

2016年02月18日 02時15分01秒 | 文芸
藤原和博さんの講演は

2時間余り。

元リクルートの社員で、

日本最初の民間校長に。

びりクラスの学校をトップにまで。

その履歴はそうそうたるものだ。

風貌は、

自称される通り、

まさに「さだまさし」。

興味つつ耳を傾けた。

「本を読む人だけが手にするもの」

藤原氏の著作どおり、

その教育論というか、

人生論というか、

いつのまにか虜にされていた。

時代が

一変している

それを受けいれて、

これまでの「正解至上主義」を

「納得解」を作り出す

頭の切り替えを

しなければ、

時代を攻略できないのだ。

単純頭で理解できるのは、

こんなところだが、

それなりに

思い当たることがある。

遅い年齢化かもしれないが、

いまから、

そんな自分をつくりあげよう。

大量生産は、

もう時代遅れ、

いまや少量生産すら、

時代に合致しない

個別生産時代なのらしい。

B型人間の私には、

好都合な時代なのかもしれないが、

古い時代を生きてしまっている。

固まってしまった観念を、

どう柔軟に変えていけるか?

まあB型らしく、

気楽に

無責任に

かんがえていくことにしよう。

どうせ

残るは10年にも満たぬ人生なんだよなあ。



はぁ~。

成長のない自分を

改めて発見させられた講演だったぞ。
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誰だって

2016年02月17日 00時33分50秒 | 文芸
運動は苦手だった。

兄は小さい頃から走り回り、

体育の授業に

模範演技をさせられる程だから、

私の運動神経の鈍さは

目立った。

 小学校体育の時間、

棒のぼりでサナギ同然に

棒にかじりついたまま

固まってしまい、

友達に大笑いされた。

以来、

劣等感に取りつかれ、

体育の時間が

大嫌いになった。

 授業が終わって、

友達が遊んでいても、

仲間に加われなかった。

今思えば

クラーい男の子だった。

ひとりで

ノートや教科書の白い部分に

落書きを書き殴り、

本を読み耽った。

「写生大会金賞は、

〇〇君です。

おめでとう」と、

朝礼の時間、

みんなの前に呼び出され、

校長先生から賞状を受け取った、

あの晴れがましい日は忘れられない。

その瞬間、

友達の私を見る目が、

嘲りから羨望に変わったのだ。

 小学校を卒業するまで、

絵のコンクールはすべて入賞。

本の朗読も

みんなが驚く程

うまくやってのけられた。

私にだって

できることがあるんだ!

そんな自信を、

私は自力で

手に入れたのだ。

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寒中ウォーク

2016年02月16日 01時17分28秒 | 家族
15日。

藤原和博さんの講演を聴きに、

神戸まで足を運んだ。

会場はハーバーランドにある、

産業振興センター内のホール。

「本を読む人だけが、

手にするもの」刊行記念講演。

神戸新聞ブッククラブ(KBC)主催。

応募で参加券をゲットしたのだ。



昨日の春到来がウソみたいに、

寒い冬の再来にブルブル。

久々のハーバーランドも、

厳寒修行さながら。

モザイクもウミエも、

駆け足ウィンドショッピング。

海を控えているだけに、

特別冷たく感じる。

ひょいと目に入ったのは、

会場に設えられた、

アイススケートリンク!

10数人の若者が滑りを楽しんでいる。

眺めているだけで、

もうアカン!

寒い!



講演会は、

夕方6時半からだ。

まだ4時間ある。

時間を

なんとか潰さないと……!

お昼は、朝握っておいた

おむすびを2個食べた。

佃煮コンブと梅干。

自分で作ったコメをたいた

これが格別にうまい。

もう外食のごはんは食べられない。



さあ

腹ごしらえは万全だ。

時間いっぱい使って、

寒中ハーバーランドウォーキングと

しゃれこんでみましょう。



頭の活性化に

刺激ある講演の話は、

明日に回しましょう。

ちょっと

疲れ気味なので、

今日は、

もう

「おやすみなさい!」

(また風邪ひいちゃったかな……?」


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やり直し

2016年02月15日 01時18分46秒 | 文芸
「Sくん、放課後、ちょっと残っといて」
 T先生は授業が終わると、そう声をかけた。国語の教科担任だった。実家がお寺でカマキリを彷彿とさせる容姿の特異な先生だった。
 あまり勉強が好きじゃない私も、国語だけは違った。他教科では取れない成績を得ていた。それにしてもクラス担任でもないT先生に呼ばれる覚えは何も浮かばなかった。
「どうかな?先生は君を推薦したいんだけど」
「え?」
 耳を疑った。T先生は私に弁論大会に出場しろと言うのだ。二か月後に加古川地区の防犯弁論大会がある。学校の代表選手として参加……とんでもないと思だった。先生は何か誤解しているのだ。
 私は一年遅れの生徒だった。前の学校を一年生の途中で退学している。受験し直して今の高校に入った。クラスメートには気付かれていないが、落第生の意識は私を支配していた。出来るだけ目立つまいと思うから、友達も作らず、休み時間はいつも一人ぼっちだった。別に不満はなかった。早く学校生活が終わればいいと願う毎日だった。根暗で何を考えているのか得体の知れない生徒だと思われても当然だった。
 そんないないも同然の生徒の何に期待しようと言うのだろう、T先生は。
「きみなら大丈夫。もしかしたら入賞できるぞ」
 私の乗り気のなさを気にする気配もなかった。
「先生。ぼく……人前で喋るなんて、とてもできないです……」
「いいか。君はクラスで一番朗読が上手だ。いや学校で一番だと思う。それを弁論に生かせれば鬼に金棒さ。弁論の仕方は先生が教えてやるから」
 勉強を程々に抑えている私も、国語の時間は違った。教科書を読むのは小学校時代から得意だった。他教科の成績が悪くても国語だけはいつもトップの成績だった。だから今も国語の時間は特別だった。でも、朗読が上手いと言うだけで、弁論大会もうまく行くとは限らない。まして防犯弁論である。前の学校で非行少年を経験した私に、防犯をテーマ―に聴衆に訴える資格があるとはとても思えない。まして落第生も同然だと言うのに。
「それに、君にはみんなに聞いて貰えるいい体験をして来たじゃないか」
「!」
 ドキッとした。T先生は知っている。何もかも、ちゃんと、知っている、私の過去を。
「……先生!」
「忘れるな。今の君はちゃんとやり直して前向きに進んでいるんだぞ。立派じゃないか。その経験で得たものを正直にみんなに伝えるんだ。逃げたり立ち止まったりしないこと。これから君が誇りを持って生きるためだ。どうだい、先生がサポートする。一緒にやろう」
 T先生の目が私に語り掛けていた。真剣そのものの先生の思いを感じ取った私は頷いた。
 翌日の放課後から二週間、T先生とマンツーマンで特訓が続いた。他に選ばれた候補者が三人、切磋琢磨し合った。そして最終的に学校代表に私が選ばれた。
「思い切って君の気持ちを叫べばいいからな」
 本番の日、壇上に上がる私の背中をポンと叩いた先生。振り返らなくても先生がどんな顔をして私を送り出したのかは分かった。
(他の人とは違って君は貴重な体験をして来たんだ。それをどう乗り越えたのか、みんなに伝えてやれ。それで君は自分を取り戻せる)
 何度も聞かされた先生の言葉を思い出した。
 聴衆の拍手にやっと我に返った。震えの止まらない足を何とか進めて先生のもとに。
「よかったよ」
 たった一言。全身の力が抜けた。
 結果私は二位入賞だった。その瞬間から私の新たな青春がスタートした。今の私に繋がる大きいものを先生はくれたのだ。

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舞う雪に

2016年02月14日 02時44分19秒 | 文芸
結婚記念日に

湯村温泉へ向かった。

実は

娘のプレゼント。

仕事も三年目で、

少し余裕ができたのだろう。

キャンペーンで

安くなってるのを見つけたからと、

予約してくれた。

 十二月初め。

妻と一緒に旅立った。

結婚二十三年目。

慌ただしかった新婚旅行以来、

やっと迎えた

夫婦水入らずの温泉旅行だった。

 ところで、

二十数年ぶりに

得られた二人きりの時間。

これにどうも

うまく対応できない。

いつも

四人の子供に囲まれての生活。

それが二人きりでは、

何をしても話しても

ちぐはぐになる。

しらけて

焦りを感じ始めたとき、

冬の温泉が

しっかりと

サポートしてくれた。

 二人で

離れにある家族風呂に向かった時、

庭を突っ切る

石の道に雪が舞い始めた。

風呂に浸かって眺める、

しんしんと降り続く白いもの。

幻想的だった。

現実を忘れさせた。

 湯上りに

顔を合わせた私と妻の間に、

もう敷居はなかった。

冬の温泉にぬくもった旅情は、

夫婦に

若い熱情を

取り戻させてくれた

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イクジジの怒り

2016年02月13日 01時16分46秒 | 文芸
新年早々に出産の娘が,

里帰り。

旦那さんは仕事で忙しく、

育児休暇など無縁。

一週間近く。

赤ん坊の世話を

私と妻が

手助けするのだ。

 しかし

育児は大変。

授乳、

排泄処理、

お風呂……

手伝うことは限りなくある。

泣く赤ちゃんをあやすのも

並大抵じゃない。

夜泣きが始まると、

もう寝ていられない。

 第一子だけに

娘も試行錯誤の連続だ。

私と妻は

四人の子育てをしてきたが、

最終の育児は二十年前。

もう

育児のコツは

どこへやら状態。

まして、

子育てが

少しきつく感じる

年齢になった。

こればかりは

どうしようもない。

 それでも、

娘のために

精一杯頑張る。

まして

初孫だから可愛い。

イクメンならぬ

イクジイとイクババは、

毎日ジタバタと

赤ちゃんに翻弄されながらも、

幸福を味わっている。

 ふと見たニュース。

イクメン宣言議員の不始末。

謝罪会見にも呆れた。

ジコチュー男に

育児などできるはずがなかろう!

腹立たしい。

 抱く赤ん坊の笑顔が、

怒りを鎮めてくれる。
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ショコラをかじったら

2016年02月12日 01時46分37秒 | 文芸
やっと風邪の菌が、

遠くへ離れていってくたぞ。

とはいえ、

まだ菌の残党が残っている。

油断は禁物だ。

久しぶりにゆっくりと

お風呂に入った。

気になっていたひげも剃った。



気分がよくなって、

ふと目が留まったテレビ画面。

{ショコラ」

チョコレートの映画?

バレンタインにひっかけて、

サンテレビも、

やってくれるやないか。

電気カーペットの上にごろり。

ごくごくお気楽な気持ちで、

映画鑑賞をスタートさせた。



「……!」

いつのまにか、

体を起こして、

物語の中に、引っ張り込まれていた。

ジュリエット・ピアシュのヴィアンヌがいい。

ジョニー・デップのジプシー青年ルーも、

いつもながらの魅力が、

頑なな因習の守護神といえる

アルフレッド・モリーナのレノ伯爵の存在感と、

その目がまた最高。

そして、

そして、

あの私好みの、

ジュディ・デンチ演じる

老女アルマンドは、

さすがに貫禄十分だ。

なんたって、

歴史を賭ける名作、

「007」の女ボスMなのだから。



粒ぞろいのキャストが、

それぞれの持ち味を生かしきった

アンサンブルは、

この老体に、

久しぶりの青春回帰を与えてくれた。



いやあ~!

映画っていいもんですね。

もう風邪など、

完全に、どっかへ、

行っちゃいましたぞ。

一級品の感動を与えてくれた。



















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川柳ごっこ

2016年02月11日 01時00分43秒 | 文芸
伝書鳩 帰巣するより 恋うつつ




初釜で おもてなしする やまと姥  




安いから 釜揚げうどん ファンです




大釜で こころ炊き出す ボランティア




ふろ釜は 狭くて充分 別居中 




釜めしは 炊き込みご飯とどう違う?




大失敗 それでも生きる わが人生




大失敗 笑っておしまい ビッグダディ 




生欠伸 夫婦げんかも もう終盤    




出るあくび 寄席にしわよせ デート維持




深呼吸 あくびよ消えろ 会議中




涙みせ あくびごまかす おんなワザ 




あくびを 出物はれ物 一緒にすな 




墓碑名 刻まれし叔父と ビルマ名




戦争は 希望も夢も 知らぬ顔




戦争に 正義もとめる エゴ世界




お正月 一人で過ごす めでたさよ




凧あげて コマ回すのは どこの国? 




地球だって 惑星のひとつ 威張るなよ




暗記した 惑星の数 子と違う




スターウォーズ 惑星賭けた チャンバラだ




夢じゃない 惑星旅行 金ですよ




惑星の 寿命にぎる 天の神




気前いい 所信表明 不信感




中身なし 所信表明 票もなし




湯気のせい? 眼鏡くもって みな美人




湯気香る 炊き立てごはん もう一杯




ホカホカと 懐炉要らずの 豚饅頭




タコ坊主 怒らせヤバい カッカッカッ




温泉は 湯気の向こうに 恋が待つ




朝ドラの ストーリー知らぬ おじいちゃん




ヒロインが 若すぎファンを 止めました



ああ無情 結婚離婚も インスタント




湯を足して 三分待つのだ よき昔




即席と 言ってた時代が 懐かしい




コーヒーは インスタントで なに悪い  




インスタント過ぎ付いてけぬB型さん 




俺の城 自慢じゃないが ウサギ小屋




天空の 城に憧れ ビデオ見る




城跡は 野望こやしに 草まみれ 







天守閣 格安ならば 住んでやる  




城めぐり 男ひとりで 姫めぐり   




告白を した数だけの 失恋日




不倫でも 友達ですと ベッキー流 




告白も 土下座で許す 日本流




告白を しても叶わぬ 高望み




告白に 重みがかけた 若い人 




アップルパイ リンゴ味かと 赤っ恥




蜜入りの リンゴに馴染めぬ 青森派




































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はあ~しんどい

2016年02月10日 03時11分38秒 | 文芸
パソコンの前に座っているのがつらい。

ブログを書く気力がない。

そう

風邪ひきさんだ。

一週間近く赤ちゃんのく孫娘を、

お風呂に入れる役目を、

勤めてきたが、

これが風邪を呼んだ。

半身浴状態で、

赤ちゃんを湯に浮かべた状態で、

15分近く。

頭や顔を洗ったり、

体の隅々まで洗ってやる。

気持ちよさそうに寝入る赤ん坊を、

起こさないように優しく湯の温かさを味合わせてやる。

30分近く入ってることもある。

風呂の湯温は40度。

普段は42度で入ってる。

だから、

やはり寒い。

2日まえ、かなり冷え込んだ。

ブルッと来たと思ったら、風邪ひきさんである。

頭が痛い。

続々と悪寒が襲う。

「赤ちゃんにうつさないでよ!」

手厳しいわが娘は

母親の顔になっての宣告だ。

つらいね、おじいちゃんはさ。

昼間は、

仕方がないから近くのイオンに足を向けた。

世間はバレンタイン商戦で、

喧騒としている。

マスク姿の胡散臭い白髪のおじいさんは、

いる場所がないではないか。

方法の体で帰宅したが、

娘の目は、

やはり厳しい!

だいたい、

風邪というやつは

ロクなやつじゃない。

私の限られた余生を、

無駄に送らせるのだ。

これまでも、

幾度となく

風邪のおかげで、

どれだけ時間を無駄にしたことか。

「風邪ひいてまんねん」じゃ済まないんだよ。

とはいっても、

今は風邪を治すのが先決だ。

アイスノンを頭に張って、

横になっていると、

「お風呂の時間よ。

〇〇ちゃん待ってるよ」

「おれ、

風邪ひいてんだぞ」

「なに甘えてんの。

さあ、早く!」

イヤも応もない。

ふと見ると、

わが愛娘の視線がきつい。

「毛是うつさないで、おとうさん」

分かってるよ。

でも、どうしたらいいんだ?

おとうさんの悩みの夜は、

まだまだ続きそう。



いま深夜3時。

なんとかパソコンに向かう気力が

出てきたようだ。

遅まきながらブログの更新である。

ハア~、

しんどい!、









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