早いもので、はや十二月です。

『師走より クリスマスだよ 十二月』
(しわすより くりすますだよ じゅうにがつ)
『雲まみれ 上弦の月の 十二月』
(くもまみれ じょうげんのつきの じゅうにがつ)
『天気図は 西高東低 冬めくや』
(てんきずは せいこうとうてい ふゆめくや)
『見上げれば どこにもありそな 冬の空』
(みあげれば どこにもありそな ふゆのそら)
『冬晴れや 授業中 外を見る』
(ふゆばれや じゅぎょうちゅう そとをみる)
『冬の日の 何時にうれしや 日の長く』
(ふゆのひの いつにうれしや ひのながく)
『冬ざるる 駐車場は 空きばかり』
(ふゆざるる ちゅうしゃじょうは あきばかり)
『岸の孫 何を防ぐや 冬の雨』
(きしのまご なにをふせぐや ふゆのあめ)
『願わくば 紅葉時雨を 明日までも』
(ねがわくば もみじしぐれを あすまでも)
『消えるなよ 空も気も晴る 時雨虹』
(きえるなよ そらもきもはる しぐれにじ)
『手を出して 安心の雨 冬時雨』
(てをだして あんしんのあめ ふゆしぐれ)
『帚目に 枯葉ちらほら 侘と寂』
(ほうきめに かれはちらほら わびとさび)