子鷺 (庄下川にて)
『山茶花は 塀から顔を 覗かせて』
(さざんかは へいからかおを のぞかせて)
『冬半ば 俺には俺の 風を呼ぶ』
(ふゆなかば おれにはおれの かぜをよぶ)
『冬の朝 まず一番に 喉の飴』
(ふゆのあさ まずいちばんに のどのあめ)
『都鳥 主のごとく 振る舞いぬ』
(みやこどり あるじのごとく ふるまいぬ)
『凪の川 鷺を映して 陰と陽』
(なぎのかわ さぎをうつして いんとよう)
『河豚の毒 知らない訳じゃ ないけれど』
(ふぐのどく しらないわけじゃ ないけれど)
『昔から 痺れるほどに 美味の河豚』
(むかしから しびれるほどに びみのふぐ)
『孤の時間 楽しく寂し 冬の午後』
(このじかん たのしくさびし ふゆのごご)
『世の中は 鷺を鴉と 言いくるめ』
(よのなかは さぎをからすと いいくるめ)
『冬暁や 黄金世界 冴え冴えと』
(とうぎょうや おうごんせかい さえざえと)
『南天は 北へ北へと 枝を出し』
(なんてんは きたへきたへと えだをだし)
『冬創句 嫁の居ぬ間の 苦の時間』
(ふゆそうく よめのいぬまの くのじかん)
『青鷺の 嘴荒れて 風通る』
(あおさぎの くちばしあれて かぜとおる)
『寒空に 街宣の声 耳につく』
(さむぞらに がいせんのこえ みみにつく)
『冬木立 ぽつんと一本 寂しかろ』
(ふゆこだち ぽつんといっぽん さびしかろ)
『苔生すは 冬ざれの石 我が墓石』
(こけむすは ふゆざれのいし わがぼせき)
『熱燗や 喉元締めて ぐっと飲む』
(あつかんや のどをばしめて ぐっとのむ)
『冬の旅 今日の一歩は どこへやら』
(ふゆのたび きょうのいっぽは どこへやら)
『冬の旅 明日を信じて 往くばかり』
(ふゆのたび あすをしんじて ゆくばかり)
『テレショップ 役者の顔に 寒き笑み』
(てれしょっぷ やくしゃのかおに さむきえみ)
『山茶花は 塀から顔を 覗かせて』
(さざんかは へいからかおを のぞかせて)
『冬半ば 俺には俺の 風を呼ぶ』
(ふゆなかば おれにはおれの かぜをよぶ)
『冬の朝 まず一番に 喉の飴』
(ふゆのあさ まずいちばんに のどのあめ)
『都鳥 主のごとく 振る舞いぬ』
(みやこどり あるじのごとく ふるまいぬ)
『凪の川 鷺を映して 陰と陽』
(なぎのかわ さぎをうつして いんとよう)
『河豚の毒 知らない訳じゃ ないけれど』
(ふぐのどく しらないわけじゃ ないけれど)
『昔から 痺れるほどに 美味の河豚』
(むかしから しびれるほどに びみのふぐ)
『孤の時間 楽しく寂し 冬の午後』
(このじかん たのしくさびし ふゆのごご)
『世の中は 鷺を鴉と 言いくるめ』
(よのなかは さぎをからすと いいくるめ)
『冬暁や 黄金世界 冴え冴えと』
(とうぎょうや おうごんせかい さえざえと)
『南天は 北へ北へと 枝を出し』
(なんてんは きたへきたへと えだをだし)
『冬創句 嫁の居ぬ間の 苦の時間』
(ふゆそうく よめのいぬまの くのじかん)
『青鷺の 嘴荒れて 風通る』
(あおさぎの くちばしあれて かぜとおる)
『寒空に 街宣の声 耳につく』
(さむぞらに がいせんのこえ みみにつく)
『冬木立 ぽつんと一本 寂しかろ』
(ふゆこだち ぽつんといっぽん さびしかろ)
『苔生すは 冬ざれの石 我が墓石』
(こけむすは ふゆざれのいし わがぼせき)
『熱燗や 喉元締めて ぐっと飲む』
(あつかんや のどをばしめて ぐっとのむ)
『冬の旅 今日の一歩は どこへやら』
(ふゆのたび きょうのいっぽは どこへやら)
『冬の旅 明日を信じて 往くばかり』
(ふゆのたび あすをしんじて ゆくばかり)
『テレショップ 役者の顔に 寒き笑み』
(てれしょっぷ やくしゃのかおに さむきえみ)