俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

菅野 美穂

2006年12月11日 | 俳句
青鷺 庄下川にて


『冬の虹 雨の棒とて 暗記する』
(ふゆのにじ あめのぼうとて あんきする)

『冬の空 虹色使って 絵を描こう』
(ふゆのそら にじいろつかって えをかこう)

『冬の虹 見たいと思えば 出るものさ』
(ふゆのにじ みたいとおもえば でるものさ)

『手を繋ぎ 二人で潜る 冬の虹』
(てをつなぎ ふたりでくぐる ふゆのにじ)

『消える間に 渡って往こうよ 冬の虹』
(きえるまに わたってゆこうよ ふゆのにじ)

『冬の海 虹の足をば 見つけたり』
(ふゆのうみ にじのあしをば みつけたり)

『冬半ば 虹の七色 夢の中』
(ふゆなかば にじのなないろ ゆめのなか)

『残菊や 残り香強く 生き長く』
(ざんぎくや のこりがつよく いきながく)

『質素なり 我が生誕日 沢庵忌』
(しっそなり わがせいたんび たくあんき)

『年の暮 年賀の創句 嫁不満』
(としのくれ ねんがのそうく よめふまん)

『冬薔薇 我はあなたに 相応しき』
(ふゆそうび われはあなたに ふさわしき)

『冬暁に 下弦の月の 負けにけり』
(とうぎょうに かげんのつきの まけにけり)

『大根は 胃に良いらしく 今日も出る』
(だいこんは いにいいらしく きょうもでる)
                {今日は、胃に良い日}

『霜晴れや 日毎新たに 感じられ』
(しもばれや ひごとあらたに かんじられ)

『見渡せば 枯野の先に 花野見ゆ』
(みわたせば かれののさきに はなのみゆ)

『冬木立 ぽつりと立ちて 揺るぎ無く』
(ふゆこだち ぽつりとたちて ゆるぎなく)


『庄下川 雪の化身か 白き鯉』
(しょうげがわ ゆきのかしんか しろきこい)

『川の鴨 流さる時は いと速き』
(かわのかも ながさるときは いとはやき)

『冬鶺鴒 首を突っ込み 水浴びす』
(ふゆせきれい くびをつっこみ みずあびす)

『菅野美穂 我が天使なり 冬の夢』
(かんのみほ わがてんしなり ふゆのゆめ)
             {ウメーシュの宣伝を見て。美咲ちゃんごめん。}