酔い日は佳い日

日々の食卓、晩酌事情。by こたりん

和風ナシゴレン。

2017-05-08 | こしらえた話。
あくまでも勝手なネーミングである。
雰囲気がそれに似ているので。

時々食べたくなって、時々こしらえる。
本来ナシゴレンとはインドネシアの焼きめしのことで、当地の独特な香辛料の効いたソース的な物で味をつける。
一方、我が家の香辛料の効いたソース的な物とは「三升漬け」。唐辛子を麹と醤油で漬けたものだから、一応和風と言ってみた。


もちろん辛い。辛くしようと思えば、もっと辛くもできる。
その辛さに、卵の黄身のまったり感が加われば、さらに旨い。

でもコレね、辛いから旨いってもんじゃないんだな。
辛ければいいのなら、豆板醤だっていいんだろうが、三升漬けだから旨いんだな。
それなりに時間をかけ熟成したものは麹のまろ味が増し、辛さにも味があるんだな。

と、ここまで書いておいて・・・

三升漬けって誰でも知ってると思っていたら、どうやら全国区のものではないという事実を知ったのは数年前のこと。
北海道の郷土料理、あるいは、東北でもちらほらと、食べられている(造られる)ものらしい。
材料は唐辛子、麹。どちらも北海道にしかないというものでもない、いや、日本ならどこにでもあると思うようなものだが、これが郷土料理といわれるのが何だか不思議。

まあ、全国で知られているのに北海道だけが知らない、というよりはいいけど(笑)

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