HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

Rくん、両手そろえてドレミファソ

2020年11月30日 | いろんな歌・いろんな曲

Rくん(年長):

このところ一気にレベルが上がってきたRくん。

やる気・実力ともに満々です。

教室に入って、まずはさっさとピアノの所へ行き、発表会に弾く「ビッグ・ベンのかね」と「ハッピーバースデー」を弾いて、もうOK。

先生が「じゃあ、いつもの本出してね。あの、黄色い本」と言う間もなく

「わかってるよ!」と譜面台に本を広げて、次々ページをめくっていきます。

丸のついたページをめくっていったら、先週やった「いっしゅうかん」のページが開きました。Rくんの知らなかった歌だけど、みょーに調子よく、楽しそうに弾いていた曲です。

「これ、マルがついたけど、おもしろかったよね」と先生が誘い水。

「もう一回、やってみようか?」

「うん、いいよ」

♪ にちようびにいちばへでかけ いととあさをかってきた

テュリャ、テュリャ、テュリャ、・・・

イラストと歌詞を見ながら大きな声で歌い、そのあと楽譜を見ながらピアノで弾きます。

慣れるとどんどん弾ける調子よい曲。

Rくん、その勢いで次々ページをめくり、ロンドンばし、かたつむり、めだかのがっこう、とけいのうた、おおきなふるどけい、ハイホーと弾き進めていきます。

「あっ、次の曲はもう『パート3』だよ。左手の場所が変わるんだよ」先生が言いました。

もう1冊使っている「たのしいピアノレッスン」でも この前ポジションが変わりましたが、ここで再度確認します。

「今まで、この音符(左手のソの音)は4の指で弾いてたよね?」

「うん」

「だけど、今度は1の指で弾くの。ほら、左手のソの音を4の指から1の指に変えて。そしたら、今までド、シ、ラ、ソ、って弾いてたのがソ、ファ、ミ、レ、ってなって・・・全部の指を使ったらソファミレドになるでしょ。ほら、こっちから弾いたら、ドレミファソ。」

「ほんとだー!」

Rくん、大発見!という声で叫びました。

「右手といっしょに、そろえてやってごらんよ」と先生から言われて、両手ユニゾンでドレミファソ、を弾いてみます。

うわあー、すごい音だ。

「かっこいいよね」先生から言われて、Rくん誇らしげに目を輝かせています。

「こっちの本もやってみるよ」と、「たのしいピアノレッスン」の本を譜面台に置いたところで、お迎えの時間となりました。

来年の春には小学校に上がるRくん、今ちょうど「伸びるモード」に入ってきたかもな、と思いました。

いろんな曲のページをめくる間、楽譜をさがす間、ちょっとした合間ごとに、Rくんは「テュリャ、テュリャ、テュリャ、・・・」と口ずさんでいました。(笑)

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「チューリップ」はヨナ抜き音階

2020年11月25日 | いろんな歌・いろんな曲

さっきの日記でちょっと書いた「チューリップはヨナ抜き音階」ということ。

「ヨナ抜き」の「ヨナ」とは、「4(ん)番目」と「7(な)番目」のことで、ヨナ抜きというのは、音階の中の4番目と7番目の音抜き、その音がない、ということです。

ハ長調のヨナ抜き音階に例を取ると、ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、、ド、と、4番目のファ、7番目のシがありません。

これは日本でもともと使われていた歌や音楽に由来しています。

民謡とか演歌、それとか琴や三味線、雅楽などの古い音楽は、西洋音楽とちがった独特の音階で作られていて、それが「和風」の雰囲気を出しています。

日本に西洋音楽が入ってきて、「唱歌」などが作られ始めたのは明治時代ですが、西洋の音楽理論、記譜法を使っていても、それまでに耳なじんだ「ヨナ抜き音階」の世界観が染みついた日本人には、作る側も聞いたり歌ったりする側も、この音階による旋律が心地良かったのでしょう、そのため、そのころ作られた曲には「ヨナ抜き音階」の曲がとても多いのです。

「チューリップ」「はとぽっぽ」「おしょうがつ」「まめまき」など、文部省唱歌にたくさん見られます。

また、それ以降時代が進んでも、ヨナ抜き音階による曲は日本人の耳にとても受けがよく、歌謡曲などにもよく使われていますよ。

みんなも「ヨナ抜き音階」の曲をさがしてみてね。

ちなみに、ヨナ抜き音階の曲は、黒鍵だけで全部弾けます。

ためしに「チューリップ」を、上の画像で赤いマークのついている音を「ド」と考えて弾いてみましょう。

ねっ、ぜんぶ黒鍵だけで弾けるでしょ。

余談ですが、スコットランド民謡でも似たような音階を用いた曲がたくさんあります。
「蛍の光」とか「庭の千草」とかの曲が、なんとなく懐かしい感じを誘い日本人好みと言われるのは、この「ヨナ抜き音階」で日本の歌との共通点があるからです。

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Rちゃん、ピアノ伴奏お願い。「スヌーピーのハッピーダンス」

2020年10月16日 | いろんな歌・いろんな曲

Rちゃん(小4):

今年の発表会では、オープニングで鉄琴のパートを弾くことになったRちゃん。

自分のソロ曲「パイレーツ・オブ・カリビアン」、Mちゃん(高1)とのアンサンブル「WAになっておどろう」、そしてオープニング「ウィンター・ワンダーランド」の鉄琴。

その他に、もうひとつ。

「Rちゃん、これやってみて。できたら、Rちゃんに弾いてもらいたいんだ」

先生が渡したのは、今年の新入生、保育園生たちが弾く「スヌーピーのハッピーダンス」の楽譜です。

「伴奏なの。責任重大な役なんだよ」

「え~、R、責任重大やだ~」

そう言うのもごもっとも。

実をいうと、Rちゃんはヒバリ教室の小学生たちの中ではレッスン歴が浅く、本来なら伴奏役はまだ・・・というスタンスです。

でも、この「スヌーピーのハッピーダンス」に似合うのは、意外とRちゃんの力強いピアノタッチじゃないかな、と思いました。

この曲は、ジャズ・ピアニストのヴィンス・ガラルディが作った「Rinus And Lucy(ライナスとルーシー)という曲が元になっていて、パワフルなピアノワークがごきげんな曲です。

Rちゃんにとっては、異例の大抜擢(ばってき)なこの伴奏。

とりあえずやってみて、ということにしています。

これができれば、一躍 大躍進となるはず。

がんばってほしいです。

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アルパカ一万尺🎵

2020年08月19日 | いろんな歌・いろんな曲

Kちゃん(年長)

今年の初めからピアノを始めたKちゃん、先週「よいこのピアノ1」が終わり、新しい本をもらいました。

「うたえる!ひける!ピアノ曲集1」です。

Kちゃんは、さっそく音符を見ながら弾いてきていました。

知っている歌がたくさん載っていて、きれいなイラストも付いています。

「よいこのピアノ」で習った範囲の音符で、知っている歌が次々弾ける!

Kちゃんは次々ページをめくっていきます。

「アルプス一万尺」のページが開きました。

「この歌、知ってる? 🎵アルプス一万尺〜」先生がちょっと歌ってみました。

「知ってるよ!」Kちゃんは大きな声で、元気よく歌い始めます。

🎵アルパカいちまんじゃく、

  こやぎのうーえで

そうかー、アルパカかぁ。「アルプス一万尺」って、動物がいっぱい出てくるんだアルパカ子やぎ

私が今まで描いていた「アルプス一万尺」の光景とは全く違った、賑やかな光景が目に浮かびます()

先生も一緒に大合唱。 

 

🎵ラーンラララ ララララ、

  ラララララ、ヘイッ!

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レッスンはじめ・木曜日

2020年01月09日 | いろんな歌・いろんな曲
Kさん(メンズ):
弾き語りをやりたい、とピアノを始めて半年です。
今回Kさんが選んできたのは「ハナミズキ」でした。Kさんの音域とピアノでの弾きやすさを考えて「G」のキーでのコード進行をお伝えしてあったのですが、Kさんが コードの基本形や転回形を織り交ぜて使いながら、ベースが音階の下降型になるようにして弾いていたのでびっくりです。
「私、このようにしてって言いましたっけ?」と聞いたら「この曲では言われてませんが、前に何度か習った進行と同じようだったので…」と、ちゃーんと「カノンコード」を見抜いていたんですよー すごい\(^o^)/
 
Cちゃん(小2): 
「先にこれ弾きたい!」と、この間あげた「モアナと伝説の海」のテーマ曲「どこまでも」のコード譜を出しました。
メロディーだけじゃなく、ちゃんとコードで伴奏をつけて弾いてるので驚きです。「だってCちゃん、ちゃんとコードわかるもん。C、D、E…って数えれば」と、全部のコードを見つけて弾いてる。すごい。まだ2年生なのに立派。\(^o^)/
 
Mちゃん(小4):
いつもきちんと練習してきて、期待を裏切らないMちゃん。新年になってもそれは変わらない。テキスト、バーナム、どれもしっかり弾けて、その上に「モアナと伝説の海」も楽しそうに弾いてました。どの曲を弾く時も、顔じゅうに笑顔がいっぱいに広がって「ウフフ🎵」と声が出そうにニコニコして弾いてるMちゃんです。\(^o^)/


Hちゃん・USAと夕日

2019年01月18日 | いろんな歌・いろんな曲
Hちゃん(小5):
「練習できてない…」というので、
「じゃAちゃんのレッスンの間、エレクトーンで練習してていいよ」というと、ヘッドホンをつけてエレクトーンに向かい、一心に弾いています。
Hちゃんの番がきて、「威風堂々」はもう卒業したんだし、「きらきら星」はやってこなかったって言うし、一体何をそんなに熱心にやってたのかと思ったら…
「コレ!」
Hちゃんが弾いてくれたのは、先週、ふと思いついて渡しておいた、ダ・パンプの人気曲「USA」の サビ部分でした。
みんなが知ってる人気曲、トレンディ曲、インパクトのある曲… そんな中から、レッスンの役に立ちそうなエッセンスのあるものを利用して、テクニックアップにつなげられればな、と思って、まず渡したのが この曲だったのです。
短い時間で完成できる分量で、ハガキ大の紙に8小節だけの楽譜。
「私、こればっかり ずーっとやってた。楽しいんだもーん」
そうそう、その調子。
「USA」のサビって、やりだすと止まんないでしょ⁈
シンプルなメロディーとコード進行なんだけど 左手の伴奏でオクターブのトレモロをずーっと続けるのは なかなか難しい。
だけど調子良くて止まらない曲だから、何度も何度も弾いてしまう。
Hちゃん、これで左手のトレモロ奏法マスターだ。
もう1曲は、この前渡した「Always・三丁目の夕日」のテーマです。
コードの伴奏を 分散和音の形で弾くようにアドバイスしたら、しっとりとしたいい感じの演奏になりました。
この形で仕上げてきてね、ということになりました。

ポップスは 歌を覚えるのが早道。

2017年06月05日 | いろんな歌・いろんな曲
Nちゃん(中1):
運動会の振り替え休日で、今日レッスンに来ました。
アレンジ曲は「勝手にシンドバッド」。
Aメロとサビの部分は調子よくいくんですが、やはり中間部のところがゴチャゴチャややこしくて、譜面を読むのも苦労するようです。
そもそも、こういう曲は、まず歌、そしてオリジナルミュージシャンの演奏があって、市販されてる楽譜というのは それを聞き取って採譜したものです。
ピアノとかの器楽用の楽譜じゃないし、書いてある譜割りも微妙なもんなんです。
歌を知っていればこそ、その微妙な譜面を手掛かりに弾ける、というようなものなので、歌を知らないと感じをつかむのも難しいです。
なので、まずはYOUTUBEなどで演奏をよく聴いて、歌を覚えよう、ということにしました。
ピアノで弾くことにこだわらず、何度も演奏を聴いて まず「歌えるように」。
この難解なリズムを、自然に歌えるまでになれば、弾くのも簡単だからね。

もう1曲は、Nちゃんの好きな吉田拓郎さんの「シンシア」という曲です。
こちらは「シンドバッド」と違って ゆったり、まったりした3拍子の歌です。
もともとギターでバッキングしながら歌う曲だから、それをピアノでどう弾くか。
2種類ほどバッキングパターンを試して、その結果、ゆったりとコードの和音を1拍半ずつ入れていく、シャッフル系3拍子の伴奏にしました。
来週、それを練習してきてね、というのが宿題です。

「小さな世界」 カノン連弾♪

2017年05月23日 | いろんな歌・いろんな曲
S子ちゃん(小4):
大きく3つのパーツに分けて練習してきた「小さな世界」。
楽譜を見た最初は「難しそう!」と気後れしそうでしたが、高い音で加線がいっぱいの前奏、左手が2ビートの伴奏になるAメロ、アリベルティ・バスの伴奏のBメロと、それぞれのパーツを一つずつ仕上げて、今日はついに全パーツがつながり、全曲通しての演奏が完成しました!
弾いてみたら、加線ばっかりの高い音で、イヤだな~と感じていたことが、逆にキラキラした可愛らしい音色で とっても効果的だったこともわかりました。
「できたねー。むずかしい楽譜だったけど、なんか可愛い感じのアレンジだったよね」と言うと、S子ちゃんも
「うん、なんかオルゴールみたいな♪」と、思いがけない仕上がりに満足している様子です。

「それじゃあね」
と、先生が新しいアイディアを出しました。
「まず、S子ちゃんが前奏から弾き始めるでしょ。そしてこのページ(Aメロ)のところを弾いたら、次のページのBメロに入るとき、先生がAメロから弾き始めるよ」
「えっ、いっしょに弾くの?」
「そう。弾くところがずれてるんだけど、一緒に進めていってね。そしてS子ちゃんが、ダル・セーニョでAメロを弾き終わったところでおしまい。」
「ああー、『かえるのうた』みたいな?」
「そうそう。」
こういう、同じメロディーやパターンを、タイミングをずらして弾いていく形式を、音楽用語で「カノン」といいます。
かえるのうたも、カノンの一種。
「じゃ、弾き始めて。つられないようにね!-」
そうして二人で弾いてみると、一気にサウンドが広がり、とってもゴージャスになりました。
「どう?」
「うわあー、なんかテレビの音楽みたい!」
「すごくいいよね?!じゃ、もう一回やろうよ」
2度目に弾いた時は、お互い様子がわかっているので余裕もでき、豪華なサウンドを楽しんで弾いた後、最後は大きくジャン!ジャン!としめくくりました。
「最後のところが、気持ちよかったー」とS子ちゃん。
とっても楽しかったね。
すてきな「小さな世界」でした!

ハッピーバースデーを歌おう♪

2016年02月12日 | いろんな歌・いろんな曲
インフルエンザが大流行しています。
ヒバリの身の回りでも、学校や会社やいろんな所で、学級閉鎖になったり知っている人たちがインフルエンザにかかったりがいっぱいです。

インフルエンザや風邪に感染しないために効果があるのは、よく手を洗うことです。
手についたバイキンを洗い落とすためには、30秒間ぐらい洗うことが必要だそうですが、30秒間って けっこう長いです・・・

ちゃんと30秒間、手を洗うためにヒバリ先生が実行しているのは「ハッピーバースデー」を歌いながら洗うこと!
「ハッピーバースデー」の歌は、誰もが知っていて、世界じゅうにある歌の中で いちばん回数多く歌われている歌なんですよ。
これを 2コーラス、続けて歌うと、ちょうど30秒くらいです。
今日も、あしたも、あさっても、必ず世界の誰かのお誕生日!

♪ ハッピーバースデー トゥー ユー
ハッピーバースデー トゥー ユー
ハッピーバースデー ディア 誰かさん~
ハッピーバースデー トゥー ユー ~~~

と歌いながら手を洗います。
♪ ディア 誰かさん ~ のところは 見知らぬどこかの誰かさんのために、思いを込めてフェルマータをかけてたっぷり引き延ばし、2コーラス目の終わりは ♪ ハッピーバースデー・トゥー・ユー~~~ ♪( ´θ`)ノ と リタルダンドをかけ、盛大に歌い上げて締めくくります。

コレで インフル感染ナシ! p(^_^)q たぶん。

いろんな曲を

2010年06月19日 | いろんな歌・いろんな曲
S子ちゃん(小6):
しばらく都合が悪くて、ピアノのレッスンに来れませんでした。
今日は6月になって初めてのレッスンです。
前回までに、モーツァルトのソナチネ、軽快なロンドの曲のほとんど終わり近くまで弾けていました。
今日は、終わり近くの対旋律部分を、ゆっくり一緒に練習してみました。
最初の方で出てきて、すごく苦労したメロディー、その同じパターンが、調を変えて現れているのです。
そう考えれば、最初にやった時ほど大変ではなく、ゆっくりとなら落ち着いて間違いなく弾くことができました。
対旋律は、とても難しいのですが、前に苦労した分、弾き方がかなり身に付いていて、さすがです。
最後の方は、モーツァルトらしく明るいタッチでじゃん!じゃん!と締めくくられます。
次回は、全部弾けそうだね。

前に「番外編」みたいな感じであげていた曲集の中から、「初めての悲しみ」という曲を、S子ちゃんが自分で練習していたので、それも聴いてみました。
曲のシチュエーションをよくイメージし、豊かに歌わせることで、曲が見違えるように表情をもってきます。
「難しい!」と言いながらも、もうすぐ12才のS子ちゃんなので、なかなか上手に「悲しさ」の音色を表現できたと思います。

さて、最後は・・・
「たまには、こういう曲弾いてみたい」とS子ちゃんが選んだのは 嵐の「Believe」!
ヤッターマンの曲だよね!
先生が伴奏を付けてあげて、メロディーを弾いてみたS子ちゃんは、
「なんか、今までやった曲と弾き方が全然ちがうから難しい・・・」と目を白黒・・・みたいな感じでしたが、
「歌を知ってるんだから、歌ってる気持ちで、リラックスして弾いてごらん。いつでも16ビートを、バックに感じながら!」とアドバイスして、来週を楽しみに待つことに。

さあ、S子ちゃんのヤッターマン、どんなふうにできるかな。楽しみだ。

風の丘バリエーション

2010年06月16日 | いろんな歌・いろんな曲
M2ちゃん(小5):
先週、移動教室に行って来たM2ちゃん。
今日は元気そうに陽に焼けた顔でやってきました。
「移動教室、どうだった?」
「うん、楽しかった」
「お天気良かったのかな」
「うん」
さぞかし、レッスン時間もないくらい「報告」が始まるのかな、と思った割には言葉少なで、けれども充実した満足感がたっぷり感じられる、M2ちゃんの様子でした。
なんかちょっと、大人っぽくなったのかな・・・という印象でした。

さて、発表会の曲「風の丘」、主題のメロディーが終わったあとに、クラシックな感じのバリエーションが挿入されています。
今回、先生としてはこの部分が「見せ場」だと思っています。
正直、難しいことは難しいのですが、ぜひ M2ちゃんのピアノタッチを生かし、ここを華麗に弾いてもらいたいんだよね・・・
そんなわけで、現在のところ バリエーションの半分までは何とか消化しました。
あと半分ぐらい、違うバリエーションがあります。
今日は、その「バリエーション後半」の最初の方も、少しやってみました。
地道な作業が続くと思いますが、M2ちゃんの吸収力と努力を信じて、がんばりたいと思っています。

ドラクエ・トレモロの弾き方🎵

2010年06月15日 | いろんな歌・いろんな曲
Tくん(小5):
「こんにちは!きょう、おにいちゃんから先にやるって!」
きょうだい揃ってやってきたウォーリーズ(T&T)。妹のTちゃんが、大きな声で報告しました。
いつもは、必ず妹のTちゃんからと決まっているレッスンの順番なので、今日はTくん、なにか用事があって 早く帰るのかな、と思ったら・・・
「ドラクエ、ここまでできるようになったよ!」
Tくんは意気込んでピアノの前に座りました。
どうやら、バッチリ練習してきて、その成果を早く見せたいんだ!ということらしいのです。
さっそく弾いてもらいました。
ほんとだ! ファンファーレはますます重厚になってるし、この間までタラタラやっていた前半部分が、両手の絡(から)みも鮮やかに、よく響く音でテンポよく弾けています。
「すごい!すごいね、Tくん!なんでこんな急に、うまくなったの?!」
先生はここぞとばかりに大絶賛。
「えーとねー、月曜日にお母さんに呼ばれて、1時間ぐらいピアノ練習したんだよ。サッカーの日だったんだけど、ピアノやってた」
えっ、サッカー返上してまで・・・
どうやら、お母さんがついに乗り出してくださったようです・・・
「でも、月曜日だけだよ」
「1時間がんばったら、こんなにうまくなれるんじゃない。(今まで1ヶ月がんばってたら、どんなにうまくなってたか)」
Tお母さん、ありがとうございます。たった1時間の練習でも、集中してやった後の達成感と手応えは、彼に大きな自信をもたらしてくれたようです。
この勢いを逃してならじと、ドラクエのレッスンをぐいぐい進めました。
2コーラス編成で成り立っているこのアレンジ、後半は微妙に伴奏が変えてあったりするのですが、もうそんなのチマチマやってるより、勢いと迫力でばばーんと弾ききった方がいい。
「伴奏、1回目とおんなじでいいからバンバン弾いて。ずっと先まで弾いちゃって」
「えっ、同じでいいの。ならもうできる!」
そうそう、その調子。
行っちゃえ行っちゃえ、最後まで。
「うわー、全部弾ける。やばい!!!\(^O^)/」
ついにフィニッシュ部分のみ残して、一気に最後まで弾ききりました。
Tくんは満面の笑顔です。
せっかくだ、もう一押し、勢いをつけておこう。
「フィニッシュのところは、来週までに練習してくるとして・・・この、一番最後の和音なんだけど」
先生が示したのは、最後に左手オクターブのトレモロで、が~っと盛り上げる音です。
よく、オーケストラの最後にティンパニでドロドロドロ・・・とやるような、あれです。
手が大きな大人だったら、ここで効果バッチリ、となるところですが、まだオクターブが弾けないTくんには、これをやるとかえって音がか細くなってしまい逆効果です。
でも、かっこいいトレモロは弾かせてあげたいなあ。
そこで先生が見本を示したのは、「最初の和音をジャーン!と響かせたら、ペダルでその音を保存し、すばやく右手が低音域にジャンプして、左右の手をめまぐるしく交互に打ってトレモロを弾く」というものです。
それをTくんに弾いてみせてあげました。
「どう?」
「うわ~、この曲やばい!」
Tくんはもう、笑いが止まらない、といった表情です。
今日は、その後の曲もちゃんと練習してきていたし、表情も生き生きして、すばらしい出来映えでした。
6月のまん中で、Tくんは発表会にむけて大きく前進することができました。
来週以降が、とっても楽しみです

発表会のレパートリー次々

2010年06月09日 | いろんな歌・いろんな曲
Nちゃん(年長):
2月からレッスンを始めて、まだ4ヶ月ですが、夏休みにおこなう発表会には、小学生のおねえさんやおにいさんたちと一緒に、ちゃんと出演します!

先生の伴奏で弾く曲「ミッキーマウス・マーチ」、すごく上手になりました。
勢いがあって、元気がよくて、音も生き生きしています。
途中で、ドナルドが騒々しく歌う「♪ギャー、ギャギャー!」というところは、両手のてのひらを使って 思い切り鍵盤をたたきます。

5年生のM2ちゃんに伴奏してもらう「メリーさんのひつじ」も、軽快なテンポで楽しく弾けます。
もう少ししたら、M2ちゃんと一緒に弾けるようになりそうだね!

「『♪ミーソード』は?」
Nちゃんが催促しました。
そうそう、全員で弾く嵐の曲、「曇りのち、快晴!」に、Nちゃんもちゃんと参加するのです。
メロディーのモチーフ「ミーソード!」のところは全部弾いてね、と、この間先生から教わったんですから、この曲も、パパにパソコンで動画を見せてもらって、熱心に練習してきたNちゃんです。 頼もしい!

今日はさらにもうひとつ、フィナーレの全員合奏の曲も増えました。
Nちゃんが弾くのは、やはりメロディーの中の「♪ファファファファファミーレー」というモチーフ。
先生から「ファファファファファミーレー」というメロディーを教わったNちゃんですが、なんだかファがいっぱい続く・・・
「ファをいくつ弾くの?」
「そう、わかんなくなっちゃうよね。じゃあね、えーと・・・」
先生は、この音列に、歌詞をつけてみました。
それは、Nちゃんの名字と名前です。
「○○○○○、までは全部ファ。そのあとの、『ミーレー』は『ちゃんでーす』。ほら、これでピッタリだ
そこで先生とNちゃんは、「♪○○○○○ちゃんでーす!」と歌いながら、何度も弾きました。
先生は伴奏もつけてみました。
すると聞いているママが、「わあ、かっこいい曲!大人みたい~♪」と言ってくれました。
それもそのはず、この曲は「サーフィンUSA」。
なんと1960年代、アメリカのグループ ビーチボーイズのヒットチューンなんですから。
これに、5才のNちゃんも参加するんですよー。
おしゃれでしょ?!

きらきら星 新しいバリエーション

2010年06月09日 | いろんな歌・いろんな曲
Sちゃん(小1):
発表会で弾く「きらきら星」☆
先生がSちゃんに合わせて バリエーションを作りながらアレンジしています。
今までに、テーマ・和音伴奏による第1バリエーション、8分音符連続の第2バリエーションができました。
「じょうずに弾けるようになったじゃない?!」と言われて、Sちゃんは嬉しそうな顔をしました。
「じゃ、次の楽譜」
用意しておいた「第3バリエーション」の楽譜をわたそうとすると、Sちゃんはびっくり。
「えーっ、もういいよ・・・
「えっ、そうなの?もういい?」
「うん・・・
Sちゃん、ずいぶん「きらきら星変奏曲」にあこがれてるみたいだったから、本物のモーツァルトのみたいに、たくさんバリエーションを弾きたいのかと思ってたよ。
もうこれくらいの分量で、よかったのかな。
だったら、別にここでまとめちゃってもいいんだけど・・・
「こんどの楽譜、こういう感じにしてみたんだけど・・・もういらない?」
先生は、一応、新しいバリエーションを弾いてみました。
♪♪♪♪♪~「・・・ん? いいねー♪」
Sちゃんは、ホホゥ、という顔で言いました。
リズムが少し変化した新しいバリエーション、気に入ったかな。難しくはないしね。
それじゃ、やっぱりもう一つ、新しいバリエーションをやってみましょう。

Sちゃんの「きらきら星バリエーション」も、そろそろ完成が近いようです

やまのおんがくか

2009年03月17日 | いろんな歌・いろんな曲
Tちゃん(小1):
先週宿題だった「やまのおんがくか」。最初のつかみの時から、「なんかひけそう!」と自信を持つことができそうでしたが、果たして今日は「音符みないでひけるよ!」と自信ありありです。
「えーっ、すごいね。じゃ先生が楽譜見てるから、Tちゃん見ないで弾いてね」
「うん!」
メロディーの指替えも、左手の和音も、軽々とこなして、その上暗譜で仕上げているTちゃん。ほんとにピアノが身につきました。
本の挿絵には、「じょうずにできるようになったから」と、自分できれいなシールを貼ってありました。
自分で曲を楽しんで、大切にしている様子がうかがえて、私も嬉しくなります。

ね、よーく見てください♪
小鳥さんのフルートの先にはキラキラハート、そしてタヌキくんの太鼓のバチには、キラキラした四つ葉のクローバーのシール。
そういえば、今日はちょうど 聖(セント)パトリック・デー。
アイルランドのお祭りで、そのシンボルは クローバーなんだよ。
今日にぴったりのキラキラクローバーシール。
なんかすてきだなあ、と思って、写真を撮りました。

Tちゃん、来週は「ゆかいなまきば・ト長調」です。
これもバッチリできそうな予感。
もうすぐ2年生になるんだもんね・・・
つくづく成長を感じます。