HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

Lちゃん「とんぼのめがね」と「森のくまさん」

2017年02月09日 | レッスン日記(小中高生)
Lちゃん(小1):
先週弾いた「とんぼのめがね」の仕上げをしました。
よく知っている歌なのですが、弾くと音域がド~ドまで1オクターブあり、あれこれテクニックを使わないと指がたりなくなってしまいます。
Lちゃんと一緒に指の使い方を確認しながら、右手を練習してみました。
2~3回練習して、「もう大丈夫?」と聞くと、「うん、大丈夫」との返事です。
左手だけの練習はしなくても大丈夫、と言うので、すぐに両手で合わせてみました。
大丈夫!弾けたね。
続いて「どんぐりころころ」も。
こちらは最初から両手で弾けました。
「これもやってみる」と、もう一冊の本からLちゃんが開いたのは、「森のくまさん」です。
シャープあり、休符で始まるフレーズあり、音の跳躍ありで、けっこう手ごわいです。
歌はあんなに簡単に歌えるのにね。
でも、先生と一緒に難しいところを取り出して練習し、両手合わせることもできました。
来週、もう一度一緒に弾いてみよう、ということになりました。

先週の日記(2/2「Aちゃん『小さな世界』」)にも書いたのですが、子どもがよく知っていて易しく歌える曲であっても、ピアノで弾くと意外に難しい、ということはよくあります。
楽しいメロディーを優先すると、どうしても音域が広くなったり、リズムが複雑になったりしてしまいますから・・
でも、子どもたちにとって、好きな歌を弾ける喜びは大きいと思うので、ちょっと背伸びすることをいとわない子には、あえてやってもらっています。
Lちゃんはまだ1年生だし入門してからあまりたっていないけど、好きな曲を選ぶことによって次々と新しいテクニックを身につけていってるので、この「曲集」をあげてよかったと思っています。
この調子で、どんどん好きな曲を弾いてどんどんうまくなってね。

ダイアナ、初めてのラウンド・コード

2017年02月09日 | 音符・楽譜・テクニック
Y子さん(大人):
これまで何曲か、左手でC、F、G7、Dmなどのコードをつけながら、メロディーを弾く練習をしてきました。
実は今まで習っていたコードは、基本形と転回系両方をとりまぜ、ピアノの左手で伴奏を弾く際に都合のいい形のものを、そのまま覚えたものでした。
Cは基本形のドミソですが、Fはドファラ、G7はシファソ、といったものです。
ピアノにも大分慣れてきたので、前回ぐらいからコードの仕組みをざっと説明し、コードの基本形を自分で考えて弾く練習を少しずつ始めました。

今日の課題は、オールディーズの「ダイアナ」です。
この曲は「ラウンドコード」というコード進行でできています。
曲全体が、C → Am → F → G という1セットのコード進行をグルグル何回も弾くことで成り立っています。
オールディーズには、この「ラウンドコード」を使った曲がたくさんあります。

最初は、Y子さんの弾くメロディーにヒバリが伴奏をつけて、何度か弾きました。
ロックンロールっぽいリズミカルな仕上がりです。
次は、左手でラウンドコードの練習です。
C → Am → F は、コードを押さえた左手の形をくずさないように気をつけながら、キーの位置を1つ置きに下げていけばOKです。Fまでいったらひとつ上に上がって、G。
これで1ラウンドです。
これを何度も、グルグル弾けば、「ダイアナ」の伴奏は完成!簡単ですね。
Y子さんも1度だけ、試しに弾いてみました。
考え考えですが、なんとかできそうです。
さあ、次回は、一人でごきげんなロックンロールが弾けるように、がんばりましょう!

サムシングを心に

2017年02月09日 | 音楽のツボ
今日の東京は 朝から「春の雪」がちらほら降って冷たいです。

朝、たまたまBSプレミアムで「英雄たちの選択」という番組を見ました。
大正時代後期から昭和初期まで、斬新なセンスで日本広告界をあっと言わせ続けた、日本の広告のパイオニア・片岡敏郎を取り上げていました。

私は片岡敏郎さんの名前も広告作品も、今初めて見たんですが、そのビジュアルもコピーも、現代のセンスで見てもすばらしいハイセンスなもので驚きました。
その片岡さんが言っていたことで「広告を見て 即行購買につながらなくても、何かが...「サムシング」が残ればいいんじゃないか」みたいな言葉がありました。((はっきり覚えてなくてすみません)
サムシング・・・
その言葉は、私の心に響きました。
そうなんだ。「サムシング」なんだ。

私たちの生活では、とかく「直接の目的」のみが重要と思われがちです。
仕事をするなら、顧客獲得に直結するプラン。
最短で最速の効率。
学校なら、能率の良い学習と順調な成績アップ。

でもね、それだけじゃない、その「本来の目的」の陰にかくれて見えないんだけど、そばにひっそりと寄り添っている「何か」。
「副産物」といってもいいのかもしれないけど、まあ広告でいえば、その広告自体の魅力とか芸術性とか雰囲気とか、購買に直接は結び付かなくても、何か心に残り、いつまでも忘れ得ないもの。
はっきりと目には見えないけど、そういう「サムシング」こそが、「本当に大切なもの」なんじゃないかなあ、と思うわけです。
私たちみんなの人生は、自分の「サムシング」を探したり、自分の心の中の「サムシング」を大切にしたりしながら、日々旅していくようなものなんじゃないかなあ。

「サムシング」は 人生のキーワード。