4回の長大連載(?)になってしまった「子どもに練習させるには」。
これはピアノレッスンをする子どもとそのご家庭みんなの、永遠の命題なんだな~と 改めて思った次第ですが・・・ちょっと待って?
長年たくさんの子どもたちと付き合ってきて、また自分も子ども気分から抜けきれないまま大人をやってるヒバリとしては、「アレ?」と思うことがあるのです。
実を言うと、ヒバリ先生個人の感想としては、「みんなちゃんと練習してるよね」と思うんです。ママたちは不満かもしれないんですが...
曲を決めるとき。
その曲の練習ポイントの説明を聞くとき。
指番号を決めるとき。
みんな真剣に、熱心に先生の説明を聞いています。
そして「来週これだけやってきて」と言われたところをきっちり意識し、「わかった」と言って帰る。
翌週は、先週言われたことを思い出しながら真剣に弾いている。
それが、充分高い完成度であるかはさて置き・・・← 実はこの辺りが、子どもたちとおうちの方たちとの意識のギャップであり、それぞれの見解の相違ではないかと思うのです。
大人から見れば、子どもはほんの少しの時間しかピアノに向かっていない。
時間も10分かそこら弾けばいい方だし、まだちっともうまくなっていないのに練習を終わってしまう。等々...
大人から見れば不満足な練習量ですが、子どもとしてはけっこう満足な「練習した」という感覚なんじゃないかなあ、と、昔「練習しない子ども」であった私は思うのです。
私も、ほんのちょっぴり弾いて「もうOK」としていたので。
多分、何十年(?)と生きてきてる大人と、たかだか10年も生きてない子どもとでは、時間の感覚も価値観もまったく違っていて、大人には「これっぽっち」と思える練習量や完成度でも、子どもにしてみたら充分がんばった気分なんじゃないでしょうかね。
完成度もよくわかっていなかったり。
また、私自身そうでしたが、子どもたちは自分の好きな曲に対しては、驚異的な努力をするものです。
練習曲を弾かず TVの歌やなんかばっかり熱心に弾いているのを見れば「遊んでないで練習しなさい」と言いたくなるかもしれませんが、もしかしたらその曲を弾くことによって 練習曲の何倍もの効果を上げ、多くを得ているかもしれないのです。
そうだ、きっと私も映画音楽や耳コピした曲を熱心に弾いていたのに、親は「ちっとも練習しないで遊んでばっかり」と思ってたんだ。そうに違いない。
だから私は「練習する子ども」だったんだ。今わかったよ。
もう昔になるけど、「ドラゴンクエスト」に始まるゲームミュージックが爆発的人気だった時代がありました。
これはピアノレッスンをする子どもとそのご家庭みんなの、永遠の命題なんだな~と 改めて思った次第ですが・・・ちょっと待って?
長年たくさんの子どもたちと付き合ってきて、また自分も子ども気分から抜けきれないまま大人をやってるヒバリとしては、「アレ?」と思うことがあるのです。
実を言うと、ヒバリ先生個人の感想としては、「みんなちゃんと練習してるよね」と思うんです。ママたちは不満かもしれないんですが...
曲を決めるとき。
その曲の練習ポイントの説明を聞くとき。
指番号を決めるとき。
みんな真剣に、熱心に先生の説明を聞いています。
そして「来週これだけやってきて」と言われたところをきっちり意識し、「わかった」と言って帰る。
翌週は、先週言われたことを思い出しながら真剣に弾いている。
それが、充分高い完成度であるかはさて置き・・・← 実はこの辺りが、子どもたちとおうちの方たちとの意識のギャップであり、それぞれの見解の相違ではないかと思うのです。
大人から見れば、子どもはほんの少しの時間しかピアノに向かっていない。
時間も10分かそこら弾けばいい方だし、まだちっともうまくなっていないのに練習を終わってしまう。等々...
大人から見れば不満足な練習量ですが、子どもとしてはけっこう満足な「練習した」という感覚なんじゃないかなあ、と、昔「練習しない子ども」であった私は思うのです。
私も、ほんのちょっぴり弾いて「もうOK」としていたので。
多分、何十年(?)と生きてきてる大人と、たかだか10年も生きてない子どもとでは、時間の感覚も価値観もまったく違っていて、大人には「これっぽっち」と思える練習量や完成度でも、子どもにしてみたら充分がんばった気分なんじゃないでしょうかね。
完成度もよくわかっていなかったり。
また、私自身そうでしたが、子どもたちは自分の好きな曲に対しては、驚異的な努力をするものです。
練習曲を弾かず TVの歌やなんかばっかり熱心に弾いているのを見れば「遊んでないで練習しなさい」と言いたくなるかもしれませんが、もしかしたらその曲を弾くことによって 練習曲の何倍もの効果を上げ、多くを得ているかもしれないのです。
そうだ、きっと私も映画音楽や耳コピした曲を熱心に弾いていたのに、親は「ちっとも練習しないで遊んでばっかり」と思ってたんだ。そうに違いない。
だから私は「練習する子ども」だったんだ。今わかったよ。
もう昔になるけど、「ドラゴンクエスト」に始まるゲームミュージックが爆発的人気だった時代がありました。
その時には、ヒバリ教室でも、大勢の男の子たちが、かっこいい曲を超スピードで弾こうと猛練習して難曲を次々と弾きこなし、その結果高いテクニックも身につけてしまったものでした。
いきなりベートーヴェンソナタなども弾けるようになってしまったのです。
「好きこそものの上手なれ」です。
みんなが、いつか自分の本当に好きな音楽に出会ってくれるといいな。
その時はきっと、猛練習すると思うよ。
「好きこそものの上手なれ」です。
みんなが、いつか自分の本当に好きな音楽に出会ってくれるといいな。
その時はきっと、猛練習すると思うよ。
追記:これは2017年に書いた記事ですが、その後2020年に書き加えた記事がこちらです。