HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

天使たちの歌声・コードで弾けば たちまち完成♪

2019年06月15日 | ブルクミュラー

Mちゃん(中3):

「残ってるブルクミュラー一気に終わらせよう作戦」実行中。

1回のレッスンで1曲仕上げていくペースで進んでいます。

えっ?そんなにどんどん進めちゃって、いい加減にすっ飛ばしてるんじゃないの?って?

いいえ、大丈夫。毎回1曲、ちゃんと完成できるだけの実力は充分あるMちゃんなのです。

っていうか、これだけの力があるのにまだブルクミュラー終わらせてなかった、っていう方がツッコミどころなのです。

さて、今日は「天使たちの合唱」です。

先週、先生が「こんな曲だから」と弾いてあげた時、その華麗さ(?)に驚いたMちゃん、「えー、こんなの無理!私には弾けない」とびびったもんですが、1週経った今日はちゃんと弾きこなしてきていました。

 

それというのも、先週、ある程度の「コード分析」をやっておいたからです。

「こういう音型、『バーナム』でたくさんやったよね?」と思い出させてみます。

「ああー、やった気がする

「ねっ?ほら、最初はGだよね。Gのコードを、バラして弾いてるだけ。次はCでしょ。左手がソドミ、と弾いたら右手がミドソ、と返す。でも、つかんでる音はどちらも同じCの転回形」

「あ、本当だ!意外と簡単かも

こうして、「コード」の視点からアプローチして練習したMちゃんは、一人で練習しただけで、1週間後には美しく優雅に「天使たちの歌声」を完成できたのです。

先週聴いてびっくりした、先生の華麗なアルペジオに限りなく近い演奏ができましたよ。

さて、来週は、「天使たちの歌声」に続いてもう一つ優雅な「舟歌(バルカローレ)」です。

弾いてあげると

「えっ、無理こんなロマンチック系、私には一番無理」と、またしても怯えたMちゃんです。

さて、来週どう弾いてくるか。

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リードシート楽譜のススメ・その2(初心者向け)

2019年06月15日 | おすすめ楽譜・アイテム
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以前に「リードシート楽譜のススメ」として、「スタンダードジャズのすべて1.2」と 「永遠のポップス1.2」をご紹介しました。
あれは、ほぼプロユースで、上級者やセミプロの人までが使える楽譜でしたが、今回はもっと初心者、初めてピアノに触れる人でも使える楽譜のご紹介です。
 
「3コードから弾ける やさしいピアノ名曲150」
(ヒバリ教室では、M子さんが使っています。)

■映画音楽
■洋楽
■フォーク・歌謡曲
■J-POP
■クラシック
■外国民謡
■唱歌

のジャンルがあります。
この楽譜の良い点は、全部で150曲が網羅されていて、習う人が好きなジャンル、好きなタイプの曲を楽しんでレッスンできるということ。
残念な点もあって、曲のラインナップがちょい古め、ということと、「3コードから弾ける」とうたっていますが、3コードでは無理な曲も、3コード、あるいはプラス数種類のコードで弾くようにコードづけされている場合があること。
独学だと書いてあることだけしか読み取れないと思うので、指導者について、「行間を読む」というか、書いていないこと、楽譜に現れていないことなどを、的確なコード使いやアレンジを教わりながら弾けば、ずいぶん幅広い学習ができると思います。
初心者の「大人」の方に良いと思います。
特に「大人歴の長い方」には、知っている曲ばかりだと思うのでおススメです。

リードシート楽譜、小学生には、学校で配布される「歌はともだち」の方がいいと思うし、中高生くらいの人には、同じく小冊子の「ニュー・スクールソング」の方が合ってると思うけど、それ以上で、シルバー以下の「若い大人」の初心者の人たちに向いてる かっこいいリードシート楽譜がほとんどないのが、ヒバリ先生の目下の悩みです・・・


夢路より(ビューティフル・ドリーマー)分散和音で美しく

2019年06月15日 | レッスン日記(大人)
M子さん(大人):
半年ほど前にヒバリ教室に入門し、初めての「リードシート楽譜」「コード奏法」を学習しています。
まず、スマホの「ボイスレコーダー」の録音ボタンを、ピッ!と押してからレッスン開始です。
M子さん、レッスンを全部録音して、お家で聴きながら復習しているんですよ。
熱心ですね!
「録音・録画お断り」の教室もありますが、ヒバリ教室ではOKですよ~
 
今日の課題は「夢路より」。
スティーブン・フォスター作曲で、「夢見る君」とか「ビューティフル・ドリーマー」などのタイトルでも知られているかと思います。
 
楽譜には、C、F、G7・・・などのコードネームと、簡単な和音伴奏が書いてあるのですが、M子さんは少女の頃にピアノを習っていたというので、少しバージョンアップした伴奏を提案しました。
 
左手のコードを ジャーン!と押さえるのではなく、Cならドミソ、ドミソ、ドミソ・・・と三連符の分散和音にして弾くことを、前回のレッスンのときに「できたらやってみてください」とお伝えしておいたのです。
今日、弾いてみたM子さんの伴奏はとてもきれいでした。
特に左手の分散和音が、柔らかく流れるような響きでメロディーを邪魔せず、よく引き立てています。
すごい!
さすが、昔ピアノを習ったことが、音色に生かされていますね! 素晴らしい。
 
きれいに出来たので、今日はコードをところどころ変えて、より美しい響きと流れが出せるようにしました。
「まあ! ちょっと変えただけで、とっても素敵になるんですね!」と顔を輝かせるM子さんですが、
「でも、できるかしら。ほんとに、なかなか音やコードが覚えられなくて・・・トシを感じます~」と 時おり弱気。 (笑)
「『トシだから』って言っちゃダメ! 今日は、これからの人生で一番若い日なんだから。絶対できる!若いんだから」
ヒバリ先生の激励に、M子さんも
「そうですよね。がんばります。チャレンジします!」と燃えてます。
次回、またさらにバージョンアップした演奏を聴かせてもらうのを、楽しみにしてますからね~♪

「テイク・ファイブ」が入ってるジャズアルバム「タイム・アウト」

2019年06月15日 | おすすめ楽譜・アイテム
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先ほどの日記で紹介しましたが、モダンジャズの超有名曲「テイク・ファイブ」が収録されているアルバム「タイム・アウト」。
ちょっと実験的というか面白い企画をしています。
収録されている曲は、1曲をのぞいてみんな「イレギュラー・タイム(変拍子)」・・・9拍子とか、その他 複合拍子とかなのです。
4拍子とか3拍子などの一般的な拍子じゃなく。


「テイク・ファイブ」もその中の1曲なので、「コレは5拍子。テイク・ファイブね」と アッサリ名付けたんでしょうね。


そもそも「タイム・アウト」という言葉自体、「休み時間」というイミがあるので、このアルバムが なかなかおちゃめなスタンスで作られたのがわかりますよね。
「テイク・ファイブ」が投入されたのもうなずけるというものです。


ちなみに、この「テイク・ファイブ」は、一度聴いたら忘れられないようなインパクトがあり、この曲が入ってる「タイム・アウト」は、ジャズのインストアルバムで初めて、ミリオンセラーとなったのです。
「テイク・ファイブ」以外にも、チャーミングな(変拍子の)曲たちが収録されているので、興味のある人は聴いてみてください。


テイク・ファイブ その題名の意味は?

2019年06月15日 | ジャズ曲・洋楽・ポピュラー曲
Nちゃん(中3):
中3の受験生なので、早めにクリスマスコンサートの曲を決め、少しずつ練習し始めています。
 
今年の持ち曲は「テイク・ファイブ」。
モダンジャズの殿堂ですね!
サックス奏者ポール・デスモンドが作曲し、1959年に 当時 彼も参加していた「デイブ・ブルーベック・カルテット」がレコーディングしました。
 
ちなみに、「テイク・ファイブ」というタイトル・・・ その意味とか由来って 何でしょう?
 
それはね、この曲が「5拍子」だからですよ。
なーんだ。 まんまじゃん・・・(笑)
 
実は、普通に英語で「テイク・ファイブ」と言うと「Take five minutes break」の略で、「5分間の休み・休憩」みたいな意味になります。(ジャズとかを演奏するときに、曲の途中でパッ!と休符をとることもbreakと言ったりする)
 
この曲を録音したピアニスト、デイブ・ブルーベックが、後に奥さんと一緒に歌詞を作っていて、
 
 ちょっとだけでいいの、5分間だけ時間をちょうだい(足を止めて私の方を向いて)
 
みたいな内容ですが、まあ、この「5分の休み」の意味を掛けたのは 後付けでのアイディアだと思います。
それとか、最近では、TVの収録や音源の録音などで「テイク1」「テイク2」なんて言葉を使いますよね。
「〇〇回目の収録」という意味で。
ま、いろんな意味にとれる言葉かもしれません。
だけど、この曲のタイトルの意味は、なんたって「5拍子」コレですよ!