HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

◯◯とハノンは使いよう。

2019年06月04日 | レッスン日記(小中高生)

Sちゃん(高1):

毎週、「今日の日付の番号を弾く」ということになっているハノン。

先週は5月の最終週で28日、なのでハノンも28番でした。

ハノンピアノ教本、21番以降は「第二部」となり、「より高度な訓練のための予備練習」という副題がついています。

1小節単位でできているひとつの運指パターンが16分音符4つ×4拍。

 

1曲は見開き2ページです。

なかなか大変な練習曲ですね。

なにしろ「より高度な」訓練のための予備練習ですからね。 

でも、今日は月がかわって、6月4日。

「日付の番号を弾く」課題は4番です。

ハノン1番から20番までは「第一部」で、運指パターンは16分音符4つ×2拍、ページも1ページだけで、第二部の半分です。\(^o^)/

よかったね、簡単で。

でも、その分、超ハイスピードで弾こうよね。

ってことで、易しい課題は易しい課題なりに、エクササイズはやっぱりきびしいのでした。(⌒-⌒; )

ハノン。

単純なパターンのエクササイズ教本ですが、工夫次第で、初心者にも、中級者にも、上級者にも、それぞれ効果的な練習ができるのです。

ほら、「◯◯とハノンは使いよう」ってね。

あ、「◯◯とハサミ」か

 

 

 


懸垂(けんすい) がんばったね♪

2019年06月04日 | レッスン日記(小中高生)

Lちゃん(小4):

緑のバーナムの「グループ2」チャプターを弾き進めています。

この、緑のバーナムに入ってから新たに頻出(ひんしゅつ)するようになった課題に「懸垂(けんすい)」があります。

といっても、どっかにぶら下がる、とかではなく、ある一定の指をずーっと押さえたまま、他の指で楽譜に書かれた音符を弾いていく、というものです。

この「懸垂」、めちゃんこ難しくて指がひきつれそうになる、とみんなから恐れられている課題です。

先週、「次はこの曲だからね」と先生から言われて、「2-4懸垂」をちょっとだけやってみたLちゃんも、あまりの難しさにびっくり。

どうしても指が鍵盤から離れてしまい、2小節くらいしか続きません。

来週まで練習してみてね、と言われて帰ったのですが

今日、Lちゃんはその「懸垂」を、完璧に弾けるようになっていて、すごいね!いっぱい練習したんだね、と褒められました。

その次の課題「2-5」は、三連符→ 16分音符→ 五連符と、拍を細かく分割して弾くものでしたが、指を速く動かせるだけではなく、拍の刻みが変わった時正確に対応できるか、ということも課題になります。

けっこう、みんなが戸惑う課題ですが、Lちゃん、リズムを崩さずしっかりと弾いているので、感心しました。

ヒバリ教室の小学生の中では一番お姉さんのLちゃん、さすが実力が身についてるなー、と改めて思いました。 

先週イメージ作りをした「オー・スザンナ」は、バッチリのテンポとタッチで、素晴らしいノリ感です。

あっという間に合格し、「おみごと!」というメッセージのついたキラキラシールを貼ってもらいました。

Lちゃん、このごろいつも、シール貼ってもらってるよね?

どんどん上手になってるのは、よく練習してる印(しるし)。

これからも、ヒバリ教室の中堅(ちゅうけん)どころとして、着実に演奏力をみがいてください!

 

 

 

 

 


プレリュードよりフーガがお好み

2019年06月04日 | クラシック曲

Hさん(大人):

バッハの平均律クラヴィーア曲集第1巻の中から、弾きやすそうなものをピックアップして弾いています。

「平均律クラヴィーア曲集」は、どの曲も「プレリュード」と「フーガ」、2曲でセットになっていますが、プレリュードが比較的弾きやすい、というかハードル低いのに比べ、フーガの方は三声だったり四声だったり、テクニックが高度だったりと、難しいものが多いです。

そのため、Hさんがプレリュードとフーガセットで練習することはあまり多くはなく、プレリュードのみのレッスン、ということの方が多くなります。

ところがHさんは、フーガは大好きなんですが、プレリュードはどうも性に合わない。

「フーガは、メリハリがあったり掛け合いがあったり、変化に富んでて面白いんですけどね。プレリュードは、おんなじような音型が延々と続いていくだけで、つまんないんです。だから、いつまでたってもおぼえられないし」

確かに、「プレリュード」=「前奏曲」の意味ですからね。

これから始まるフーガの前座、というか前フリ、というか、引き立て役、というか

とにかく「主役」や「花形」の雰囲気じゃないかも。

でも、プレリュードはプレリュードで、それ自体魅力的な楽曲ではあるんですよ。

とりわけバッハのプレリュードは、次々と移り変わっていく和音の変化が色彩感にあふれ、とても美しく心をとらわれるようなスリルもあるんですけどね

「そんな変化なんて、わたくしには全然わかりませんから。退屈なばっかりで」と、ひねくれHさんはにべもなし。

でも、よかったですね。

今回やってる「6番」は、久々にプレリュード&フーガを両方とも、セットで学習する予定で進めています。

現在、プレリュードかおわって、フーガを3分の1くらいまで音取りしたところ。

バッハらしい旋律のモチーフがあちこちに散りばめられた曲、Hさんもお気に召したと思います。

楽しんで弾きましょう。