HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

ドクターは練習が上手♪

2020年09月13日 | ヒバリ先生のワンポイント・アドバイス
ドクター(大人):
発表会のために練習している「悲愴・第二楽章」がほぼ出来上がってきて余裕ができたので、発表会とは別にもう1曲、同じベートーヴェンの「月光」第一楽章も並行して練習を楽しんでいます。
発表会前3ヶ月でこの余裕。
毎年、ドクターは余裕をもって曲を仕上げてる。
このゆとりの秘訣は何でしょう。
ドクターに「毎日、かかさず練習してるんですか?」と聞いてみました。
毎日弾くそうです。
「毎日弾くんだけど、うまくいかないとやめちゃう」
とドクターは笑っていました。
深刻にならず、軽い気持ちで、少しだけでも毎日弾いてみる、というのが良いスタンスを保っているんだと思います。
私もドクターの姿勢に同感です。
それともう一つ、ドクターが実践しているコツを、私は知ってます。
それは「難しい所から克服していく」ということです。
去年の発表会でドクターが弾いたショパンの「ノクターン8番・変ニ長調」には、途中でものすごく難しい、だけど夢のように美しい連符の連なりが出てきて、そこが「ノクターン8番」の見せ場とも言えるのですが、ドクターはその部分をほかに先駆けて練習していました。
また、ヒバリ教室のメンバーになる前には、独習でショパンのノクターン20番(映画「戦場のピアニスト」で有名になった曲)を完成して弾いてくれたこともありました。
その時も「一番最後の連符の所が弾けそうかどうかまず練習してみて、それが出来そうな見通しがついてから曲全体をやることにしました」と言ってた記憶があります。
「一番最後の連符」って、三連符や5連符どころじゃない、なんと35連符です。
この難関が、曲の一番終わりに出てくるのです。
真っ正直に初めから順々に練習していたら、どうでしょう。
一番難しくて、一番たくさんの練習が必要な所が、一番練習時間が少ない、ということになりますよね。
先日も書きましたが、曲の中で難しい部分や、絶対キメ!としたい部分は、特別枠として早いうちから、しかもたっぷり練習するのが賢いやり方です。
まずフィニッシュをマスターしよう
ドクターの余裕の秘密は、上手な練習の仕方もその大きな一因だったんですね!


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