HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

Sちゃん(高2)、「君は友だち」ストライド奏法で

2021年02月20日 | ジャズ曲・洋楽・ポピュラー曲

Sちゃん(高2)

この数回レッスンしている「You' ve Got A Friend In Me(君は友だち)」。

耳コピ ピアノアレンジ 演奏 という流れで、今日は完成形を聴かせてもらう、という予定です。

「さあ、どうかな?!」

「はい」とピアノの前に座ったSちゃん。

「弾けるかなドキドキしてきた

「いいからサッサと弾いてごらんよ」

実はSちゃん、いつもは大口開けて笑うような太っ腹キャラなんですが、いざ弾くという時になると おじけづいてなかなか弾き始められないという、弱気キャラなところがあって困ったもんです。

「間違えたっていいんだから弾いてごらん、発表会じゃないんだから。ほら、ここで練習しないで」

音が出ないように鍵盤の上で指の動きをやってみてる()

「あのー、またイントロのところを、ちょっとアレンジ変えたので

「はいはい、わかったから弾いて」

やっとSちゃんが弾き始めました。

ホホゥ、イントロのベースラインが、オリジナルの通りメロデックな「ウォーキングベース」になってるんだ。アレンジ変えた、ってココのことだったんだね。

よく聴き取れて、そして再現できたね。

上出来上出来。

曲全体も、ブロックコードやリズムブレイクを効果的に使い、迫力のあるかっこいいサウンドに仕上がっています。

あんなに怯えてグズグズするけど、実は上出来なのです。

せっかくここまでできたので、もう一つ注文を出しました。

「あのね、左手、ベースの音は今のポジションでいいから、ブン・チャッ のチャッの方だけ、1オクターブ上げられる?けっこう難しくなっちゃうかもなんだけどこうすると、もっとずーっとかっこよくなるんだ」

先生がお手本を弾いてみました。左手が、3オクターブ近い幅で行ったり来たりするので、ジャンプの難しさが倍増します。

「どう?イヤ?」

「あ、やります。確かにこの方がいいし」

さすがSちゃん、太っ腹。それに彼女の実力なら、そして彼女の長い指なら、この伴奏で大丈夫。がんばって弾きこなしてくれ。

大きくジャンプを繰り返すこの伴奏形、ジャズピアノ用語では「ストライド奏法」と言って、1900年代初頭ぐらいのラグタイム音楽とかが進化していったものです。

古いカントリー調の「You' ve Got A Friend In Me(君は友だち)」にはピッタリかと。

興味のある人は「ストライド奏法」「ストライドピアノ」でYouTubeなど検索してみてね。

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