Lちゃん(小5):
発表会の曲が「クシコスポスト」に決まり、練習を始めています。
先週宿題になっていた「A」の部分が大体出来てきました。
アルペジオ的な装飾音符をもう一度切れ味良く弾けるように少し練習して、今日は先へ進めて大丈夫そうです。
「B」の部分、ここでメロディーが左手に移ります。
と思ったら、たった4小節で、メロディーはまた右手へ戻る。
安心する間もなく、またまたメロディーは左へ、そしてまた右へ。
そう、「B」の部分は、メロディーが左手、右手とあちこち移って目まぐるしいのです。
まず、メロディーをずっと追って、左手、右手、左手、右手と代わる代わる弾いてみます。
次は伴奏。まずは何のコードか使われているかを考えて、コードネームを書き込んでから弾くと、スイスイはかどります。
伴奏は、メロディーと反対の手なので、右手、左手、右手、左手、と動くことになりますね。
メロディー、伴奏、それぞれのパートの流れを確認したら、次は担当別。
右手だけ(伴奏→メロディー→伴奏→メロディー という動き)、
左手だけ(その逆)、それぞれ弾いてみて確認。
これで、「メロディー & 伴奏」、そして「右手 & 左手」と、2種類の「パート別音取り」をしたことになります。
ピアノのパート練習というと、一様に「右手」と「左手」に分けることだと思っている人はいませんか。
手で分けるのは、弾き手の都合。言ってみれば「物理的都合」ですが、どの手で弾くかにかかわらず パートに分けて確認するのは、音楽側の都合です。
クシコスポストに限らず、音楽を演奏するときは、必ずパートごとに流れを確かめてみるってこと、覚えておいてね。
さて、Lちゃんは、すべてのパート練習をしっかりこなしたので、来週は「B」の部分をまとめてくる、ということになりました。
順調順調。(^_^)v