HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

Sちゃん・I am 一気に完成へ\(^o^)/

2019年02月12日 | レッスン日記(小中高生)
Sちゃん(中3):
「先週は試験勉強で、全然練習できませんでした。今 1時間だけ弾いてきたけど…」とのことなので、いつものように 軽くハノンをやったあと、練習中の「I am (報道ステーションのテーマ)」を復習しました。
前半の テーマやサビの部分は、既によく練習して なかなかよく弾けているのですが、そのあと アレンジは転調されて佳境に入り 盛り上がっていくので、そこでめげて先へ進めないでいるのです。
でも よく見て?!
転調されていても、メロディーラインは同じ。
コードだって 転調に合わせて移動してるだけで、流れは同じなのです。
ゆっくり見極めていけば、恐れることはない。
そして、いよいよ その後 本当に困難な部分が少しだけあるので、その部分だけはスルーしていいよ、ということにして 次のグリッサンドにつなげる。
そしたら、ほら、それは冒頭のグリッサンドと同じ。
最初のテーマをもう一度再現して、一気にエンディングです\(^o^)/
ほーら、できたできた。
これで、初めから終わりまで通して弾けるように練習してね!と、予想もしなかった一挙完成へとつながったのでした。
そうなると「次、何やればいいかなあ♪」と Sちゃんの気持ちは先へと進みます。
「この間『パリのアメリカ人』観てきて…ガーシュウィンかっこいい(o^^o)」
と、ミュージカルをたくさん観てるSちゃん、「ジャズみたいなのやりたいなぁ♪」と。
いいんじゃない?
今度のレッスン時には 何かジャズ系の曲をみつくろっておくね、と約束しました。

ハノンを徹底活用しよう作戦

2019年02月11日 | レッスン日記(大人)

Tさん(大人):
さっき、Lちゃんのバーナムの日記に「ハノンという めちゃくちゃ疲れるつまんない本」と書きましたが、それは小学生だったヒバリの ≪個人の感想です≫ というヤツです。
もちろんハノンにだって 良い所はあり、うまく使えば大変有益な教材ともなり得るわけで。

今日、Tさんは 仕事がずーっと忙しくて ほとんど曲の練習が出来てません、ということだったので、エクササイズにレッスン時間の半分くらいを充てることに切り替えました。
今、ヒバリ教室に3人いる、やはり練習時間のあまり取れないJCたちが採用している方式で、「ハノンを徹底活用しよう作戦」です。

まず、本日は2月11日なので、ハノンの11番をチョイスし、エレクトーンのオートリズムとコード伴奏に合わせて徐々にテンポを上げて弾く。
次に、11番のポイント課題である「4と5の指のトリル予備と独立」に焦点を当てられるようなリズムに変えて練習。
今回は16ビートのリズムに合わせ、ちょっとラテンロックっぽいタッチで弾いてみたのですが、バンドやギターもやってるTさんは たちまちバッチリなノリで弾いてくれてごきげんです。
うっかりするとこのままセッションで遊んでしまいそう(?)
その後 39番を開いて音階練習、40番のクロマチックスケール(半音階)の練習、42番 ディミニッシュコードによるアルペジオで各指間の拡張、51番 オクターブの練習と、色々なエクササイズをこなすと、結構な練習が出来ます。
ハノンは 何も最初から順々に修めていく必要はなく、こうやってエッセンスを選びながら、効率の良い練習をしたほうがいいです。
と、Tさんにもお伝えしました。
また、上手く使えば 大変役に立つハノンなのですが、ヒバリ先生の意見としては、この楽譜や音列をパッと見てアッサリ弾けるだけの読譜力と演奏力がある人限定、と思っています。
この譜面を読み取るのに苦労する人は、もっとシンプルな楽譜などでエクササイズする方法がいくらもあるので、そちらを考える。
ハノンの譜読みに時間やエネルギーを費やすのはナンセンス、というのがヒバリ先生の意見であります。


Lちゃん・バーナム♪アルペジオ

2019年02月11日 | レッスン日記(小中高生)
Lちゃん(小3):
いつも、最初にやるのは「バーナム」です。
「バーナム」は ピアノのいろんなテクニック、例えばスケール(音階)とか アルペジオとか 和音とか 指の保持とか…を身につけていくための、まあ言ってみれば訓練の本なのですが、Lちゃんも ほかの子どもたちもけっこう好きで、楽しんで弾いてくれているので、「先生」としては嬉しく思っています。
( ヒバリ先生の子どもの頃は、まだ「バーナム」は無く、めちゃくちゃ疲れる「ハノン」というつまんない本をやらされてたので )

で、今日のLちゃんの「バーナム」は ピンクの本・グループ5の「側転運動」てした。
「側転」は アルペジオの練習なのですが、グループ5まで来ると アルペジオも 片手でドミソド、まで4つの音をカバーしなければなりません。
これまでの「ドミソ」だけのアルペジオと違って 指使いが格段に難しくなり、加えて手の広がりと柔軟性も必要になって かなりしんどいですが、Lちゃん 最近ずいぶんがんばってレベルアップしてるので、アルペジオもがんばってもらいたいです。
アルペジオは難しいですが、早い速度で一気に弾けると、ピアノ感満載の スーパーゴージャスなサウンドが広がって 「ピアノを弾いた〜♪」という満足感に浸れます。
この課題も、先生が「こんな風になるよ」とゴージャスなお手本を弾いて見せたら、Lちゃんも「わぁ〜(((o(*゚▽゚*)o)))」とうっとりな表情になりました。
こんな風に弾けるように練習してみてね、ということになりました。

白虎隊の刀でピヨピヨ ♪

2019年02月10日 | レッスン日記(小中高生)
ハモプリ新年会のお開き時間。
どこからか、ピヨ、ピヨ、ピヨ~ みたいな音が聞こえる。
え?誰かの携帯?
とか思ってたら、なーんだ、Tくん(年長組)がレッスンに来たんだ。
ちょっと前は、玄関のポストのフタをカチャカチャならして、「来たよ~」の合図にしてたと思ってたら、こんどはピヨピヨか。
登場したTくんは、強そうなぬいぐるみの(?)刀を携えている。
うわあ、強そうだねえ?
みると「白虎隊」の文字が染め抜いてある。
せっかくだから、ポーズして写真を撮りました。

現在は「音符リズムカード」がマイブームのTくん。
とくにお気に入りは8分音符の連続です。
ピアノの譜面台に ありったけのリズムカードを並べて、それでも幅が足りなくてファイルや楽譜で譜面台の幅を継ぎ足して、そこに、できるだけ8分音符中心の「むずかしい」リズムを並べて、カスタで叩くのです。
前は8分音符のカードをたたくとき、タタ...タタ...タタ...と間隔が開いてしまっていたのが、先週ぐらいからは タタタタタタタタタ、とつなげて叩けるようになってきました。

ピアノは「あなのなかのうさぎ」、こちらもリズムの間隔が開かなくなってきて、打鍵も力強くなってきました。
じょうずになってきた!
「おにのパンツ」は 相変わらずやってますよー。
Tくんのテーマミュージックですから。(笑)

前から練習に使っていた、ピアノの鍵盤が組み込まれた絵本が 壊れてしまったそうです。
音が出なくなったところがあるみたいで。
さて、どうしようかね・・・?

ハモプリ・2019年新年会

2019年02月10日 | その他日記

女子グループでジャズコーラスをやって、10余年。
意外と古株の「ハモプリ」ですが、今年のメンバーは今までで最小の3名(ヒバリ含め)です。
メンバーは少ないんですが、少ないなりに楽しんでいこうね、と 今年度最初の集まり(新年会)をしました。
下北沢駅前のピーコックで集まって、サラダとか巻き寿司、おつまみとかのパーティー料理を選び、ヒバリんちのダイニングで 去年のクリスマスコンサートのDVDを見ながら 反省&今年の計画を考えます。
アルコールは無しです。女子会なので。っていうか、メンバーの3分の2が下戸だからです。(^^;
デザートは「とよんちのたまごプリン」とアールグレイ紅茶で。

さて、今年の活動ですが、去年のクリスマスコンサートで、ヒバリ教室もう一つのコーラスグループ「シモキタ倶楽部」と 数曲コラボをしてみたのですが、男性も入って一緒に歌うのは気持ちがいいね、とみんなが思ったので、今年はシモキタ倶楽部との合同を 前向きに考えてやっていこう、ということで 三人の意見が一致しました。

で、曲は何にする?
練習回数が少ないし、その少ない練習にも、いろいろ都合で出られない可能性も多いハモプリです。
簡単に覚えられて、楽しく歌える曲。
せっかくのコラボなので、掛け合いやコーラスが効果的な曲。

そんなことをポイントに、ヒバリがいくつかの曲を提案し、YOUTUBEでメンバーにも見てもらい、「これにしよう」と まずは2曲、選んでみました。
来週、シモキタ倶楽部の 今年度第1回練習があるので、その時に提案してみます♪


ヒガシマル病 とまらない♪

2019年02月09日 | レッスン日記(小中高生)
Mちゃん「レリゴー」の続きです。
前にあげた「ヒガシマルうどんスープ」の曲、ヒバリ先生がマイブームなんで みんなに楽譜をあげてるんですが、もらったみんなも「あっ、これ知ってる。おもしろい」と ソッコーはまってくれます。

今日も、Mちゃん(中2)と「レリゴー」のレッスンをした後、やってみた。
ラ、ソ、ファ、ミ、レ、ド、シ・・・と順次下がっていくメロディーとコード。
簡単でおもしろくて、弾き始めると 止まらなくなる。
「アドリブもやってごらんよ」
先生がけしかけます。
「えー、そんなのわかんないー」
「リズムでもなんでもいいんだよ。こんな風に」
先生がお手本を見せて、Amのラウンドコードをくり返し、Mちゃんも見よう見まねで続きます。
「コレおもしろい~♪ 今度、発表会の合奏でみんなでやりたい」
とMちゃん。
「いいね!その時は、みんなキャラの衣装付けて踊るんだよ。ワカメとかてんぷらとか」
「踊りはちっちゃい子にやってもらって」
「きっとみんな踊るよね」
と白熱。
「おもしろかった~」とノリノリのアドリブが終わりました。
「この曲、止まらなくなるんだよね」と先生。
「そうそう。ずーっと心の中で歌ってる」とMちゃん。
「そうなのよ。それで、いつの間にか無意識に声が出ちゃったりしてて」
「あっ、そうそう。教室で歌っちゃって、みんなに聞こえたらヘンな人だと思われちゃう」
「大丈夫。Nちゃんも この『ヒガシマル病』にかかってるから、二人で歌えば目立たないよ」
「そうか」
MちゃんとNちゃんは 中学で同じクラスなのです。
ヒガシマルを歌うときは、ぜひ、一人だけヘンな人にならないように、二人でセッションしてください。(笑)

レリゴー トンネル抜けた!

2019年02月09日 | レッスン日記(小中高生)
Mちゃん(中2):
いつもは 学校が休みの土曜日午前中にレッスンに来ているのですが、今日は第2土曜日で 午前中が登校日。
なので、 午後 英語の勉強に行ってきて、夕方6時からピアノに来ました。
しかも、もう定期テストの2週間前だとのこと。
こんな状況でもレッスン休まないなんて感心しました。
寒い中、ほんとにお疲れ様…

前回、「なんかブワーンにならない」と言ってた「レリゴー」はどうかな。
おお!
前回とは見違えるように素敵に弾けてます。
豊かなアルペジオや重音、落ち着いたメロディーの運び… ちゃーんと「ブワーン」になってるよ!
勉強も部活も塾も忙しい中、一体どうやって練習時間を捻出したのか…

「ここまで。」
Mちゃんの「ブワーン」の熱演は 曲の半分でプツッと途切れました。
「この後がわかんない…」
そうだったね。この、後半の始まり、1ページ分ぐらいがわからなかったんだ。
「この楽譜は 色々飾りフレーズで盛ってあるから 分かりづらくなくなってるけど、ほら、ここにメロディーが見えてる。ここだけ弾くと、流れが見えてくるよ」
と先生がシンプルにしたメロディーを弾いてみます。
「ああ、わかった。ここの所だったんだ」
Mちゃんにも分かったようです。
「しかも、見て。コードはずーっとD♭sus4のまま。そして続きの部分は、転調して1音上がってるだけだから、コードもE♭sus4でずーっと続き、その後はおなじみの、ほらっ」
「ああ、サビだ〜\(^o^)/」
というわけで、難関だと思っていた中間のトンネルを あっと言う間に抜け、一気に残り3ページを駆け抜けて 最後まで到達することができたのでした。
\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/
来週は、いよいよ全曲通してのブワーンが聴けそうです ♪

コード奏法は 簡単で楽しい♪

2019年02月09日 | コード奏法
M子さん(大人):
レッスンを始めて3ヶ月ちょっと。
「3コードから弾ける! やさしいピアノ名曲150 」という本を使って、コードネームを見ながら伴奏をつけて弾く方法をレッスンしています。
M子さんは、昔 クラシックピアノを習っていて、「花の歌」とか「エリーゼのために」などを弾いたこともあるそうですが、コード奏法は ヒバリ教室に来て初めてです。
毎回、初めての弾き方や目から鱗(うろこ)のやり方ばかりで 戸惑いながらも、
「こんな楽しいやり方があるなんて知りませんでした。とっても素敵で楽しいですね」と、すっかり気に入ってくださったようです。
写真は M子さんの楽譜。
ご自分で弾いてみた曲に ズラッと付せんが貼ってあり、習ったコードの押さえ方が書き込んであったり、 曲の歌詞を調べて書いてあったりと、とても熱心な勉強家のM子さんです。
「やさしいピアノ名曲150 」に載っている150曲は、そのほとんどがM子さんの知っている曲ばかりです。
どんどん たくさんの曲を弾いていきましょう。

Nちゃんアレンジ演奏・ヒガシマルと今日俺

2019年02月09日 | コード奏法
Nちゃん(中2):
この間あげた「8小節ミニミニ楽譜」の、「ヒガシマルうどんスープ」と「男の勲章」が気に入ったと言って、早速それを膨らませて演奏してきました。

「ヒガシマルうどんスープ」は、youtubeで音源を聴いて、イントロを付け、ジャズっぽいリズムで伴奏を付けて弾いています。
「ベースをはっきり際立たせるようにして、バッキングを軽くすると、もっとジャズの感じが出るよ」とアドバイスし、リズムが整ってきたので アドリブも付けることに。
Am - G - F - E のラウンドコードを繰り返しながらアドリブを弾き、キリのいいところで締めくくってテーマにもどります。
Nちゃん、アドリブを繰り返しているうちに、だんだん色んなフレーズを使えるようになってきました。
すごいすごい。
もう一つの「男の勲章」は、この前あげた楽譜が 初心者用にハ長調で書いたものだったので、それをオリジナルキーに近いト長調のキーに置き換え、コードもト長調のものに変えて、全曲書いてありました。
すばらしい。
もう、いっぱしのミュージシャンだね。
「8小節楽譜おもしろい!またやりたいです」と言ってる。
また、面白い曲を見つけて「8小節楽譜」を充実させていこうと思っています。

Aちゃん・右手だけのレッスン

2019年02月08日 | レッスン日記(小中高生)
Aちゃん(小5):
先週は 体育の時間に左手の小指を捻挫したので、お休みでした。
今日も小指に包帯を巻いていて、まだちゃんとは治ってないけど大丈夫!と言ってレッスンに来ました。
「そうなの?じゃ今日は、右手だけにしとくか」
「左手も、そっとなら弾ける…」
「いいよいいよ、無理しないで。まずバーナムから、右手だけでやろう。その代わり、速く弾くってことにしよう (^_-)」
そう言って、先生はエレクトーンのスイッチを入れました。
今日のバーナムは、「目が覚めた、伸びをしよう」という スケールの練習です。
「右手だけなら早く弾けるでしょ」と、まず テンポ120にして、8ビートのオートリズムとコード伴奏を合わせます。
Aちゃんはリズムに合わせて、軽々と弾くことができました。
「もっと早く弾けそうだね。テンポ上げるよ?」
と、テンポを130に上げて弾いてみます。
まだまだ余裕ありそう。
「もうちょい上げるからねー」
140、150、160…
いけるいける。
「170はどうかな」
「えー、もう無理〜」
と言いながら、なんとかギリギリ170まで間に合いました。
左手が弾けるようになったら、両手でこれくらい速く弾くんだからね、と脅して バーナムはおしまい。
曲集は「ガボット」です。
「右手だけでいいよ」
「右手しかやってない(^_^;)」
なーんだ。
右手のタッチを中心にレッスンし、最後は「歌は友だち」です。
Aちゃんは「旅立ちの歌」が大好き、というので、そのメロディーを練習。
楽譜の中に書かれていたコーラスパートも合わせて、右手で弾くことにしました。
今日は右手だけしか出来ないというコンディションでしたが、それはそれで充実したレッスンができたと思います。
来週は左手も復活してるかな。

ドクター・譜割りの研究

2019年02月07日 | レッスン日記(大人)

ドクターS(大人):
ショパンのノクターンの中でも、特に人気のある、そして特に難度の高い「8番」にチャレンジしています。
この8番、調子記号は ♭が5個。
英語のコードネームで言えば D♭ ですが、日本語で言うと「変ニ長調」。
日本語の方が難しいですよね…
そして、ショパンのノクターンといえばツキモノなのが「連符」や二拍三連などの「イレギュラー譜割り」で、そのせいで ますます難しさがアップしています。
ドクターも 苦労しているんですが…
上の写真は、ドクターがLINEで送ってくれたものです。
「グラフを作ってみたら左右のタイミングがわかりやすくなりました」とのこと。
グラフにするとは、さすがドクター!(°▽°)
写真 みんなに見せたいんで、blogに載せていいですか、と聞いたら、もちろんいいですよ、と言ってくれたんですが。
「それなら、ちゃんとしたグラフ用紙に書けばよかった(・_・;」と言うのです。
なんでかと思ったら
「薬屋さんにもらったメモなので、糖尿病の薬の宣伝が入ってる… (^_^;)」だって。
えー、どこどこ?
ほんとだ。宣伝はいってる。笑笑笑
みんなも、写真よく見てみて!
こちらもまさにドクターらしい!\(^o^)/


Mちゃん・ハ長調の音階と難問題

2019年02月07日 | レッスン日記(小中高生)
Mちゃん(小3):
アルフレッド・ピアノライブラリーが「ハ長調の音階」という課題にきました。
「『ハ長調の音階』?」
「『ハ長調の音階』ってね、ドレミファソラシド、のこと。音の階段だから。」
「知ってる!こうでしょ」
Mちゃんは、右手で ドレミファソラシド、と弾きました。
ちゃんと、ファの音を弾く時に 1の指をくぐらせて、指が足りなくならずに上のドまで弾けています。
「そうそう。よく知ってるね」
その指使いを応用して、「プレリュード」という曲をやることに。



天狗のお面をかぶったMちゃん。

次にバーナムを開いたら、これもちょうど音階の課題…「難問題」という練習です。
まず、両手で弾く 短い予備練習があります。
「さっき、右手で音階を弾いた時、1の指は 何の音を弾いた?」
先生に聞かれて、「えーっと…」Mちゃんは少し考えてから言いました。
「ド!」
「そうだね。ド、と あとひとつあるよ」
「えー?」
Mちゃんは、鍵盤に指を走らせて見ながら考えます。
「…ファ?」
「そう!ドは 最初と最後の音だから わかりやすいけど、ファのこと、覚えておいてね。いい?行きも帰りも、ファは1の指だからね?!」
「うん、わかっった!」
ここまでは まだ大丈夫。
「じゃ、左手の1の指は?」
「えー、左手〜?」
ほーら、少し混乱してきたぞ。
Mちゃんは 慎重に左手の音階をなぞってみます。
「…ソ?」
「そう。左手の1の指はソ。右手の1の指はファ。これを忘れないようにして、さあ、一緒に弾いてみよう」
「うわぁ…」
予備練習は、両手が並行して動くものと 反行して動くものの2種類で、それぞれ1オクターブです。
やっと弾けたー。
と思いきや、ページをめくったら 「11番・難問題」は まだ続いているのだ。
しかも山あり谷あり、並行したり交互に上ったり降りたり、反行したり。
まさに「難問題」だ!
「コレが本番の『難問題』だからね。これを弾いてきてね」
「え〜〜〜」
と言いながらも、Mちゃんはさっそく、果敢に「難問題」に取り組んでみてる。
指使いに四苦八苦しながら、それでもめげずに、何度も何度も。
えらいぞ。がんばれ。
来週、楽しみにしてるからね。

Cちゃん・オクターブにさわれたよ♪

2019年02月07日 | レッスン日記(小中高生)
Cちゃん(小1):
アルフレッド・ピアノライブラリーの「テキサスのワルツ」を、ちゃんと予習してきました。
6度の音程によるダブル・ノート(重音)の連続が出てきて(その課題だから仕方ないけど)、小さい手にはちょっと大変かと思いますが、がんばってしっかり弾きました。

(写真は、「テキサスのワルツ」のさし絵に Cちゃんが描き加えた絵。牛とダンスを踊ってるテキサスの人に、先生とCちゃんが「入れて」と言ってるところを描いてくれました。テキサスの人も快く「いいよ」と言ってくれてます。(^O^))



先生が天狗祭りで買ってきたお面をかぶったCちゃん。

ピンクのバーナムは、「右(左)足で大きくけろう」で (実際は手です) オクターブの間隔での跳躍、続いて「両足(これも手のこと)ひらこう」で、両手とも 1の指を 「ド」の鍵盤上に保持したまま、レ、ミ、ファ…と 指を開いて行く課題で、手のスパンの拡張をはかる訓練です。
「やってみよう。ドの音は離しちゃダメだからね。」と先生に言われて、真剣に次々と音を弾いていきます。
「レ、ミ、ファ、ソ…ラの音から上は、ずっと5の指で弾いていってね。ラ、シ…よいしょっ、ドは無理かな? えいっ!」
なんとCちゃん、オクターブ上のドの音に、なんとか触ることができました!
「すごい!触れたねー」
「うん!」
Cちゃんも嬉しそうです。
「今、これだけ届くんだからさ、クリスマスの発表会ぐらいには、ちゃんと弾けるようになるかもね?!」
「うん、そうだね」
楽しみだねー♪
いつの間にか、こんなに指が伸びて、よく拡がるようにもなってたんだね。
もっともっと、たくさんの難しい曲だって、弾けるようになっていくね!

Rちゃん・本当は実力あるんだよ。

2019年02月06日 | レッスン日記(小中高生)
Rちゃん(小2):
先生に頼んで作ってもらって、せっかく練習した「男の勲章」の楽譜を 忘れてきてしまいました。
「なんだー、残念だねぇ」
きっと、ずっと弾いてて ピアノの上に置きっ放しになってしまったのでしょう。
「しょうがない。じゃ、バーナムからだよ」
先生に言われて、「えー、やだな〜」と 途端にヘタれるRちゃん。
ピアノで好きな曲を弾いたり、ワークブックを色鉛筆で描いたりするのは大好きだけど、テキストの音符を読み取って弾くのは しんどい…と思っているのです。
「何言ってんの。もう簡単に弾けるはずなんだから、やろ!」
先生に誘われ、しぶしぶピアノの前に座ります。
バーナムは、1曲1曲がとても短くて、小さい生徒も負担なく取り組め、達成感が得られるので、子どもたちからも好評です。
Rちゃん、初めは「難しそう…」と気後れしていたようですが、弾き始めると ちゃんと楽譜を見ながら次々と弾けて、結局 4曲も合格してしまいました。
ほーらね、やればできるでしょ。
そのあとは「たのしいピアノレッスン」の中の「つきのひかりに」を、楽譜を見ながら 右手、左手 両パートを合わせて弾くことができました。
Rちゃん。やればできるんだよ。
もう、ちゃんと音符を読んで弾く力がついてる。
自分で「読むのがしんどい」と思ってるだけ。
それに、今日Rちゃんが弾くのを見て気づいたこと…

Rちゃんの手は、ほっそりした身体の割には指ががっちり・しっかりしていて、何も言わなくても きれいなフォームとタッチができている!
女の子の場合、指や骨格が華奢(きゃしゃ)で弱く、きちんとしたフォームでしっかり打鍵させるまでに 何年も手取り足取り訓練しないといけない事が多いのですが、Rちゃんはまだ2年生なのに、生まれつきしっかりしたフォームとタッチで弾くことができる。
素晴らしい!
この 恵まれたタッチのできる手は、これから かっこいい曲やダイナミックな曲を弾く 強力な武器になるはず。
だからRちゃん、音符しんどいなどとぐずぐず言わず、バリバリ取り組んでほしいよ。

Hさん好調です♪

2019年02月05日 | レッスン日記(大人)

Hさん (大人):
バッハ平均律、1巻の6番「プレリュード」。
前回は、左手の8分音符に右手の三連符を当てはめていくのに苦労したのですが、今日はどうでしょうか。
なんと、冒頭の滑り出しを聞いてびっくりです。
三連符のメロディーが確実に入り、大変流暢 (りゅうちょう)に曲が流れています。
一体どうやって練習したんだろう。
Hさんに言っても「あら、そうですか?」と言うだけなんだけどね。
前半の終わり頃、左手の指使いを決めて、バッハは終了。
続く「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」は 前半部分が一通り弾けていて、テンポを一貫して保つことと スタッカートのキレを弾むように弾けるように直して、とっても良くなりました。
もう後半いったらどうですか?と、ちょっと次のページを見てみたら、Hさん 譜面を見ながらスイスイ弾いてしまって、
「これなら出来そうですね」ということになりました。
来週は 第1楽章が最後まで聴けるかも。