HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

Hさん好調です♪

2019年02月05日 | レッスン日記(大人)

Hさん (大人):
バッハ平均律、1巻の6番「プレリュード」。
前回は、左手の8分音符に右手の三連符を当てはめていくのに苦労したのですが、今日はどうでしょうか。
なんと、冒頭の滑り出しを聞いてびっくりです。
三連符のメロディーが確実に入り、大変流暢 (りゅうちょう)に曲が流れています。
一体どうやって練習したんだろう。
Hさんに言っても「あら、そうですか?」と言うだけなんだけどね。
前半の終わり頃、左手の指使いを決めて、バッハは終了。
続く「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」は 前半部分が一通り弾けていて、テンポを一貫して保つことと スタッカートのキレを弾むように弾けるように直して、とっても良くなりました。
もう後半いったらどうですか?と、ちょっと次のページを見てみたら、Hさん 譜面を見ながらスイスイ弾いてしまって、
「これなら出来そうですね」ということになりました。
来週は 第1楽章が最後まで聴けるかも。


ブルクミュラーの さりげな転調

2019年02月05日 | ブルクミュラー

K子さん (大人):
「不思議に思ってることがあって…」と K子さんが言いました。
「曲って… 例えばハ長調とかの曲があって、それで始まってても、途中で変わって 違う調になってたりすることって…?」
あるある。あるよ。
K子さん、よくそこに気がつきましたね!
曲の途中で さりげに転調されてることはよくあるし、それがあってこそ、曲に広がりや深みが出て面白くなるのです。
バッハなんて 転調に次ぐ転調で、その度に 壮大な世界が広がっていく。だから面白いのよ。
逆に、転調が何もない曲は 単純で面白くないです。
「例えば…」と K子さんのブルクミュラーを開き、今練習している 7番、「清らかな小川の流れ」を見てみます。
調子記号は ♯が一つついた「ト長調」ですが、後半はドの音に ことごとく臨時記号で♯が付いていて。これってニ長調でしょ⁈
そう、さりげにニ長調へ転調されてるんですよ。
「ブルクミュラー」は 初心者用の練習曲集ですが、ほとんどの曲で たった1ページか2ページで完結する小さな曲の中に さりげない小さな転調が隠されている、なーかなかの作品集なんですよ。
「転調」に注目しながらブルクミュラーの1曲1曲を見ていくのも、また新しい発見があって面白いかもしれません。
興味のある人は やってみて!