Rちゃん(小3):
今日は久々に「バーナム」からレッスンを始めました。
最初は紫のバーナム。
もう既(すで)に修了した、前巻のバーナムです。
ルーレットを回して、当たった番号の課題を弾いていきます。
ちょっと前まで「バーナムは音符が多くて難しい」という認識を持っていたRちゃんですが、最近「音符を見ればちゃんと弾ける」と自信を持ったようです。
今日も「紫のバーナムは簡単だね!」と言ってみると「うん!簡単!」と言って、グループ1からグループ5まで、驚くほどしっかり弾いて、思わず「上手だね!」と絶賛してしまったほどです。
次は、現行の「オレンジのバーナム」です。
グループ3の7番「ブランコにのろう」から8番「大きな波をとぼう」、9番「坂のぼり」10番「ピンポン」11番「ねたりおきたり」と、テクニックも課題も様々な曲を5曲も弾いて合格しました。
以前のRちゃんなら考えられないような快進撃です。
グループ3はあと1曲、まとめ的で弾きやすい「元気いっぱい、さあひこう」を残すのみとなりました。
「もう1曲でグループ3終わりだよ。キリ良くやっちゃおうよ」と誘ったのですが…
「もういい。つかれた」
「そうか。そうだよね。じゃここまでにして、12番は来週やろうか」
「うん、そうする」
ということになりました。
今日は大得意の「ふよみワーク」も違う課題にチャレンジし、ずいぶん進歩したなー、と思いました。
ドクター(大人):
ショパンのノクターン8番。
月に2回のレッスンですが、毎回レッスンする度に、前回より音が力強くなっているのを感じます。
特に、冒頭から最初のテーマの辺りは、明らかにレッスンを始めた頃とは重みが違ってきています。
ここで言う「力強く重みのある音」は、「大きな音」というのとは違います。
「次は何の音かな」「ここでいいかな」などのぎこちなさが無いメロディー。
無理なコントロールがなく、伸びやかにつながる分散和音。
そうなったとき、音量の大小とは別に「深み」や「重み」を感じる音として聞こえます。
メロディーや指番号をよく練習して覚えていれば、不安なくリラックスしてるので、安心して鍵盤に重みをかけることができる。
そのリラックス感や安心感が、音の深みとして聞こえてくるのでしょうね。
それに、プラス弾く人の体格とか手の大きさとかパーソナリティが加わってきて、ドクターの場合は「重み」として現れてくる気がします。
ドクターはレッスンに来るまでの日々、ご自分でコツコツと練習しているので、知らず知らずのうちに重みのある音色が出せるようになってきてる。
さすがヒバリ教室優等生のドクターです。
ただ、「深み/重みのある音」が出せてるのはまだ最初の1ページくらいなんですが、たゆまず練習を重ねれば、少しずつそのエリアが増え、最後には必ず全曲、「深み/重みのある音」で弾けるようになりますからね!
がんばりましょう。
今日から、Cちゃん(小2)・Mちゃん(小4)が同じ時間に来ることになりました。
これまではCちゃんの後Mちゃんと、それぞれ30分間ずつのレッスンだったのですが…
CちゃんもMちゃんもレッスン室にいるのが楽しくて、なかなか帰ろうとしないのを、それでも「次の人のレッスンだからね」と切り上げなければならなくて可哀想に思っていました。
それなら、いつも仲良しの2人、同じ時間に来て、「2人で1時間」過ごすのはどう?と提案してみたのです。
今日はその最初の日。
「4年生は6時間授業だから、少し遅れるかもしれません」と言っていたMちゃんが、2年生のCちゃんより先にやって来て、大張り切りです。
さっそく練習して来た「オー・スザンナ」
のレッスンを始めているところへCちゃんが来ました。
「Cちゃん!一緒にやってよ」と先生からタンバリンを手渡され、
「えー、どうやるのかわかんない」と言いながらも、Cちゃんはなかなかいいセンスでタンバリンを叩き始めました。
「そうそう、それでいいんだよ。Cちゃんがリズム考えてね」
先生もタンバリンを持ち、Mちゃんのピアノに合わせてみんなで盛り上がりました。
Mちゃんの「スザンナ」が終わり、次の曲の説明を聞いたら
「じゃ、それをエレクトーンで練習して」とヘッドホンをつけてあげて、Cちゃんとピアノを交代です。
Cちゃん、「私『トトロ』練習してきたよ」と、「となりのトトロ」を弾きましたが、
♪となりのトトロトトロ〜
のところのリズムが、右手と左手でうまく合わなくて苦労しているようです。
「ここは、『トットロ、トットォーロ』ってリズムで合わせるんだよ」と繰り返し練習し、慣れてきた時、Cちゃんが言いました。
「私もあれ(エレクトーン)で練習したい」
「うん、いいよ。じゃMちゃん、交代ね。練習できた?」
このようにして、少しずつ交代交代にレッスンと練習を繰り返しました。
CちゃんもMちゃんも楽しく生き生きと取り組んでいて、レッスン効果も上がって一石二鳥です。
その上、30分で追い立てられず仲良く交流したり、冷たい麦茶を飲んだり、ゆったりと時間を過ごすことができ、「2人で1時間」レッスン、大成功です。
来週はにこにこワークやふよみドリルもやりたい!と言って解散しましたが、そのうち連弾や合奏などもやってみることが出来るだろうし、このレッスンスタイル、一石五鳥くらいの効果があると思います。
Kさん(メンズ):
「花はどこへ行った」3回目のレッスンです。
キーはニ長調、構成はラウンド・コード。
Kさんの演奏、先週よりもっと工夫されてなめらかな音楽になってました。
右手で軽く揺れたリズムを刻み、左手のベースにもゆっくりしたビートが聞こえています。
今日は、日本語だけでなく先週渡した英語の歌詞でも歌っていて、それを聴くとやっぱりオリジナルの英語歌詞が断然イイなー、ということがよくわかりました。
オリジナルは、歌詞がメロディーにぴったり合ってる。
♪ Long time passing〜ってとこがね、声が伸び伸び響くようになってるのね。
もちろん、Kさんの歌が上手だからこそですが。
Kさん、どんどんできそうなので、来週の宿題はラウンドコードをもっとスピードアップさせ、ロックンロールのリズムを刻む「ダイアナ」を提案してみました。
キーはCくらいがちょうどいいかな、と思うので、左手のベースを主音だけでなくド ッミ ッソ、と3回刻み、合間合間にに右手のコードを投入して、全体のイメージとしてはズンちゃ、ズンちゃ、ズンちゃ、みたいなリズムで弾きます。
このリズムでラウンドコードを弾きつつ、「♪君〜は僕より年上と〜」と歌うんだぜっ
大丈夫かな、Kさん(汗)
がんばってください。
余裕があったら、チャレンジ曲「プリーズ・ミスター・ポストマン(英語)」もやってみてください。
これもラウンド・コードですので。
HP HIBARIピアノ教室
Youtube HIBARI PIANO CLASS
Lちゃん(小4):
最初はピンクのバーナムから。
ルーレットで弾く番号を決めますが、一度レッスンで終わってる本なので「簡単なのが当たったら、すごい速く弾いてね(笑)」とプレッシャーかける先生。
当たったのは5番です。
和音の大きなジャンプがあったり、8分音符〜16分音符の素早い切り替えがあったりと、なかなか手ごわい課題が並んでいましたが、Lちゃんは迷わず速いテンポで弾ききって、感心。
前に習ったのをしっかり覚えている証拠です。
そして、アルフレッドピアノテクニック2「サラスポンダ」。
この本の最後の曲だけあって、これまでに習った調性とコードが全部詰め込まれています。
ニ長調→ ト長調→ ハ長調と3種類の調性に転調が続き、最後にまたニ長調に戻って終わりなので、メロディーを3通り、コードは9通り弾き分けなければなりません。
楽譜見ただけでびびりそうな恐ろしさですが、Lちゃんはなんと先週宿題になったばかりなのに、今日は1人で全部完成させてきてました。
テンポも軽快なアレグロで弾けていて、一発で合格となりました。
「すごいね!これでこの本卒業だね」
と言ったら、
「まだ1曲、やってないのがあった」とLちゃんが開いたのは、2つ前の「カリプソカーニバル」でした。
あら?これ抜かしてたか。
じゃあ、来週やってきて、それで「レベル2」の本を卒業にしよう、ということに。
卒業が1週延びましたが、Lちゃんはここへきてぐんと実力が上がり、上級生の貫禄が身についてきた感じがします。
月に1回、日曜日の夕方に集まって、ジャズコーラスの練習をしたり、そのあと乾杯をしたり、お酒を酌み交わしたり、打ち上げをしたり、親睦をしたり、お料理を食べたり、話を弾ませたりしているのが「シモキタ倶楽部」です。
全行程の中で、歌の比重が一番軽いです。
「シモキタ倶楽部」といっても、シモキタの住人はヒバリとシェフの二人だけで、後のメンバーは皆、電車に乗って集まってくるのです。
今年度からは、女性ジャズコーラスグループ「ハモプリ」も合同で活動することになりましたが、ヒバリはシモキタもハモプリも兼任してるので、実質増える人数は2名です。
今年度の課題曲はビートルズの「プリーズ・プリーズ・ミー」、そしてオールディーズのナンバー「ドゥ・ユー・ラブ・ミー?」です。
先月、メンバー皆の都合が合わず練習を休みにしていたので、今日は2ヶ月ぶりの練習。
ほぼ全員が前回の練習内容を忘れているのは『お約束通り』ですが、1回、2回と歌ううちにカンを取り戻してくるのはさすがです。
今日はハモプリが1人欠席で、女性はヒバリとミケの2名でした。この人数だと男性の声に負けてしまうので、男性の二人、JackとDさんにお願いして、少し小さい声で歌ってもらいました。
そうしたらDさんが「小さい声で歌ったら、女性のコーラスパートが聞こえてきた!気持ちいいね!『ハモってる』って感じだね!」と開眼の発言をして、これまではずっと、人の声を聞かずに歌ってたことが判明しました。
今日、ハーモニーに目覚めてくれてよかったです。(;^^A
課題曲とは別に、「スリー・ベルズ」という歌も、みんなで歌っています。
YouTubeの音源に合わせて歌うのですが、冒頭にきれいなハーモニーがあって「こんな風にハモれるといいな〜」とDさんが特にお気に入りです。
ヒバリも、このみんなでこんなハーモニーができたらなーと思います。毎回体験して耳を慣らしていけば、いつかこのハーモニーをうたうのも夢じゃない。
がんばりましよう。
さて、ここまでで58分。
この後、長い「打ち上げ」がはじまります。
Tくん(小1):
本日の登場合図は「ウィンドチャイムバージョン」でした。
「もうそろそろ、Tくん来るな」と思ってふと玄関に通じる廊下の先を見たとき、音もなく外の光がスーッと入ってきて。
来た来た。
そーっとドアを開けて入って来たな。(笑)
次の瞬間、
シャラ〜ンコロ〜ンカラ〜ンポロ〜ンと賑やかなチャイムの音。
「やっぱり!そうだと思ったよ」と、玄関に行って、ごきげんのTくんを迎えます。
まずカバンから出したのは、学校から支給された、鍵盤ハーモニカの付属ガイドブックです。
きれいなカラーイラストで、鍵盤ハーモニカの部分名称や使い方、お手入れ方法などが書いてあり、簡単な歌や日常で聞かれる音の再現楽譜なども出ています。
Tくんが次々ページをめくっていきます。
「こんなのが出てる!」
「ほんとだ。もうT君の知ってる音ばかりだし、簡単だね。やってみようよ」
最初は「ありさんのおはなし」という歌で、Tくんはこの歌を知らないようですが、やる気満々なので利用してみました。
歌詞を見ながら
♪ありさんのおはなし、聞いたかね
と歌い、その後に
♪ド!ド!
と合いの手を弾くのです。
この調子で
♪小さな声だが聞こえるよ(ド!ド!)
♪おいしいおかしをみつけたよ(ド!ド!)
♪となりのおうちのおにわだよ(ド!ド!)
と、知らないながらも大きな声で先生と一緒に歌い、先生がメロディーと伴奏、Tくんが合いの手の(ド!ド!)を弾いて、賑やかに演奏しました。
その後もページをめくって出てきた「メリーさんのひつじ」や「チューリップ」、「救急車の音」などを弾き、最後までガイドブックを見てしまってから、Tくんは言いました。
「ピアニカ、学校に置いてきたんだ….」
そうか。学校に置いとくことになってるんだもんね。もうそろそろ、置きましょうねってことになったのかな。
「じゃあ、家で『救急車』とかできないね…もう、学校で習い始めたの?」
「ううん、まだ」
そっか。こんなに楽しみにしてるのに、早くピアニカの授業、始まるといいね…
ピアニカのガイドブックで楽しんだ後は、いつもの「バーナム」や「おんぷにこにこワーク」をやって、レッスンは終わりました。
「ねえ、外に、なんでタマネギ並べてるの?」
Tくんがききました。
タマネギ?
あー、そうか。
Tくん、アレはね、アマリリスの球根だよ…
Mちゃん(中3):
いろんな曲集をやったり番外曲をやったりしているうち、すっかり「ブルクミュラー」が置き去りになっていました。
そこで、「ブルクミュラー一気に終わらせよう作戦」が先月開始され、今日は20番「タランテラ」の仕上げです。
Aメロ。
Mちゃんはヒバリ教室のベテランですから、気持ち良いハイスピードで難なく弾きこなしています。
ところが、Bメロにくると、なんだかテンポが落ち、モッサリしてしまうのは何故だ?
答えは「右手と左手のリズムのノリが違うから」。
左手が拍のアタマにアクセントをつけてジャン、ジャン、あるいはタララ、タララ、と刻んでいますが、右手は、それに合わせて拍頭にアクセントをつけてはダメです。
確かに譜面は、タッタ、タッタ、と3拍ずつが「けた」でつながれて1セットになっていますが、弾く時は「タッタ」を1セットにするんじゃなく、図の、赤くなぞったスラーで結ばれた音をセットと考えて「タタッ」「タタッ」「タタッ」…と弾いていくんです。
そうすると、ほら、一気に躍動感が出て、弾きやすくなりましたね。
「ね、これはスキップのリズムなのよ。タランテラはスキップのダンスなんだから」
先生は言いました。
「ほら、スキップのできないちっちゃい子って、タンタ、タンタ、って、右足ケンケン、左足ケンケン、ってやっちゃうから、できないんじゃない?」
「あ〜、そうかも」
「それが、右、右左!左右!右左!左右!」って、左右置き換えの所がセットになってる、ってリズムがつかめると、スキップできるようになるんじゃない?」
「あー、うんうんうん」
「Bメロの所は、それと同じように、『ラ、ソッソ、ミッミ、レッレ、ファッファ、』じゃなく『ラソッ、ソミッ、ミレッ、レファッ、』って弾いてくとうまくいくよ」
こうして、Mちゃんのタランテラは、AメロもBメロも、そしてそれ以降も、全部スピード感あふれた演奏になりました!
みんなも覚えておいてね。
「タランテラ」はスキップ!
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Nちゃん(中3):
前から「Cちゃん(小2)とやる曲、決まりましたか?」と気にしてくれていましたが、それをこの間決めたので、今日のレッスンの時 Nちゃんに伝えました。
「これをやろうと思うの」と先生が口ずさんだのは「草競馬」という曲です。
アメリカのフォスターという人が作った、カントリータッチの曲。
「あ、聞いたことあります。こんなのでしたっけ」
Nちゃんは、すぐ伴奏をつけてみています。
「そう、それ。キーはまだ決めてないんだけど…Gでやってみて?」
「じゃ最初はGで…次はこうかな」
先生の弾くト長調のメロディーに、Nちゃんはサッと伴奏をつけました。
G、D7、C… ちゃんと的確なコードを、楽譜もコードネームも無しで自分でつけているのです。
「オッケー、バッチリだ。それでね、途中で転調しようと思うんだ。今度はCにしてみてよ」
Nちゃんは、即座にコードをCに転調します。
「メロディーも弾いて!」
先生の注文に、Nちゃんはハ長調のメロディーとコード伴奏をちゃんと弾きました。
「いいね!もうできた\(^o^)/」
「はい、これならできそう…」
「楽譜もいらないね」
ま、それは冗談だけど、楽譜無しでここまで弾いてくれるようになったか、Nちゃん。
いいミュージシャンに育ったもんだ。
頼もしいお姉さんです。
Cちゃんも喜ぶよ。
Rちゃん(小3):
いつもと同じく「ふよみワーク」から始めます。
1枚のワークシートには、4段分問題があるんですが、タイムを短くしたいので「1段だけ!」とのお願いです。
これと決めた段を「先に見とく!」と真剣に見てから、「わかったから時間計っていいよ。でも練習だよ。本番じゃないからね」と何度も念を押し、「練習」を繰り返します。
だんだん疲れて、逆に遅くなっちゃうよ?というぐらい繰り返し練習してから、ようやく本番。
タイムは3秒97。
コンマ以下は切り捨てなので、公認タイムは3秒です!\(^o^)/
ワークの後はバーナム。
まず紫のバーナムで復習練習。
ルーレットで番号を選んで当たったのを弾いていきます。
「簡単!」と言いながらスラスラと、しかも力強いタッチで弾いています。
紫のバーナムはすぐ終わり、次は現役の「オレンジのバーナム」です。
グループ3の「スキップ」「ぶらんこ」「ロッキングチェアー」と、3曲弾けました。
「今日は3つしかできなかった。この前は4つできたのに」と、ちょっぴり悲しそうな顔になったRちゃんだけど、課題がだんだん難しくなってるんだから。
Rちゃんの手はとても力強くて、しっかりしたタッチで弾けてるよ。
「上手になった」と自信持ってね。
Cちゃん(小2)が「暑い〜」と息を切らしてやってきました。
「ほら、麦茶あるよ」とテーブルのポットとコップを見せます。
「あっ、去年のだ。コップ、虹の七色に重ねてあるね。私は紫!」
Cちゃんは、大好きな紫色のコップに冷たい麦茶を注いで飲みました。
「氷が1個しか出てこないよ〜」
「まって。これでどう」
スプーンで氷をすくって、コップに入れてあげます。
ふぅ〜、これでひと息だ。
Cちゃんのレッスンが終わるころにやって来たMちゃん(小4)も、
「私は水筒持ってきたけど、こっち飲もうっと。私はオレンジがいいから、このコップ」
Mちゃんにも、氷をすくって入れてあげます。
みんな氷好きだなー。
今日は30度に達した「夏日」。
レッスンに来た子どもたちが水分補給できるようにと、去年、保冷サーバーと色とりどりのプラスチックコップを用意しました。
テーブルに置いておくと、子どもたちが自分で注いで飲んでいます。
保冷サーバーはポットと違って軽いので、子どもでも自分で持ち上げて注ぐことができます。
色とりどりコップは、使い捨てプラカップや紙コップより重くて安定性があり、倒してこぼす心配も少ないし、いろんな色があるので、子どもたちがめいめい、好きな色を選び、どれが誰のコップかわかって便利です。電子レンジで温めもOKです。
ヒバリ教室では、暑い夏の間は毎日レッスンの時に、そしてみんなが集まるリハーサルやクリスマス会のパーティの時などに大活躍しています。
Mちゃん(小4)
先週「カリプソ・カーニバル」を一発で暗譜して合格、今日は同じニ長調の「オー・スザンナ」です。
「あのね、やってきたけど、なんかあんまりうまくいかない…」と言っています。
「そうなの?どれどれ」
Mちゃんに弾いてもらうと、一応両手ともちゃんと弾いています。
ただ、両手を合わせて弾くと、あちこち気にしてテンポもゆっくりだし、つまずくところもあります。
「弾けてると思うけどね。じゃ、伴奏弾いてあげるから、右手だけ弾いてみてよ」
先生の軽快な伴奏に合わせて、Mちゃんがメロディーを弾くことに。
これなら楽々だから、弾むようなリズムで元気に弾けます。
弾きながら歌も出てきます。
♪バンジョー提げて出てきた、アラバマを〜
繰り返しの多い、元気のいい歌なので、繰り返してるうちにだんだん調子が出てきます。
♪オースザンナ!
オー 泣かないで〜
バンジョー提げて出てきた、アラバマを! (ヘイッ)
この(ヘイッ)のところは、歌はないんだけどピアノでジャン!と弾かなきゃいけない「シメ」なのに、Mちゃんはすぐ、このジャン!を忘れてしまうのです。
「ほら、『ジャン』だよ〜」
「あっ、忘れた〜」
「じゃ最初っからもう一回だ!」
こうして、グルグル、グルグル、弾いて歌ってるうちに、メロディーはすっかり上手になってテンポも上がってきました。
ヒバリ先生は気がついてるんですが、Mちゃんのメロディーのタッチがとってもいいんです。
楽譜にスタッカートが書き込まれてるわけでもないのに、メロディーが軽快に弾むように弾かれてる。
しっかりアーリーアメリカンタッチなのです。
先日これを弾いたLちゃんといい、Mちゃんといい、ヒバリ教室のみんなはとってもかっこいいタッチセンスが身についてきてるなーと思います。
さあ、右手が上手になった。
左手も練習した。
次はいよいよ、両手だね。
フレーズの終わりが、どれも似たような音でごっちゃになってしまうので、それをちゃんと弾き分けて、来週はバッチリ弾けるようにしようね。
Cちゃん(小2)
ピンクのバーナム、今日は3ー9「前屈運動」です。
楽譜を開いたCちゃん、「あっ、初めはCのコードだ。Cはおだんごだね!」と、自分でエンピツを持って、楽譜の余白に 先生が先週「でんぐりがえし」の楽譜に描いたのと同じおだんごの絵を描き、色エンピツのピンクと黄緑を持ってきて、「下はドだからピンク……真ん中はミだから白…上はソで黄緑…」と言いながら、色を塗っています。
コード(和音)の配置のこと、しっかり定着してるようです。(笑)
バーナムの後は「アルフレッド・ピアノライブラリー」の「リズムにのって」。
小規模ながら、ハ長調での「ブルース」の曲です。
この「アルフレッド・ピアノライブラリー」はアメリカの教本なので、ジャズやカントリーなどアメリカンな曲やスタイルもたくさん盛り込まれています。
Cちゃんの弾くピアノに 先生がエレクトーンでリズムとバッキングを合わせると、低学年とはいえなかなかかっこいいジャズのサウンドになりました。
1〜2箇所、ちょっとつまずいてしまう部分があるので、練習してきて、来週またかっこよく合わせようよ!ということになりました。
Cちゃんが作った「チャーム」