三味線弾きの日常。

おもに津軽三味線弾き唄い。
ときどき地歌・上方唄。こっそり義太夫三味線。
三味の音を一人でも多くの人に届けたい。

未来のサムライミュージシャンズ発掘コンテスト 優秀賞受賞!

三島由紀夫のサロメ。

2007年05月20日 | サロメのはなし
演出/三島由紀夫
主演/岸田今日子
音楽/黛敏郎

というサロメ公演があったそうです。
う~ん興味深すぎです!

三島由紀夫が対談などで語っている演出意図を読むと、
かなり方向性が近い部分もあって、見てみたいなぁと。
しかし、これを探すのはけっこう大変か。

何が興味深いかというと。

まず、サロメ像。子どもっぽいサロメなんです。
それが、ヨカナンに恋をして女に変わるんです。
私のイメージも、そんな感じで、初めから女として完成されているサロメじゃない。

それと、能を意識した演出、というのも実はかなりツボです。
能形式みたいな舞台を作りたいなと密かに考えてたんですよ。
ちなみに、それは雪女をやってみたかったんですけどね。
能って、すごいと思いませんか?
あの小さな舞台で、装置もなくて、演者も最小限で。
究極的な舞台形式だと思うんですよ。
まぁ、やれるかと言われたら、ちょっと…て感じですが(笑)

でも、ビアズリーは私の趣味じゃない…。

というような感じで、まだまだ考え中。
漠然とイメージできても、細部をつめて考えると、足りない部分がいっぱいです。
難しい。
コメント
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