三味線弾きの日常。

おもに津軽三味線弾き唄い。
ときどき地歌・上方唄。こっそり義太夫三味線。
三味の音を一人でも多くの人に届けたい。

未来のサムライミュージシャンズ発掘コンテスト 優秀賞受賞!

リズムの訛り。

2011年01月05日 | 三味線のはなし
打って変わって真面目な話。

昨日の稽古でのじょんからがあまりに酷かったので、
基本に立ち返ってみました。

津軽ものは速いからといって流さないで、
一撥ずつ丁寧に確実に鳴らす。
勘所もスッて誤魔化さずにきっちり押さえにいく。
スルときは適当にしないで、例えば12から14まできちっとキメる。
要するに、いかに音数が多くとも、
一つずつをきちんと弾く意識の徹底。
案外こういう基礎をおざなりにしてしまいがち。
というか、こういうシビアさを意識できるようになったのも澤先生の影響っていう。

次にテンポ。
踊りのテンポ感をいったん忘れる。
最近、津軽ものは踊りの地方がほとんどだけど、
手踊りは速いので、気持ちよく弾けるテンポに落とす。

最後にリズム。
これまた踊りのお囃子ではなかなか出せない独特のタメ。
でも、私の津軽ものにおける最大のこだわりは、そのリズム。


いろんな意識を持ちながら、
自分の理想に近づくための稽古をする、これ大事。
本番のための稽古とは別もの。
こんな真面目な私、珍しいな。笑。
ENの田中さんに抜かされないようにしなくちゃいけないからねー。


さて。
じょんからは多少持ち直してきた感じ。
よされが気持ちよく歌えてびっくり。
ちょっとやってみただけでも手応えあり。
ほんと、稽古は裏切らないからなぁ。頑張ります。


いずれは踊りのときも、こういう味を出せるようになりたいので、
ゆっこちゃんとも相談しつつ、
ゆんぴには更なる試練を…(笑)
コメント (2)
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