三味線弾きの日常。

おもに津軽三味線弾き唄い。
ときどき地歌・上方唄。こっそり義太夫三味線。
三味の音を一人でも多くの人に届けたい。

未来のサムライミュージシャンズ発掘コンテスト 優秀賞受賞!

其礼成心中。

2014年08月18日 | 鑑賞
昨日は三谷文楽を京都で観てきました。



念願の関西公演。
しかし、大阪ではなく京都、というあたり残念です。

随所に古典の引用がありつつ、
詞章に「パトロール」とか「タイミング」とかカタカナを織り交ぜつつ、
コミカルな中にちょっとほろりとする部分があったり。

とにかく人形の冒険がすごかった。
今まで見たことのない激しい動き、ダイナミックな動き、
あるいは、古典ではその首にその役回りはないな、という型破りとか。

ただ、
三味線や語りはマイクを通した音の印象が強すぎて、
とくに三味線は低音が響いてこなかったのが残念でした。
やっぱり文楽劇場でやってほしい。

もちろん、古典も大事だけど、
これからどんどん新しい作品に挑戦する姿勢を持っていてほしいと思う。
古典を愛すればこそ、それを伝える入り口を用意してあげてほしい。


最後にカーテンコールがあるのが面白かったです。
本公演でもやればいいのにと思う。


コメント
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