前から読んでみようと思いつつ
放置されている本のうちのひとつでした。
実はこの著者は私の学生時代の先生でもあります。
正直、苦手だった。笑
苦手にされていたような気もします。
でも仕方ない。
私は受験した時から三味線がやりたくて
西洋クラシックはもういい、と思ってたのですから。
読みながら、
先生の口調が思い出されるようなフレーズが
ときどき顔を出すのがちょっと可笑しいのですが、
引用文献の幅広さはさすが。
まさか先生が村上春樹を読んでたなんてーー!とか
かなり個人的な感想を持ちつつ。
でも、学生時代の印象よりも随分マイルドな感じで
私自身も多少なりとも成長したのか
指揮者のリハーサルでの言葉のくだりなど
学生時代はあまりピンと来てなかったことが
すとんと入ってきたり、
「感動」を売りにする音楽市場への批判とか
音楽に国境はある!とか
頷かされる部分がありました。
考えてみれば、
クラシックも邦楽も
時代がかっていて難解でお高く止まってて退屈で?
そういう世間一般のイメージは共通してるのかもしれません。
とても残念なことだけど。
だから逆に、それを伝える言葉を私たちは持たなくてはいけないのかも。
放置されている本のうちのひとつでした。
![]() | 音楽の聴き方―聴く型と趣味を語る言葉 (中公新書) |
岡田暁生 | |
中央公論新社 |
実はこの著者は私の学生時代の先生でもあります。
正直、苦手だった。笑
苦手にされていたような気もします。
でも仕方ない。
私は受験した時から三味線がやりたくて
西洋クラシックはもういい、と思ってたのですから。
読みながら、
先生の口調が思い出されるようなフレーズが
ときどき顔を出すのがちょっと可笑しいのですが、
引用文献の幅広さはさすが。
まさか先生が村上春樹を読んでたなんてーー!とか
かなり個人的な感想を持ちつつ。
でも、学生時代の印象よりも随分マイルドな感じで
私自身も多少なりとも成長したのか
指揮者のリハーサルでの言葉のくだりなど
学生時代はあまりピンと来てなかったことが
すとんと入ってきたり、
「感動」を売りにする音楽市場への批判とか
音楽に国境はある!とか
頷かされる部分がありました。
考えてみれば、
クラシックも邦楽も
時代がかっていて難解でお高く止まってて退屈で?
そういう世間一般のイメージは共通してるのかもしれません。
とても残念なことだけど。
だから逆に、それを伝える言葉を私たちは持たなくてはいけないのかも。