三味線弾きの日常。

おもに津軽三味線弾き唄い。
ときどき地歌・上方唄。こっそり義太夫三味線。
三味の音を一人でも多くの人に届けたい。

未来のサムライミュージシャンズ発掘コンテスト 優秀賞受賞!

津軽小原節。

2014年10月21日 | 三味線のはなし
津軽の三大民謡、といわれるものがあって、
ひとつはかの有名な津軽じょんから節、
ひとつは私の鍾愛の津軽よされ節、
そして、残るひとつが津軽小原節。

小原節はリズムも節回しも比較的わかりやすくて
あまり津軽ものっぽくない感じなのですが、
これもまた良い曲です。


紅葉の下には鹿がいる

という歌詞があるので、秋にやりたい曲です。


寒さこらえて春を待つ

と言いながら、アイヤ節は年中やるので、
別に小原節だって年中やればいいんですけども。

そういえば、この曲を覚えたときは
唄から覚えて三味線を後から付けました。
もともと唄は独学自己流なので、大体は三味線から覚えて
必要に迫られて唄を覚えることが多かったのですが、
これは初めての逆パターン。
唄を覚えると早いよ、という先生の言葉が腑に落ちた瞬間でした。


小原節には、浪曲入り小原というバージョンもあって、
文楽にもある壷阪観音霊験記のお話で、
これはいつかマスターしたいものです。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする