ひと昔前(?)に話題になった本ですが、
改めて読む機会がありまして。
絶対音感。
元はといえば、ピアノから始めたわたくし、
実は絶対音感があったのです。
救急車のサイレンなどの「楽音」以外の音も
音高を持った「音」として聞き取ることができるし、
イ短調とハ短調の色彩感の違いも感じます。
でも、私はこれを捨てたいのだ。
いわゆる「現代音楽」のような調性感のない音楽をやるには、
絶対音感があった方が良い。
でも、「邦楽」をやる上では、はっきりいって邪魔でしかない。
つまり、声の高さに合わせて調弦を変えるシステムである邦楽では、
「移動ド」の耳の方が都合が良いのです。
絶対音感があるがために、
いつもと一度、調子が変わっただけで大混乱…
譜面を見られるものでも、若干混乱しているのに、
暗譜でなんて絶対無理ーーーという不便な身の上です。
西洋音楽の物差しを持っていることは、便利な面もある。
たとえば、五線譜が読めると、セッションするのにも簡単だ、とか。
でも、それは万能ではありえない。
改めて読む機会がありまして。
絶対音感。
絶対音感 (新潮文庫) | |
最相葉月 | |
新潮社 |
元はといえば、ピアノから始めたわたくし、
実は絶対音感があったのです。
救急車のサイレンなどの「楽音」以外の音も
音高を持った「音」として聞き取ることができるし、
イ短調とハ短調の色彩感の違いも感じます。
でも、私はこれを捨てたいのだ。
いわゆる「現代音楽」のような調性感のない音楽をやるには、
絶対音感があった方が良い。
でも、「邦楽」をやる上では、はっきりいって邪魔でしかない。
つまり、声の高さに合わせて調弦を変えるシステムである邦楽では、
「移動ド」の耳の方が都合が良いのです。
絶対音感があるがために、
いつもと一度、調子が変わっただけで大混乱…
譜面を見られるものでも、若干混乱しているのに、
暗譜でなんて絶対無理ーーーという不便な身の上です。
西洋音楽の物差しを持っていることは、便利な面もある。
たとえば、五線譜が読めると、セッションするのにも簡単だ、とか。
でも、それは万能ではありえない。