三味線弾きの日常。

おもに津軽三味線弾き唄い。
ときどき地歌・上方唄。こっそり義太夫三味線。
三味の音を一人でも多くの人に届けたい。

未来のサムライミュージシャンズ発掘コンテスト 優秀賞受賞!

緊張したい。

2017年02月15日 | 三味線のはなし
長唄三味線方人間国宝、今藤政太郎先生の講演会に行ってきました。

なるほどな~と思うお話がたくさんあったのですが、
そのひとつ。

演奏の緊張感のお話。

ダンスと長唄の作品をやった時、
冒頭、静かな舞台にダンサーがいて
やがて唄が始まる、
その唄い出しの前に
長唄の舞台上の約束事として
唄方が扇を持った。
その動作に対して父から注意された、といいます。
扇を取る、その動きで
それまでの舞台の緊張感が解けてしまう、
約束事よりもその方が大事だ、と。

なるほどーー。です。


ライブが好き。
お客さんの反応が見える舞台が好き。

でも
もう一方で、
そういう緊張感のある作品、
また挑戦したいなぁ。

コメント
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