三味線弾きの日常。

おもに津軽三味線弾き唄い。
ときどき地歌・上方唄。こっそり義太夫三味線。
三味の音を一人でも多くの人に届けたい。

未来のサムライミュージシャンズ発掘コンテスト 優秀賞受賞!

陸前高田の四季。

2019年10月01日 | ライヴ日記
最後の公演は
陸前高田の復興住宅にて。

毎回、岩手の公演では
私たちの演奏や踊りをただ見てもらうだけではなくて
来てくれた人たちも一緒に参加して楽しんでもらえるものも
何かしら用意していくようにしています。
だって、私たちが憧れ続ける芸能の本場の皆さんの前で
拙いものを披露するだけでは申し訳ない。
せっかく集まってくれた方たちに
ひととき、楽しかったねーと思ってもらいたい、と
心から思うからこそ、ミーティングも長時間に及ぶ。

そして
今回持ってきたのが、上方唄「浪花の四季」。
この歌詞を、陸前高田バージョンの替え歌にしよう!という企画。



皆さんにインタビュー。
アイデアを出していただきながら、歌詞を作っていきます。

春=お正月はどんな感じですか?
>あんまり派手なことはしないなー
 初詣行って、あとはコタツ入ってー

夏はお祭りとかいっぱいあるんでしょ?
>けんか七夕とか、動く七夕とか
 昔は海水浴もしたよー
 今年もチャオチャオ踊りしたな

秋はやっぱり美味しいものでしょ!
>果物がいろいろー
 サンマはちょっと遠いか、サケならあるか
 このあたりの米は「たかたのゆめ」
 全部集めてバーベキューにしたらいいね
 みんなを呼ぶとき? やべーやべーかな

冬は雪で大変ですか?
>このあたりはそんなに雪は降らないねー
 岩手の湘南だからねー
 白鳥が来るな
 祭は4年とか5年に1回のだなー
 イボ神様がすぐそこにあるよ、昔お母さんと行ったねー

そんな感じで、だんだんと詰め込み切れないネタが出てくる出てくる。
もはや季節感と関係ないイボ神様の話まで出て来て、大爆笑。



《陸前高田の四季》 下線部が替え歌です

春のはじめは コタツ入って ミカン食べ
孫と一緒に カルタとり
笑う門には七福神の 礼者頼もう”どうれ”

夏のまつりは けんか七夕 盆踊り
音に名高き チャオチャオ踊り
高田松原で海水浴と
 花火シューポン

秋の夜長は 梨もブドウも お林檎も
まん丸まると おさまりて
は「たかたのゆめ」で 鮭もホタテも
みんなやべぇやべぇ バーベキュー


冬の寒さに 白鳥来れば 銀世界
子ども喜ぶ 雪遊び
玉子と油揚げ持って イボ神様まいり
あ‥ イボとれた いがったぁ



名作できちゃいました。ありがとうございました!!



Shamisen + vocal 静月
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►演奏予定
10月6日(日) ディープ大阪ナイトカルチャー塾
 詳しくはこちら

►演奏依頼 承ります
 ステージイベント、パーティ、ブライダル、レクチャーコンサート、
 ワークショップなど、三味線出張演奏いたします。
 小さな会場でも、ご予算が少なくても大丈夫。
 ブッキングライブ、コラボレーションなども歓迎。
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