地歌というのは
やっぱり唄のものであって、
自分で唄うのは楽しいと思うけれど
三味線は面白くないなと
実はずーーっと思ってました。
なんせ、私の場合、スタートが津軽三味線ですから。
ガンガン弾きまくるやつをやってきてるから。
地歌の三味線って、手数も少ないし
音色もちょっとこもった感じで、
だから最初は避けてたんですよ。
私がやりたい三味線はこれじゃない、って。
それから10年くらい経って
津軽だけじゃなくて古典の三味線を勉強したいなと
思い始めたタイミングで師匠と出会って
やり始めたものの、ほんとに正直な話、
地歌の三味線の良さって分からないままでした。
だから、唄の稽古に行ってる、という感覚で。
それが
昨日、ひとりで稽古していて急に、
「三絃を ぽつん ぽつん と 弾く」
というイメージが体に降りてきた気がした。
唄いながら
あ、ここで一撥、音を落としていく、
みたいな意識が突然うまれた。
太棹はやっぱり”鳴らす”意識が必要だけど、
それとは違う、でも、丁寧に、
狙いすましたタイミングで置いていく、みたいな。
正解かどうかは分からないけど、
自分の中で何か噛み合った感じ。
ひそやかな昂奮。
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►演奏予定
11月20日(金) 三味線三昧@京都・天Q
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