三味線弾きの日常。

おもに津軽三味線弾き唄い。
ときどき地歌・上方唄。こっそり義太夫三味線。
三味の音を一人でも多くの人に届けたい。

良いお年を!

2020年12月31日 | 三味線のはなし
2020年も残りわずか。

こんなにも”ライブ”が困難な世の中になるとは
夢にも思いませんでしたが、そんな中で
改めて自分にとって大切なことは何か、と考えると
”音楽を通して人と繋がれること”になるのかと思います。

この1年、コロナ下ではありましたが、
結構あちこちで演奏させていただき、
改めて、その有難さを感じました。

というわけで、そんな2020年の音楽活動をまとめてみました。
BGMは、津軽三味線弾き唄い「紅蓮華」です。


すっかりマンスリーになった天Qライブ、
緊急事態宣言明けの初ライブもやはり天Qで
なんだかとてもホッとしました。
音楽のある日常がそこにあって、
音楽を通じての仲間に会える。
レギュラーになった”三味線三昧”では
最近は全員セッションで締めるのが定番になって
そういう楽しさを知る大人になれたことが嬉しい。

そして、今年は古典に本気で取り組みたいと
強く思うようになった年でもありました。
定番でやれる津軽三味線のレパートリー、
即興的にやれること、
その楽しさもあるけれど、
古典をやることで自分の力が確実につく、
そして、こちらが本気になればその分
応えてくださる師匠がいる、
今やらなければならないと思うのです。


振り返れば、この5年、
音楽を通してたくさんの出会いがあり、世界が広がり、
演奏の機会もどんどん増えました。
それは本当に幸せなことで、
お声をかけてもらえることが嬉しい。
どんなに小さなライブでも
そこには一期一会の出会いがあり、
何かしら自分の糧になるものがある。

しかしながら、
義太夫でプロ入りしたこともあり
常に目の前の課題に追い立てられる日々、
来年はもう少し落ち着いて、というか、しっかりと、
とことんまで挑戦したい。
そのための時間を持ちたい。
昨日も書いたような気がするけど(笑)
自分の100%を出し切らないと出来ないものを作りたい。
そして、古典をしっかり学びたい。
古典の基礎の上にオリジナルを作りたい。
ずっと、そう思ってきたことが、
やっと現実に見えるところに来たような気がする。
またひとつ区切りの年を迎える予感。

それでは皆さま、良いお年を。
来年も引き続きどうぞ御贔屓に。


 椿紅静月×松浪千静×豊澤住静
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►演奏予定
 1月6日(水) 邦楽の宴@京都・天Q
 詳しくはこちら
►演奏依頼 承ります
 ステージイベント、パーティ、ブライダル、レクチャーコンサート、
 ワークショップなど、三味線出張演奏いたします。
 小さな会場でも、ご予算が少なくても大丈夫。
 ブッキングライブ、コラボレーションなども歓迎。


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