三味線弾きの日常。

おもに津軽三味線弾き唄い。
ときどき地歌・上方唄。こっそり義太夫三味線。
三味の音を一人でも多くの人に届けたい。

「三味線よされ」という曲。

2018年12月19日 | 三味線のはなし
名古屋・得三での二代目高橋竹山先生の演奏は
三味線よされから始まった。



三味線よされは初代竹山師が
とても大事にしていた曲だといいます。

地味な曲だけど
とても味わいのある名曲。
私も大好きで、
ソロのときはたいてい最後に弾く。

これは本当に竹山流の人しか弾かないし
弾けないと思う。

よされ節にも
いろんなスタイルがあるけれど、
私にとっての最高峰は三味線よされだ。

他の人がどんなふうに弾いていようとも
私が目指すよされ節は他にはない。
これは譲れないこだわりなのです。
もうずっと前から。
それで喧嘩別れみたいになった前例もあったりする。

二代目の演奏が
私が昔習ったのと、ほぼ同じ手だったのは
嬉しかった。この道を進もうと思えた。

考えてみたら
そこまでのこだわりとか
はるばる名古屋まで演奏を聴きに行くとか
そういう情熱を傾けられるのはやっぱり津軽三味線だけなのだなぁ。

最後に残るのは
きっと十九の恋人。
その一挺にすべてのエッセンスを注ぎ込んで
自分の音を作りたい。



Shamisen + vocal 松浪千静
Official website
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►ライブ予定
1月4日(金) 天Q新春邦楽の宴
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 ステージイベント、パーティ、ブライダル、レクチャーコンサート、
 ワークショップなど、三味線出張演奏いたします。
 小さな会場でも、ご予算が少なくても大丈夫。
 ブッキングライブ、コラボレーションなども歓迎。
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