(トムヤンクン1)
昨日、池袋へ行くという、カミさんのお供で、
用も無いのに一緒に出かけた。
昼食時間に近づいたので、どこかで腹ごしらえをしようとしたら、
タイ料理のお店の看板が目に付いた。
2002年11月に、恐る恐る、ヨーロッパで唯一訪問し損なった
イギリスに行きたいと、カミさんに話すと、「七ヶ月も入院していて体力が無いから、
なるべく近いところを訪問して、
体を慣らすリハーサルをしてからなら」と提案があった。
ずいぶん用心深い。ボク自身は、もう十ヶ月もの間、
体力作りに励んで来たという自負心があったが、
入院期間中毎日、見舞いに来たカミさんに救われて、
何とか耐えてきた入院生活であったので、
とても反論など出来なかった。
実際には、長いベッド生活で足の筋肉は衰え、足の裏の筋肉などは、
十ヶ月鍛えたとはいえ、少し早足に歩くと痛い。
素直にカミさんの言うことを聞くことにした。
近場といえば、東南アジアの航空距離の短いところが、旅行のターゲットになる。
小学生時代から、一度は訪ねたいと長年夢に描いていた、アンコールワットがある。
許しが出れば、やることが早いのがボクの長所。すぐ旅行社に
電話して、「ヴェトナム、カンボジア、タイを訪ねる6日間」を予約した。
夫婦二人だけで催行するツアーであったから日程さえ決まればOK。
すぐ行くことに決まった。
<つづく>