今朝がたラジオを聴いていて、
インタヴューを受けている女性が、
「ボッチ死の館」を描いた作者だということが分かった。
話を聞いているうちに、
以前イラストレーターの仕事をしていた人が、
漫画を描こうという気になって始めたらしい。
やがてご主人を無くし、
ある時 周りを見ると、
ご主人を無くした女性がずいぶん沢山いることに気づいた。
住まいは多摩ニュータウンの集合住宅である。
太平洋戦争後の若者たちが結婚して住む家に困っている時代、
関西の千里ニュータウン、東京の多摩ニュータウン、
高島平団地など大型の団地が出来て、
沢山の人たちが住んだ。
その人たちが高齢化して、
平均寿命が短い男性が先に他界して、
残された女性たちが「ひとりぼっち」で住んでいる住宅が増えた。
やがて、そのご婦人たちも、一人また一人と寿命が尽き、
「一人ボッチ」で亡くなって行く、
これが表題の「ボッチ死」で、
そうした一人ボッチの人たちが大勢いる、
多摩ニュータウンの団地を「館」と呼び、
漫画として描いたのが、「ボッチ死の館」である。
集合住宅は、隣の人は誰なのか、
顔も知らない、最近は個人情報が漏れることを嫌い、
各戸に表札は出さないので、
どんな人が住んでいるのかも分らない。
一人ぼっちで、ある日急死しても、
隣近所の人たちも、気にも留めないで、
少し日にちが経って、異様な臭いが漂うことで、
真相がわかる。
そんなニュースが重なったりして、
集合住宅内で、コミュニケーションをとるよう、
考えられ始めている。
ここまではラジオのインタヴューで聞いたが、
後は眠ってしまったので、
この漫画を買って、どんな内容か、
読んでみたいと思っています。
「女流作家が”現代”を描く」というキャッチフレーズですが、リアリティが有り過ぎて、何だか暗くて怖い印象でした・・・
自分の人生を、あるいは未来を描いたのでしょうか?
「のらくろ一等兵」とか「スヌーピイ」とか、
「さざえさん」とかですか?