楽しんでこそ人生!ー「たった一度の人生 ほんとうに生かさなかったら人間生まれてきた甲斐がないじゃないか」山本有三

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爺(じい)の授業参観

2004年06月16日 09時12分00秒 | つれづれなるままに考えること
(授業参観)
倅や娘の時は、授業参観などついに出席したことがなかった。
家族に餌を運ぶのに夢中で仕事をして居たからである。
子供たちが親になり、孫をもつ身に成って、
授業参観を一度してみたいと思った。

先だって、孫の運動会を見に行って、
その帰りに倅に申し込んでおいた。

そんな気持ちになったのは、
孫娘が80m走で一位、四年生のリレーには、
クラス代表でキャプテンを務め、アンカーを走ったからだ。
もともと走るのは好きだったようであるが、
勉強もよく出来ると本人が言っていたからである。

最近小学校で起きる問題、新聞紙上を賑わす問題が、
何処にあるのかを、もし察知できれば
良いとも思っていたが、
そんなことは少しも感ずることが出来なかった。

当日は倅と一緒に行くことにした。
何と言っても、子供たちに関係のない人は、
学校に入ることさえ難しいと思ったからだ。

学校に入るときには、特にチェックもなかったが、
父兄は沢山来ており、誰もが写真入りの入校証を
首からぶら下げていた。
つけていなかったのは、ボクだけであったが、
誰も疑わしい目で見ることはなかった。
倅となんだかんだと話していたからであろうか?

授業は四年生合同で、九月に実施予定の林間学校(?)
今ではセカンド・スクールというらしいが、
その行き先と行動予定、どんな目的で行くのかの説明。

その説明が行われたのが、なんとパソコン・ルーム。
部屋の周りに20台のPC端末が置いてあり、
各端末の前には、椅子が三つ置いてあった。
PCには、前年行われたセカンド・スクールの内容を
ホーム・ページで紹介されており、
写真と文章が残されていた。前年の四年生が作ったものである。

今度の四年生もセカンド・スクールが終わると、
HPを作成することで、PCに慣れていくのであろうか?
今回は見ているだけであるが、
マウスなど勝手に動かして見ている。

これでは、先だってニュースになった小六の
女子殺人事件のメールのやり取りも、
内容はともかく、簡単に日常茶飯事に行われて不思議はない。

四年生の三クラスが一同に集まっていたが、
よく見ると、男子生徒の人数は女子生徒のおよそ倍の人数である。

これは驚きである。
もともと、男子の出生率は女子のそれより多いとは聞いていたが、
男子は生命力が弱く、未熟児は育たず、
病気で死んで行くのは男子が多かった。
また、成長段階で男子は無鉄砲というか、乱暴というか、
事故が原因で死亡する人数が女子より多く、
成長した段階で、男女の数が拮抗するようになるのが、
自然の摂理というように聞いていた。

しかし最近では、医学の進歩で、未熟児も生き延びるし、
病気でも死んで行くことは少なく無くなった。
したがって、男子の数は女子より多くなっているのであろう。

一人の男性として将来を考えると、大変なことになる。
一人の女性を少なくも二人で取り合うことになるからである。

ボクが今、将来を憂いているのは、
孫娘の同級生の男子生徒のことであるから良いが、
これが孫息子のこととなると、
手をこまねいているわけには行かない。

容姿は生まれつきだから仕方ないが、
しっかり勉強して、スポーツも万能で、
エチケットやマナーもしっかり身につけ、
生活力があって、よきパパになれる、
そんな男性に育たなければ、
理想の結婚相手が見つけられそうにもない。

ボクの人生でないからよいが、
一生独身で過ごす男性が続出する(?)

あるいは、国際結婚が当たり前になり、
そして人口が十億もあるという、中国や
インドの女性と結婚するということになるのであろうか(?)

はたまた日本人女性との結婚にあぶれた男性は、
肩を落として日本から脱出し、外国人女性と結婚し、
外国で家庭を築くことになるのであろうか(?)

それにしても日本語だけでは通用しないから、
少なくも英語くらいは当たり前に話せないと、
一生が暮らせない。

今後の日本人男性が思い遣られる・・・

そんなことを考えながら、授業参観を終えた。

孫娘が終わり際に

「おじいちゃん、来てくれて有難う」と

お礼を言いに寄ってきたのが、
ただただ嬉しかった。





コメント
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