楽しんでこそ人生!ー「たった一度の人生 ほんとうに生かさなかったら人間生まれてきた甲斐がないじゃないか」山本有三

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吉野山 観て歩る記(金峯山寺)

2015年05月20日 09時02分02秒 | ひとり歩き旅
[吉野山]の文字をみて、皆さんは何を思い浮かべられるのでしょうか?

やはり桜? いいえお相撲さん?
それとも和歌ですか、百人一首ですか?
或いは南朝の後醍醐天皇、それとも忠臣の児島高徳?
それとも芭蕉が慕った義経、弁慶、西行法師?
いいえ、もっと後の太閤秀吉の花見?

(吉野山の桜の写真)

いろいろあるでしょうが、
ボクはやはり「下千本から始まる桜、奥千本が花開くころの中千本の葉桜」の新緑、
それに黒蜜と一緒に食べる「葛きり」、
カミさんに言わせるとちょうど筍のシーズン、美味しいタケノコが食べたいそうだ。

(黒蜜と葛きり)


(葛きりのお店)

吉野山観光協会によれば、
(吉野山とは、大峯連山の北の端から、南に約8kmつづく尾根一帯を指します。

また大峯信仰登山の根拠地でもあり、修験道の霊場とされてきました。
霊場「吉野・大峯」と「熊野三山」を結ぶ修行の道は「大峯奥駈道」と呼ばれ、
今日でも修行が行われています。

2004年7月、吉野山を含む「紀伊山地の霊場と参詣道」が、
ユネスコの世界遺産に認定されました。―後略)とある。

大峰山は古来修験道の聖地で、目もくらむような崖の上で、
崖下に頭を向け両足首でさかさまに吊るされる姿で、
精神を統一し、悟りを開く修行をしたと、
子供の頃度々両親から話を聞かされた。
それが桜で有名な吉野山であったとは、この旅で初めて知った。

修験本宗の総本山金峯山寺による説明を要約すると、
(吉野山から大峰山に至る一帯を金峯山と言い、
人々を迷いや苦しみから救い、悟りの世界に導くために、
役行者が(えんのぎょうじゃ)が金剛蔵王権現を祈り出された。
そして、そのお姿を山桜の木に彫刻し、
吉野山にお堂を建ててお祈りをしたのが蔵王堂の起こりであり、
金峯山寺の始まりです。)

吉野川を桜橋で渡り、
本来なら千本口駅からロープウエイで山上駅へ出るところであるが、
観光バスの駐車場まで行く。
ガイドさんの話では、
(桜は上千本から上の奥千本で見ごろのように思います。
奥千本に行くには、上千本まで歩きすぐケーブルバスに乗って下さい。
バスの本数に限りがありますので、帰ってくるのにギリギリです。)と言う。

ボクは歳で、そんなに急ぐのは御免こうむって、
中千本の葉桜で我慢することにした。
しかし群馬県の高崎からおいでになったご夫婦は、
何が何でも吉野山の見事な桜を見たくてツアーに参加したのでと、
急いで、バス乗り場へ向かわれた。
少し進むと、金峯山寺の黒門がある。
次に銅の鳥居が見え、その先の階段の先に仁王門が見える。
養生シートを巡らして工事中である。

(金峯山寺の黒門)

(名勝 吉野山の石柱)

(銅の鳥居)

(金峯山寺の仁王門)


その先へ迂回道路を進むと、右手の階段にある「蔵王堂の石柱」脇を抜けると、
金峯山寺本堂 蔵王堂が見える。

(金峯山 蔵王堂の石柱)

(金峯山寺 本堂)


金峯山寺の本尊は、蔵王権現三体のほか、多くの尊像を安置していると言う。

(蔵王権現の扁額)

(蔵王堂の大提灯)

(提灯下に金峯山寺とある)





コメント (18)
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