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楽しんでこそ人生!ー「たった一度の人生 ほんとうに生かさなかったら人間生まれてきた甲斐がないじゃないか」山本有三

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吉野山 観て歩る記 4(竹林院)

2015年06月12日 07時02分53秒 | ひとり歩き旅
(竹林院)
吉水神社の一目千本で吉野山の青葉を堪能して、
更に上の方に進む。
ここから上り坂はかなり急で、
この坂の先へは、次回来た時にしようかと思ったほどであった。

しかし、大勢の人たちが坂上から降りて来るところを見ると、
この坂の上に、もっと素晴らしい何かがあると勝手に決めて、
重い足を運んだ。
(喜蔵院)

(桜本坊)


坂の途中左手に曰くありげな「喜蔵院」、
もう一つ先に「天武天皇、持統天皇勅願所 桜本坊」がある。

さらに先の右手に目指す「竹林院」があった。

(竹林院の門)

(宿坊玄関の扁額)

(護摩堂)


竹林院縁起によると、
(聖徳太子が開創して椿山寺と称する。その後義経が逃げてきたとき、
頼朝より追討の書が当院に送られてきた。
南北朝対立の後、後小松天皇の勅命により竹林院と改称さる。
庭園は群芳園と言い豊太閤吉野観桜の時、千利休が築造したもので、
桃山中期の名園で大和三庭園の一つと言われる。(後略)
竹林院の「護摩堂」には、本尊の木造彩色不動明王像を中心に、
同じ造りの役行者像、蔵王権現の3尊が安置されていると言う。

現在は、吉野山 名園の宿坊「竹林院群芳園」として知られる。
早い話、由緒ある旅館ですね。
(*)大和三庭園は当麻寺「中の坊」、大和小泉 「慈光院」の庭、竹林院群芳園。

(竹林院群芳園)

(群芳園宿坊)

(その玄関と庭園入口)

(庭園入口)

(庭園)

(山上の借景庭園)

(天人の桜)

(奥から見た庭園)

(山上への登り口にある苔むした東屋)


山上には、お堂やら、新古今和歌集にある 藤原雅経の歌碑があり、
上から見渡す景色もまた格別であった。
藤原雅経の和歌は、

・み吉野の 山の秋風 さ夜ふけて
           古郷寒く 衣うつなり
と読める。

(山上の藤原雅経の歌碑)

(山上のお堂)

(山上から見た宿坊)


山から下りてきたところに、西行法師の歌碑があった。

・吉野山 こぞのしをりの 道かへて
       まだ見ぬかたの 花をたづねむ

と読むようだ。

(西行法師の歌碑)


コメント (4)
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