楽しんでこそ人生!ー「たった一度の人生 ほんとうに生かさなかったら人間生まれてきた甲斐がないじゃないか」山本有三

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吉野山 観て歩る記 3(吉水神社 2)

2015年06月04日 16時30分30秒 | ひとり歩き旅
(吉水神社 2)

吉水神社入口を入ると、左側にこじんまりとした美しい庭園がある。
池の傍に佇んでいると、静寂に身をつつまれる想いがする。

(門を入った右側の庭園)

(吉野山が借景となる庭園奥の様子)


想いがすると書いたのは、本日は平日にも関わらず、
後ろの方で女性の方々が、かしましく騒いでいたからだ。
何だろうと振り向くと、展望台になっており、
「一目千本」の立札通り、目の前に広がる吉野山が全景を見せている。
花の頃は、さぞ美しいであろう、
今は、青葉若葉が目に沁みる。

(一目千本の立て看板)

(一目千本、花の後の新緑の美しい吉野山の様子)

(吉野山の新緑)

(唯一日陰に残る吉野のさくら)

(吉野山の新緑)


その展望台の左隣に、「弁慶の力釘」の立札があり、
弁慶がその自慢の力を見せんと親指で石に釘を打ち込んだと言う。

(弁慶の力釘)


その先に吉水神社の書院がある。
これが日本建築史上最古の書院として、
ユネスコにより世界遺産に登録された書院であるが、
ただいま修復中ですっぽり養生シートが掛けられていた。
書院内には、後醍醐天皇の御製の和歌や義経家来の佐藤忠信の兜、
役行者像、弁慶の七つ道具、秀吉愛用の金屏風など、
重要文化財が多数展示されていて一見の価値がある。

(太閤秀吉愛用の金屏風)

(後醍醐天皇御製の色紙)

(役行者像)

(佐藤忠信の兜)


後醍醐天皇の御製の和歌お読みいただけましたでしょうか?
和歌は、
「花にねて よしや吉野の よし水の
           まくらのもとに 岩はしる音」 御製 

この書院の北側には、南朝の後醍醐天皇が京都に向かって祈られた
北闕門(ほっけつもん)があります。
ここは邪気払い所として、古来より山伏たちは、
無事平穏を祈り、九字による邪気払いを行ったと言われる。
後醍醐天皇 辞世の句、

「玉骨(ぎょっこつ)は縦(たとい) 南山(=京都)の苔に 埋まるとも
          魂魄(こんぱく)は常に 北闕(ほくけつ)の天を望まん」
*筆者の勝手気ままな訳、
(自分の身は 例え吉野の苔に埋もれても、魂は何時も、みやこの空を仰ぎ見ることだろうよ)

(北闕門)

コメント (8)
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