御衣黄(ぎょいこう)と読み、古くは高貴の方が、
お召しになった衣服の色を言う。
ご近所の龍福寺に咲いた黄緑色の八重サクラの名前。
「御衣黄」
(龍福寺境内の御衣黄)
(御衣黄2)
この桜、しばらくすると色が変わる。
最後に薄いピンク色になる。
話は全く変わりますが、
八重サクラは普通ピンク色である。
よく目出度い結婚式の披露宴などに、
さくら茶が出てくる。
僅かに塩分のあるピンク色のお茶(?)で、お茶碗の中を覗くと、
一~二個の八重の桜の花が浮いて居る。
この桜の花漬けを中山道を歩いて居る時に、
たった一軒、桜の花漬けを作って売って居るお店があった。
お土産に買って帰ったが、同じものが造れないかと思い立ち、
チャレンジした。
まずサクラの花の採集であるが、
毎日、訪れる公園に数本八重サクラが生えているが、
花を採集するには枝が高い所にあって、採集が難しい。
探しあぐねて、帰ろうとしたら、
帰り口に低い枝の八重サクラがあるではないか、
しかし、サクラは歩道のすぐ近くにあって、
しかもその先にはバス停があり、
バスを待ちながらサクラの花を愛でる人が、
結構絶えることなくいらっしゃる。
サクラを愛でる人の前で花を採集するのがはばかられる。
どうしたものか、思案のしどころである。