楽しんでこそ人生!ー「たった一度の人生 ほんとうに生かさなかったら人間生まれてきた甲斐がないじゃないか」山本有三

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安積山(あさかやま)公園(芭蕉の道を歩く 40)

2014年06月19日 10時30分09秒 | 芭蕉の旅
(花かつみ)

(奥の細道【十】安積山)
郡山市によれば、
(浅積山を松尾芭蕉と曽良は、
元禄二年五月一日(新暦1689年六月十七日)、
「奥の細道」紀行でここを訪れ、
「安積山」では「万葉集」に詠われている
「花かつみ」を尋ね歩いている。
「奥の細道」には次のように記されている。
「等躬が宅を出て五里斗(ばかり)、桧皮(ひわだ)の宿を離れてあさか山有(あり)、
路より近し。此のあたり沼多し。
かつみ刈る比(ころ)もやや近こうなれば、いづれの草を花かつみとは云ぞと、
人々に尋(たづね)侍(はべ)れども更(さらに)知人(しるひと)なし。
沼を尋ね、人に問い、「かつみかつみ」と尋ねありきて・・・」)とある。

東北本線日和田(ひわだ)駅を出て、旧道に出る。北に向かって十分ほどで、
左側に農協の広い駐車場に出る。
右側に小山があるが、それが安積山で、
「安積山公園」の大きな石碑が建っているので分かり易い。
(安積山公園入口)

駐車場は公園を通り過ぎて、
最初の信号を右に少し行った所に大きなものが二か所ある。
そこに駐車して、公園に入ろうとしたところ、
どこも縄張りがしてあって、公園に入れない。
よくよく見ると、にわか作りの看板があって、
「地上50センチのところで放射線が確認されたので、
除染が終わるまで立ち入り禁止です。」とある。

考えてみれば駐車場に車が一台もないのに、
「オヤッと思った」どんなに辺鄙なところでも、
公園となれば、普段であれ、休祭日ならなおのこと、
車が十数台は停まっているはずが一台もない。
よくよく見渡すと、この山裾の全体に縄張りがしてある。

しかし、福島原発が地震で倒壊して、もう三年経つ。
しかも原発の場所から少なめに見ても50キロメートルはある場所だ。
そこにまだ除染が必要な場所があるとは予想もしなかった。
福島の復興は原発からの復興であり、
まだまだ先の事であることがよーく分かった。

中に入れないなら仕方がない。
外から安積山公園の大きな石の案内をみて帰ろうとすると、
石碑の手前に、芭蕉が探したという「花かつみ」草が花開いている。

「芭蕉が花かつみ、花かつみと云って探し求めた草は何だとお思いですか?」
後の芭蕉の研究者によると、花かつみは学名「ヒメシャガ」のことのようです。
(花かつみのヒメシャガ)

・安積山 若草は知る シーベルト  hide-san

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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんばんは (ytakei4)
2014-06-19 22:20:54
父から金はもらわなかったですよ~
福島原発の本を読みました。いつ
収束するか?
返信する
日めくり奥の細道 (更家)
2014-06-20 10:46:48
毎朝7:10からのBS「新日本風土記スペシャル」の「日めくり奥の細道」を、毎日見ています。
旅人は、女優の佐藤藍子です。
今日は宮城野、来週は塩竃から平泉までです。
返信する
ytakei4さん コメント有難うございます (hide-san)
2014-06-20 17:16:49
お父さんかわいい息子に全部くれませんでしたか。

福島原発はチェルノブイリと同じで、
収束は見込めないでしょう、
だから小泉さんや細川さんが、「原発 0」を唱えて運動していると思います。
返信する
更家さん コメント有り難うございます。 (hide-san)
2014-06-20 17:21:34
BS何チャンネルですか?
見てみたいものです。
返信する
大阪から今晩は~♪ (鉄ちゃん爺や )
2014-06-21 19:37:14
郡山駅の次が日和田駅でしたね、何故か15年ぐらい前に家内を連れて
埼玉から二本松の菊人形を観に行った時に
停車した駅で覚えていますね。

帰りは磐梯山の方へ抜けて東山温泉で1泊しましたけど。

翌日はお城を見学して会津若松から鈍行で新潟まで抜けた旅でした。
返信する
さすが、よく歩いていらっしゃる (hide-san)
2014-06-22 10:37:32
何にもない辺鄙なところをよく歩いていらっしゃいますね。
驚きです。
返信する
今日もどこかに? (abms4144)
2014-06-23 08:54:59
芭蕉が訪れた多くの河も沼も、また小さな垂水も
消えたかと思われますが~まだ当時を偲べるように
残されているものも多いのですね。

大きく改造が進む都市や都市周辺
残されているものを見るだけでも~涼しさが感じられますね!。
返信する
abms4144さん コメント有難うございます。 (hide-san)
2014-06-23 13:38:25
意外に芭蕉の足跡は残っています。
地方の小都市では、特に大切にして居ます。
返信する

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