今日は、谷のお寺で報恩講があるのでお参りに行って来ます。
お寺の報恩講にお参りするのは、初めてです。
朝から栃の皮むきの手伝いに来て欲しいと電話がありましたが、30日に水が止まってしまうので、
それまでに後始末を しなければと お断りをしました。
お勤めが始まるまでには 降りて行こうと 思っています。
冬は空気も澄んでいるのか、時々谷の山内さんの家の犬の鳴き声が聞こえて来ます。
御所が原で報恩講をしていた時は、雪道をカンジキを履いて親戚の家によばれに行っていましたから
12月に入ってから 行われたみものと 思います。
お膳には、秋までに採り入れた野菜の煮物、ナマス。ゼンマイ。蕗。ワラビ。などの和えもの、漬物、などがありました。
精進料理でしたが とても美味しいもの゜でした。
ご飯は 大きな漆塗りの椀にワッパを乗せて型抜きをしたもので、御所が原では 5合から6合のご飯が入っていました。
それを全部たいらげると お代わりがもらえると言うので、他のおかずは 食べずに、味噌汁だけをおかずに食べたものでした。
中学生の時は なんとか全部食べることが出来ましたが 懐かしい思いでです。
谷の村では、米があまり採れなかったのか、モッソウ飯ではなく 椀にご飯が入っているだけのもの゜でした。
報恩講は 一年に一度の大きな行事ですが、そのほかにも お講さまというのがあって、これも宗教行事ですが お勤めのあと
御開山さまのお話や説教話を村の長老の人たちが次々と語り 囲炉裏を囲んで 子供たちも聞いていました。
各家々から 煮しめ、漬物、ご飯などを持ちより、お講が開かれる家では大根と豆腐の味噌汁が振舞われました。
ブータン国じゃないですが、今よりも精神的には豊かな生活が出来ていたと思います。
せめて、谷、東山、御所が原を 昔の百姓が持ちたる国。として 独立出来たら素晴らしいと 思っています。