そうなんだ。

外国語で知ったこと。

ストーカー   英語

2014-04-07 13:00:00 | 語学
テレビ・雑誌等の人生相談や悩み相談に関心無いのですが、
土曜日朝日新聞の別刷り『be』の 「悩みのるつぼ」 は、
必ず読みます。

それほど深刻そうではない悩み相談に、4人の回答者が順番に
答えていて、 これがなかなか面白い。

最近私の中で、

なるほど、そういうものかもしれない・・・

と気付かせた内容は、先月のもので回答者は美輪明宏さんでした。
70代後半の男性からの相談です。 要約しますと

若い頃、仲良くしていて好意を寄せていた女性がいた。
自分が転勤になり、告白というものをせずに離れ離れになった。
連絡は途絶えたままだが、残り少ない人生となった今
彼女に再会したい。 手をつくしたが所在がわからない。
何か良いアドバイスがほしい。
自分の妻は健在だが、彼女の夫は亡くなっている。

この男性の気持ち、わかります。
年を取って、自分の人生を振り返った時に
昔好きだったあの人は今どんな風なんだろう・・・
昔のように優しい目をしているかしら・・・
『あの頃、好きだったのよ』と
遅まきながらの打ち明け話や、思い出話でもしてみたい。
自分も残された時間が少なくなったら、こう思うかもしれません。

これに対する美輪さんのアドバイスを要約します。

エアーギターならぬエアーラブで我慢しなさい!

というものでした。

相談者は勝手に妄想を膨らませている。
あわよくば愛人関係でも結ぼうという心積もりなのか?
彼女も相談者を素敵だと思っていたら、かつて積極的に接近して
きたはず。 
独り相撲をしている。 目を覚ましなさい!
彼女の所在がわからなくてよかった。 
未練の墓場・ストーカーになる危険がありましたよ。

うぅっ・・・。
確かにお相手の女性は、どうでもいい男性が居所を探しだして
訪ねてきたとしたら引くでしょう。 
これは、男女逆でもいえることです。
自分にとっては感激の再会でも、あらゆる手段を使って探し出された
側は、ストーカーと受け取る可能性もあるのです。
そういうものかもしれません。

リッスン→リスナー、 スキー→スキーヤー プレイ→プレイヤー

動詞+ er で、それをする人になります。
ストーカーにも元になる動詞があるのでしょう。

「stalk」(ストーク)・・・そっと~の跡をつける・~に忍び寄る

「stalker」(ストーカー)・・・ストーカー・《獲物に》忍び寄る人

“思い出すだけにする” に考えが変わりました。



コメント (3)
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