そうなんだ。

外国語で知ったこと。

ボイコット   由来

2015-03-13 13:00:00 | 語学
英和辞書の 「boy」 の欄から下にさがっていくと

「boy」・・・男の子
「boycott」・・・ボイコットする・ボイコット
「boyfriend」・・・男友達
「boyhood」・・・少年時代
「boyish」・・・少年らしい

“男の子” 繋がりの意味の中で
なぜボイコットだけ、男の子と関係ないのか・・・。

boycott - boycotted - boycotted

名詞としての働きも、動詞としての働きもします。

由来は人名でした。

『アイルランドの英国人土地管理人Charles Boycott(チャールズ ボイコット)は
 1880年、借地人からの地代引き下げ要請を却下しました。
 すると借地人らは、地代の一切の支払いを拒んで対抗しました。』

日本にも江戸時代、農民が領主・代官の悪政や過重な年貢に対して
集団で反抗した百姓一揆がありました。
しかし、あちらではチャールズ・ボイコットさんが
悪代官ならぬ悪土地管理人に相当したのかもしれません。

ダサイといえば、ダサイ話ですが
衝撃的な事件だったからこそ、彼の名前が語り継がれたのです。

そして今では
団結して物事や人を排斥すること・商品を買わない事
などをボイコットと表現し、動詞としても 現在・過去・過去分詞
が規則的に変化する英語として、私達は認識しています。
当のボイコットさんは、されちゃった側ですが。

でも、 こういう形で後世に名が残るって、どうなんでしょう。
もし、ボイコットさんという名字のイギリス人に
お会いすることがあったとしても・・・ 
この件には触れない方がいいのでしょうね?

知れば知ったで、いらぬ気を使ってしまいそうです。



~お知らせ~

来週は京都へ小旅行に出ますので、月曜日と水曜日はお休みします。
金曜日にお会いしましょう。

コメント (6)
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