そうなんだ。

外国語で知ったこと。

鬨(とき)の声 英語

2018-04-14 17:05:53 | 語学

私が勤めるクリーニング店の同僚の一人も、この 『そうなんだブログ』 を読んでくれます。
彼女が 「よその国では “えい・えい・おー!” は、どんな風に言うのかなぁ」 と
ブログネタを提供してくれました。

今回はよその国の言い方ではなく、この「えい・えい・おー!」について調べてみます。

この「えい・えい・おー」は  “鬨(とき)の声” などと呼ばれます。
この言い方は知っていますが、私の中では “鬨(とき)” の意味がはっきりしていません。
良い機会ですので、広辞苑を引きました。

「鬨」(とき)・・・合戦の初めに全軍で発する叫び声。 味方の士気を鼓舞するとともに敵に向かって、戦いの開始を告げる合図とした。

やり方も書いてあります。

大将が「えいえい」と発すると、一同が「おう」と声をあげて合わせ、三度繰り返すのが通例。
確かに戦国時代劇では、大将が「えいえい」で、その他の者が「おー」と言っています。

全員が一緒に「えい・えい・おー」とは言わないのですね。

ちなみに
勝鬨(かちどき)は、合戦に勝利したときに、いっせいにあげる鬨の声です。

挑戦する時、または追い込まれた時や忙しい時。
気持ちが萎えそうな時にも、言うでしょうか。

「よーし、頑張ろう! えいえいおーっ!」 

と、一人で腕を振り上げながら、鬨の声を上げることがあります。
私にとってより有効なのは、言いながこぶしを振り上げること。
実際、気持ちが高揚します。 やる気がジワジワと・・・(!?)

その昔、
戦国サムライたちが生死を分ける戦いを前に、気持ちを鼓舞するにあたって
発していたのが、わかる気がします。
「おーっ」で、心の弱い部分を吹っ飛ばすことができそうです。

鬨の声も、英単語の方が意味の分かりやすい単語です。

「battle cry」(バトル クライ)・・・ときの声・(闘争の)スローガン

直訳が “戦闘の叫び” ですから、イメージしやすいです。

よその国の “バトル クライ” については、戦国物の外国映画やドラマを観るときに意識します。
気が付いたら、ご報告しましょう。









コメント (2)
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