そうなんだ。

外国語で知ったこと。

ネコババ   漢字

2018-04-21 10:41:57 | 日記
お正月気分もそろそろ終わった辺りの1月の出来事です。
外出中の娘からLINEではなく、電話がかかってきました。

誰もいない ATM  の前に一万円札が落ちていた。
拾ったけどどうすればいいだろうか? 

もちろん
このまま、もらっていいかどうかの確認でしょう。

道ならばともかく、 ATM にはセキュリティーカメラが設置されています。
娘が一万円札を取得する姿は、すでに記録されているでしょう。
ネコババは法律的にも禁じられています。遺失物横領罪。

ところで、ネコババを漢字変換したら 「猫糞」(ねこばば)と出ました。
“猫のくそ” と書いて、ネコババと読む。
早速、我が家の広辞苑を引いてみましょう。

「猫糞」(ねこばば)・・・猫が脱糞後、足で土砂をかけて糞を隠すことから、悪行を隠して知らん顔をすること。

このような謂(いわ)れがあったとは知りませんでした。
関東では「糞」のことを「ババ」とは言いませんが、関西の友人は言っていました。

関東では ♬ みっちゃん、みちみち、うんこたれて~ ♬
関西では ♬ みっちゃん、みちみち、ばばこいて~ ♬

若い頃に、妙に感心した記憶があります。

「ネコババ」は関西発祥の言葉かもしれませんね。
私は関東人だから、意味がピンと来なかったのかもしれません。

それでは
話を娘との会話に戻します。

私 「ATM に設置されてる電話で銀行の人に伝えれば?」

応対した電話口の銀行員が言うには、ATM から出た時点で銀行のお金ではないので
最寄りの警察に届けて下さいとのこと。

面倒くさいなー。 と言いながらも、娘は交番に持って行ったようです。

あれから3カ月。 
結局というのか、思った通りというのか、落とし主は現れず
一万円札は、正規のルートで警察署から娘の手に戻ってきました。

拾った時以上に喜んでいます。
あそこで猫糞をしなくて良かったね。

コメント (4)
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